猫の歯について徹底解説!猫も歯周病になるって本当?

猫の歯の役割や歯周病、歯みがきの方法などについてまとめました。猫の歯は歯周病になる事も多いため、適切な治療が必要となります。猫の歯の歯周病を防ぐためにも歯磨きをきちんと行い、歯茎も健康的な状態に保ちましょう。猫の歯について詳しくご紹介します。

猫の歯について徹底解説!猫も歯周病になるって本当?

目次

  1. 猫の歯のトラブルや対処法を解説
  2. 猫の歯周病の種類
  3. 猫の歯周病①初期症状
  4. 猫の歯周病②治療法
  5. 猫の歯みがきのポイント
  6. 猫も喜ぶ!おすすめつの歯磨きおやつ
  7. 口腔ケアで愛猫の歯を守ろう!

猫の歯のトラブルや対処法を解説

愛猫にいつまでも健康的にいてもらいたい時には食事や運動など様々な面で気を使う事が多いですが、忘れてしまいがちなのが猫の歯のケア。人間は歯を磨くのが当たり前ですが、猫の歯も同じようにきちんとケアをする事が大切になります。猫の歯のケアを怠っていると歯茎が腫れたり、歯周病になったり、といったように色々な異変が出てくるため注意が必要。

本記事では猫の歯の役割や歯磨き方法、歯周病の治療などの基本的な情報についてまとめました。猫の歯の役割を把握し、歯みがきも行っていれば歯茎の腫れや歯周病を抑える事ができます。いつまでも猫の歯の健康をキープするために頑張っていきましょう。

生後6カ月頃までに生え変わる

猫の歯は人間と比べて乳歯から大人の歯に生え変わるのが早いのが特徴です。子猫は、生まれてから2〜3週間くらいで乳歯が生えてきます。乳歯が生えてきたタイミングでミルクから離乳食へ移行するのが一般的。乳歯は生後4ヶ月程度で抜けていきますが、ほとんどの乳歯を猫が飲み込んでしまうので乳歯が抜けた事は飼い主は気づきにくいかもしれません。

猫の歯は、乳歯が抜けてた生後4ヶ月〜6ヶ月の間で大人の歯に生まれ変わります。乳歯から大人の歯に変わる段階では歯茎などがむず痒くなるので、子猫が色々な物を噛みたがる様子を見る場面が多くなるかもしれません。そういった場合は家具が傷つかないように代わりに噛む物を準備しておくと安心です。

こうして生後6ヶ月で大人の歯に生え変わった猫の歯は、全30本になります。人間の永久歯が親知らずを含めて32本という事を考えると、そこまで数が変わらないのが意外なポイント。永久歯となった猫の歯は、人間と同じように一度抜けたら生え変わりません。そのため、変え変わった猫の歯はきちんと綺麗な状態を保ち、歯周病などを防ぐ事が大切です。

猫の歯の役割

猫は、ネズミなどの小動物をハントして食べる肉食動物です。ペットとして飼われるようになった現在も猫の歯には肉食動物としての名残があります。そんな猫の歯の役割について具体的にチェックしていきましょう。猫の歯は、切歯・犬歯・臼歯に大きく分ける事ができます。

切歯は、前の部分にある6本の猫の歯の事。物をかじる、獲物を捕まえるといった役割があります。また、体がかゆい時に適度に噛んでかゆみをおさめるのも切歯の役割です。

犬歯は、一般的に牙と呼ばれている猫の歯です。前の部分に尖った大きめの歯がありますが、これが犬歯。犬歯は、獲物を食いちぎる役割を持った猫の歯です。狙った動物に攻撃をする時にも使います。また、猫が威嚇をする場合は犬歯をむき出しにするのも特徴。犬歯は強さの象徴でもあります。

臼歯は、犬歯の後に並んでいる猫の歯の事です。前の部分の臼歯は下に4本、上に6本。後ろの部分の臼歯は上と下にそれぞれ2本揃っています。人間の場合、臼歯は食べ物をすり潰す役割がありますが、猫が食事をする時は食べ物をすり潰す事はしません。そのため、猫は臼歯も先端が尖っており獲物を食いちぎる役割を果たしています。

猫の歯周病の種類

猫の歯にはそれぞれ役割がある事がわかりました。全ての猫の歯が揃っているからこそ、その役割を果たす事ができるので猫の歯の健康を保つ事はとても大切。しかし、猫は人間と同じように様々な歯のリスクがあります。歯頚部吸収病巣や破折などの口腔トラブルもありますが、最も猫の歯に多いと言われているのが歯周病。

猫の8割は歯周病にかかっていると言われています。猫の口内がアルカリ性なのが理由。歯の構造的に猫は虫歯にかかりにくいですが、口内がアルカリ性なので歯周病にないやすいのが特徴です。本記事では、猫がかかりやすい歯周病をメインに解説をするので、猫の歯の健康を保つために参考にしてみてください。

歯肉炎

歯周病と一口に言っても、進行度合いによって症状が変わってきます。歯周病について詳しく見ていきましょう。歯周病の最初の段階として現れるのが歯肉炎。歯茎が腫れて赤くなる状態を表します。健康な歯茎はピンク色ですが、歯肉炎になると赤くなるため、猫の歯茎をチェックしてみてください。

歯と歯茎の間の歯周ポケットに細菌や歯垢が溜まっている場合は、歯肉の部分も腫れて赤くなります。猫は人間よりも歯茎の痛みを感じやすいと言われているため、歯肉炎になると食欲が落ちるので注意しましょう。口臭が急にきつくなったり、たくさんのよだれが出るようになった時も要注意。猫の歯肉炎を疑ってください。

歯周炎

歯茎が腫れている状態の歯肉炎から症状が進行していくと、歯周炎になります。歯周炎は、歯周ポケットから歯根膜や歯槽骨にまで炎症が進んだ症状の事。歯根膜や歯槽骨は歯と歯茎と繋げる大切な箇所になるため、歯周炎になる事で歯が揺れるようになります。歯周炎は歯肉炎よりも更に痛く、血が出ることも多いので食欲が更に低下するようになるでしょう。

顔の周辺を触るのを嫌がるようになったら、歯周炎まで歯周病の症状が進んでいるかもしれません。歯周炎が酷くなると歯の根元が歯茎から露出し、最終的には抜けてしまいます。猫の歯は抜けたら戻ってこないので、歯周炎になる前にきちんと歯みがきで予防する事が大切です。

外歯瘻

歯周炎から更に症状が悪化すると、もっと酷い状態になってきます。歯の根元の部分に膿が溜まるようになり、細菌が顎の周辺の骨を溶かすようになるため要注意。酷くなると、顎の骨が空いてしまうかもしれません。また、歯茎の部分にも穴が空く内歯瘻になる可能性も出てきます。そして、症状が進む事で目の下にある頰の骨が溶ける外歯瘻も起きて、穴が空くかもしれません。

外歯瘻になると顔が全体的に腫れていき、膿が出てきます。皮膚から膿が出てくるので、一見すると歯周病が原因ではないように見えますが、外歯瘻という歯周病が原因となった症状なので気をつけましょう。鼻水に膿が混ざる事も多くなります。

このように、歯周病を甘く見ていると大変な事態になってしまう可能性があるので予防する事が大切。愛猫が健やかに過ごす事ができるように対策をしていく事が重要になります。

猫の歯周病①初期症状

歯周病を防ぐためには、初期段階で気づいてきちんと対策をしていく事が大切になります。初期段階で気づかず放置しておくと、いつの間にか歯肉炎から歯周炎、外歯瘻へと進んでしまうかもしれません。歯周病は一度なったら完治する事はできませんが、初期段階で気づいて対策をしていけば症状を抑える事ができます。どういった点に気をつければ良いかチェックしましょう。

口臭がきつくなる

猫が歯周病になると口内に細菌が溜まります。この細菌によってアンモニア臭が発せられ、猫の口臭がきつくなるので注意が必要。猫があくびをした時や毛づくろいをした時に強い口臭がしたら、猫の歯をチェックしてみてください。歯肉炎になっていないか、歯垢が溜まって歯が黄色くなっていないかなどを確認するようにしましょう。

もし、猫の歯に異常が見られなかったとしても口臭がきつい場合は何らかの原因があります。口内炎になっている時も口臭がきつくなるため、病院で診てもらう事が大切。また、猫がかかりやすいと言われている腎臓病も口臭の原因になります。口臭は侮れない病気のサインなので、気になった時は早めに病院に相談してください。

歯茎が腫れて赤くなる

歯周病の初期段階は歯肉炎になる事です。歯肉炎は、歯茎が赤く腫れるのが具体的な症状。猫の歯茎をチェックして、赤くなっていないか確認してください。通常、健康的な歯茎はピンク色をしてしまいます。ピンク色から赤く変化していたら歯茎が腫れているサインです。

特に、歯周ポケットができやすい歯茎と歯の接点は注意して見てください。この部分が赤くなっていたら歯肉炎の可能性が高くなります。病院で適切な治療を行ってもらいましょう。

よだれが出やすくなる

猫は歯周病になると歯茎の痛みなどからよだれが分泌されやすくなります。普段、よだれを出さない猫も口の周りが常に濡れているような状態になるので要チェック。よだれが多くなっているようなら歯茎の様子をよく見てください。

猫の歯周病②治療法

猫の歯周病が発覚したら、なるべく早く治療をする事が大切になります。猫の歯周病を放置しておくと、最終的に顎や頰の骨に穴が空く事態になってしまうかもしれないので、初期段階で抑えておく事も大切。続いては、猫が歯周病になった時にどのような治療をするのか見ていきましょう。治療方法をきちんと把握して、猫の歯の健康を保つ役に立てて下さい。

歯石を取り除く

口内に歯石が溜まると、歯周病になりやすくなります。歯周病になった場合は、まずは歯石を取り除くのが基本の治療。猫が歯石を取り除く時は全身麻酔が必須になります。歯の間や歯周ポケットに溜まった歯石をスケーラーなどを使って取っていく治療が一般的。歯石を取った後は、研磨剤を使って全体の表面を綺麗に掃除し治療の完了です。

猫の歯石治療は全身麻酔を行うため、年齢を重ねた老猫になるにつれて歯石除去は難しくなる事に注意しましょう。全身麻酔は老猫にとって大きな負担となるので、一定の年齢を過ぎると全身麻酔による歯石の除去は医者に止められる可能性が出てきます。老猫になっても歯の健康を守るために歯みがきは必須。歯石除去に頼らなくても大丈夫な歯の環境を作りましょう。

薬を服用させる

猫の歯や歯茎の炎症が酷い場合は、歯石を取るだけでなく投薬によって治療をする事もあります。炎症を抑えるために抗生物質を処方される事が多いでしょう。抗生物質の薬をきちんと飲んでないと細菌に感染するリスクが高まるので、気をつけて下さい。また、口内環境を整えるのに最適な乳酸菌のサプリメントを処方される事もあります。

猫が病気になって免疫力が低下した場合も歯周病になりやすいと言われています。そういったパターンの歯周病は、免疫力の低下を抑えるために補助としてサプリメントを処方される事もあるので、健康維持に役立てましょう。また、猫の歯や歯茎の腫れや痛みが酷い時はステロイド剤が処方される場合も。症状の進み具合によって投薬治療の方法は異なります。

抜歯する

猫の歯の根元の露出が酷い場合や、ぐらつきが大きい時は歯石を除去しても歯が元に戻る可能性が低くなります。そうした歯を残していても歯周病が進んでいくだけなので、抜歯治療を行う場合がほとんど。抜歯をするか否かは猫のレントゲンを取って判断する事が多いようです。

抜歯の場合も全身麻酔を行うため、老猫は抜歯ができない事もあります。猫が歯周病の痛みで苦しむ事がないように若いうちからケアをしておくようにしてください。

猫の歯みがきのポイント

歯周病を始めとした口腔トラブルは日頃からきちんとケアをしていれば酷い事にはなりません。抜歯などを防ぐために、歯みがきケアを行っていきましょう。猫に歯みがきをする時のコツやポイントをご紹介します。

子猫の時から歯みがきに慣れさせる

大人の猫になってから急に歯みがきをしようとしても、なかなか上手くできません。子猫の時から歯みがきに慣れさせるようにしましょう。口周りを定期的に触り慣れさせたら、ガーゼを指に巻いて歯を磨くようにします。ガーゼになれたら猫用の歯ブラシを使って歯みがきをしてください。

歯ブラシは角度45度で小刻みに磨く

猫の歯みがきをする場合は、歯ブラシの角度を45度くらいにするのが基本。歯ブラシの角度を決めたら、小刻みに動かすようにしましょう。歯全体をブラシで磨いてください。歯ブラシで難しい場合はガーゼで磨くだけでも十分です。

嫌がるときは無理強いしない

猫にとって、口の中に異物が入るのは大きなストレス。もし、嫌がるようなら無理に歯みがきはしないでください。まずは口の周りに触られるのに慣れさせて、段階を踏みながら歯みがきをしましょう。時間をかければ、歯みがきができる状態になるはずです。

猫も喜ぶ!おすすめつの歯磨きおやつ

「猫の歯みがきをしたいのに、上手にできない…」という場合は、猫用の歯みがきおやつを取り入れるのもおすすめです。美味しく食べながら歯みがきをする事ができれば、猫のストレスも溜まらないので猫に合わせて活用してみてください。

猫用グリニーズ/ニュートロ

猫用グリニーズ(340円)は歯みがき効果を期待する事ができる総合栄養食。総合栄養食なので、普段の食事に混ぜるだけで気軽に取り入れられます。大粒なので丸飲みせずに噛んで歯垢を取りやすいのが特徴。フレーバーの種類も多く、猫の好みに合わせて選べます。

ニャン太の歯磨き専用チップス/sunrise

ニャン太の歯磨き専用チップス(180円)は硬くてしっかりと噛む事ができる猫用ガムです。噛む事で歯垢を落としやすくするのが特徴。またたび入りなので、猫の好奇心を引きやすいのが嬉しいポイントです。

猫用ビルバックチュウ/Virbac

猫用ビルバックチュウ(1,860円)は、動物の薬を製造しているメーカーから出ている歯みがきおやつ。大粒でしっかりと噛む事ができて、歯垢除去効果も高いと評判になっています。猫が好きな香りが強いので、好き嫌いが激しい猫でも噛んでくれるのではないでしょうか。

口腔ケアで愛猫の歯を守ろう!

猫の歯周病は放っておくと大変な事態になりかねません。猫のほとんどは歯周病になると言われていますが、きちんと口腔ケアをすれば症状を進行させるのを防ぐ事ができます。猫の歯や歯茎に異変が見られたら、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

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