犬がメロンを食べると肥満の原因に!適切な与え方と注意点について紹介

甘くてみずみずしいメロンは人気の果物ですが、犬が食べても大丈夫なのでしょうか。獣医師によるとメロンは犬が食べても大丈夫な果物のようですが、食べ過ぎは肥満の原因となるとされています。今回は、犬にメロンを与える時の適切な与え方や注意点をご紹介します。

犬がメロンを食べると肥満の原因に!適切な与え方と注意点について紹介

目次

  1. 犬はメロンを食べても大丈夫?
  2. 犬にメロンを与える時の注意点
  3. 犬にメロンを与える時のポイント
  4. 犬が食べてもいい果物を紹介
  5. 犬にメロンを与える時は要注意!

犬はメロンを食べても大丈夫?

甘くてジューシーで他の果物と比べるとやや高級感があるため、特別な日のデザートとしても人気のメロンですが、人間が美味しそうに食べていると愛犬がメロンを食べたがることもあるでしょう。食べたそうな顔でメロンを見られると、ついつい食べさせてあげたくなりますが、メロンは犬が食べても大丈夫なのでしょうか。

食べても大丈夫だけど注意が必要

メロンを人間が食べているとその香りにひかれて、犬が食べたがることも多いでしょう。メロンは基本的に犬が食べても害はありませんが、あまり積極的に与えるようなものでもありません。メロンの主な成分は糖分や繊維質、ビタミン類です。実は犬はビタミン類を体内で作ることができるため、わざわざ外部から摂取する必要はありません。

そのためメロンを犬が食べるメリットは特になく、さらにメロンは糖分が多く食べ過ぎると肥満につながるというリスクもあります。犬にメロンを与える時には、このような注意点にも気を付けながら少量をおやつ代わりとして与えるように気を付ける必要があります。

メロンは糖分が多くてハイカロリー

メロンを食べること自体は犬にとって危険なことではありませんが、メロンを犬に与える時には色々と注意点があります。特にメロンは糖分が多くてハイカロリーな果物ですので、美味しそうに食べるからと言って食べ過ぎには注意が必要になります。今回は犬にメロンを食べさせる時に気を付けたい注意点についても、詳しくご紹介しています。

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犬にメロンを与える時の注意点

メロンは犬にとって食べてしまっても害のある果物ではありませんので、犬が欲しがる場合には食べさせてもかまいませんが、犬にメロンをあげる時には好きなだけ食べさせて良いというわけではなく、いくつかの注意点もあります。犬にメロンを与える時には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、犬にメロンを与える時の注意点を解説します。

肥満の原因になるため与えすぎない

メロンは甘いことからも分かるように他の果物や食べ物と比較すると、とても糖質の高い果物です。その分カロリーも高いため、食べ過ぎると肥満の原因にもなります。犬の肥満は人間と同じように健康に害を与えるものですので、あまり大量に与えないようにしてください。おやつに食べさせる場合には、餌の量を少し減らすなどの工夫が必要です。

メロンアレルギーの症状をチェックする

犬がメロンを食べても基本的には大丈夫ですが、まれにメロンによるアレルギー症状が発症する場合があります。メロンを犬が食べて見られるアレルギー症状としては、下痢や嘔吐、呼吸がしづらくなるなどがあります。アレルギーの症状は個体差もありますので、初めてメロンを犬に与える時には注意が必要です。

アレルギー症状は食後2時間から4時間ほどで現れることが多いため、初めてメロンを食べさせる時には少量ずつ与えしばらくは犬の様子をしっかりと観察して問題がないことを確認してください。もしメロンを食べた後に犬の様子に異常が見られる場合には、いつどれくらいの量のメロンを食べてしまったのかをメモしておき獣医師の判断を仰ぎます。

また、メロンで交差性アレルギー反応が見られることもあります。もし愛犬がスギ、ブタクサやヨモギ、シラカバなどでアレルギー症状を示す犬である場合には、アレルギー症状が出るリスクが高いのでメロンを犬に与えるのは控えましょう。

内臓疾患がある場合は与えない

メロンには、カリウムという成分が含まれています。カリウムには心臓機能や筋肉機能の調節をしたり、利尿効果があるのですが内臓疾患のある犬には注意が必要なものです。カリウムは通常は取りすぎてしまっても腎臓からナトリウムと一緒に尿として排泄されますが、腎臓の機能が悪い犬はカリウムが体に溜まりやすくなります。

体内にカリウムが過剰にたまると、低血圧や不整脈といった心臓疾患につながってしまいます。そのため元々腎臓の働きが悪くなる疾患を持っている犬や心疾患のある犬の場合、メロンによるカリウム摂取で余計に悪化してしまうリスクがありますので、内臓疾患のある犬にメロンは与えないようにしましょう。

犬にメロンを与える時のポイント

食べすぎやアレルギー症状に注意すれば、犬に少量のメロンを与えることは特に問題ありません。では実際に犬にメロンを食べさせる時には、どのような形で与えればよいのでしょうか。メロンの皮や種は、取り除かずにそのまま与えても大丈夫なのでしょうか。ここからは、犬にメロンを与える時のポイントについて解説します。

皮と種は取り除く

犬にメロンを食べさせる時には、メロンの皮や種は取り除いて果肉のみを食べさせるようにしてください。種や皮に毒性があるわけではありませんが、皮や種は消化が悪いため犬によっては下痢をしてしまうこともありますし、硬くて食べづらいものです。人間がメロンを食べる時と同じように、皮と種を除いた形で、与えてください。

一口大にカットする

また犬にメロンを食べさせる時には、メロンを1口大に小さくカットしてから与えます。犬はあまり噛んで物を食べない習性があるので、あまり噛まなくても良いように犬が無理なく食べられるサイズにカットして与えることが大切です。特に小型犬の場合には大きな塊のまま与えてしまうと、そのまま丸呑みにして喉につまらせてしまう可能性があります。

ご褒美など目的に合わせて与える

メロンは犬に与えても大丈夫な果物ではありますが、メロンを与えることで特にメリットがあるわけでもありません。そのため日常的に与えるのではなく、しつけのご褒美や食欲増進のためなど目的を持って与える様にすることがポイントとなります。

犬が食べてもいい果物を紹介

メロンは犬に害のある成分は含まれていませんので犬が食べても大丈夫な果物ですが、他にも犬が食べることのできる果物はいくつかあります。メロンのようにあまり犬に食べさせるメリットがない果物ですが、反対に犬に積極的に与えたい果物もあります。ここでは、犬がおやつ代わりに食べることのできるおすすめの果物をご紹介します。

バナナ

まずご紹介する犬が食べても大丈夫な果物は、バナナです。バナナはカリウムやマグネシウムが豊富な果物です。バナナに含まれているカリウムは、細胞を活性化させて筋肉の収縮を助けたり、腸の運動を活発にします。また食物繊維も多いので、愛犬が便秘気味であれば便通を助けてくれる働きもあります。ただし、食べ過ぎると下痢をしてしまう可能性があります。

バナナを与える量は、生で20g程度が目安となります。バナナを食べさせる時は皮をむいて、表面の白い筋をとってカットして与えてください。すりつぶして餌に混ぜたり、犬用のおやつを作って食べさせてもOKです。

りんご

続いてご紹介するのは、りんごです。りんごは人間にとっても健康に役立つ食べ物ですが、犬の健康管理にも役立ちます。りんごにはペクチンという成分が多く含まれており、ペクチンは腸内環境を整えて便通を良くしてくれる効果があります。またりんごの皮にはポリフェノールが豊富で、老化予防や歯周病予防にも効果を期待できます。

しかもメロンと比較すると低カロリーですので、ダイエット中の犬にもおすすめです。ただしまれにアレルギーが起きることもありますので、初めてりんごを犬に与える時には注意が必要です。りんごを犬に与える時の適量は、生で20g程度です。種と皮を取って小さくカットしたり、すりおろして与えます。

スイカ

3つ目にご紹介するのは、スイカです。スイカは水分が多く食べやすいので、夏バテ気味で食欲が低下している犬におすすめです。スイカはほとんどが水分で出来ているので低カロリーであり、ほかの果物よりもやや多めに食べさせても大丈夫です。スイカには豊富にカリウムが含まれており、利尿作用があります。

夏バテであまり水分が取れず尿の量が減ってしまっている犬に食べさせると、効果てきめんです。スイカの適量は生で30g程度で、犬に食べさせる時には種を除いて硬い皮を取ってから与えましょう。ただし食べ過ぎると下痢の症状が出ることもあるので、一度に大量に与えるのは厳禁です。

犬にメロンを与える時は要注意!

今回はメロンについて、犬に食べさせても大丈夫なのかやメロンを犬に与えるメリット、メロンを犬に食べさせる時に注意したいポイントや与え方などをご紹介してきました。メロンは犬が食べても問題ありませんが、あまり大きなメリットはないためたまにご褒美程度に与えるのが良いでしょう。メロンの食べすぎは肥満や下痢の原因となりますので、与え方には注意が必要です。

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2023-05-30 時点

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