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犬がご飯を食べない原因と対策!食いつきをよくするトッピングも紹介
犬がご飯を食べないと体調が悪いのか、病気ではないのかと心配になるものです。こちらでは、犬がご飯を食べない原因や対策についてご紹介していきます。犬がご飯を食べない時の注意点や、食いつきを良くするトッピングもチェックしていきましょう。

犬がご飯を食べない時の対策法を伝授

犬にとってご飯は嬉しい時間のように思えますが、年齢を重ねることによってご飯を食べないようになったり、仔犬や元気な成犬時であっても突然ご飯を食べないようになることがあります。こちらでは、犬がご飯を食べない理由や、食べない時の対策についてご紹介していきます。
食べないのには理由があった!

元々小食な犬もいますが、徐々にご飯を食べなくなったり、突然ご飯を食べなくなってしまうこともあります。犬がご飯を食べないのには理由があります。理由によって対策方法も異なるので、まずはどうしてご飯を食べなくなったかを考えることが大切です。無理にご飯を食べさせようとすると、犬にとってはストレスになってしまうこともあるので注意しましょう。
年齢別に紹介

シニア犬になるにつれて徐々にご飯を食べない状態になった場合は、人間同様に年齢が理由で食欲が落ちてきているのだと判断出来ますが、仔犬や元気な成犬時にご飯を食べないと、病気や体調不良などを疑ってしまうかもしれません。犬の年齢別にご飯を食べない理由をチェックして対策していきましょう。
犬がご飯を食べない原因

犬がご飯を食べない理由は様々です。体調や病気が関係して一時的にご飯を食べない場合もありますが、成長や老化に伴って食欲が落ちることもあります。こちらでは、子犬期、成犬期、シニア期別に犬がご飯を食べない理由についてチェックしていきましょう。
子犬期は成長に伴う食欲が関係する

子犬がご飯を食べない理由は複数あります。まずは、フードの硬さのチェックが必要です。フードの粒が大きかったり、硬い場合は食事を摂りづらいと感じてご飯を食べない場合があります。小粒タイプのフードに変更して食いつきを確認してみましょう。また、飼い始めたばかりの子犬の場合は、食事のリズムに慣れていない可能性もあります。

母犬の元で母乳を飲んでいた子犬は、決まった時間に食事を摂る習慣がないため、ご飯を出しても食べないことがあるようです。また、家に迎えたばかりの子犬は環境に慣れていないため、ケージから出なかったり、ご飯を食べないことが多いです。

ご飯を良く食べていた子犬が段々食べない犬になってしまうこともあります。これは、成長が落ち着いた証拠でもあります。子犬は食欲旺盛な時期ですが、成犬へと成長する過程で食欲も落ち着いてきます。ご飯に全く手を付けなかったり、嘔吐や下痢がある場合は体調不良や病気を疑うことも必要ですが、子犬の時期は食事量が少し減るくらいなら問題ないことがほとんどです。
成犬期はフード移行期で警戒している

子犬から成犬になるタイミングで成犬用のフードに切り替えることが多いですが、このフード移行が理由でご飯を食べないことがあります。毎日食べていたフードが変わると、警戒心から食べなくなるようです。新しいフードに急に変わることでストレスがかかり、お腹が緩くなってしまう犬もいます。また、年齢に関係なくストレスを感じている時はご飯を食べない犬が多いです。

散歩や飼い主とのスキンシップの時間が少なかったり、引っ越しや出産などで環境の変化があると犬はストレスを感じるようです。今までと同じ環境で元気にも関わらず、ご飯を食べない場合は、わがままでご飯を食べない可能性もあります。おやつや人間の食べ物は食べるけれど犬用フードは食べないという場合は要注意です。

犬を飼っていると、可愛くてついおやつや人間の食べ物をあげてしまう場合もあるかもしれませんが、こういった食べ物は肥満になりやすいです。犬用フードのように栄養価も高くないので、基本は犬用フードを食べるようにきちんとしつけていきましょう。
シニア犬は消化機能低下による食欲低下

シニア犬は成犬時よりも食欲が落ちやすいので、ご飯を食べない犬が多くなります。シニア犬は運動機能も落ちてくるので、頭を上げ下げするご飯を食べる姿勢が辛かったり、ご飯を噛む力が弱くなって食べられなくなってしまうことがあります。また、年齢を重ねることで味覚も鈍くなり、ご飯を美味しいと感じられない場合もあるようです。

食べるのを躊躇するような仕草を見せたり、片方の歯だけでご飯を食べている場合は、歯周病や口腔内腫瘍などの病気にかかっていることもあります。シニア期はご飯を食べない犬が多くなりますが、病気が原因の場合は早めの治療が必要です。シニア期に入ったら、普段から愛犬を良く観察したり、動物病院で定期的な検診を行うといいでしょう。
犬がご飯を食べない時の対策

犬がご飯を食べない理由や原因が分かったところで、次は犬がご飯を食べない時の対策方法についてチェックしていきましょう。こちらでは、犬の年齢別にご飯を食べない時の対策方法をご紹介していきます。
子犬期は時間を区切ってフードを出す

子犬がご飯を食べない時の対策方法は、食事の時間をきちんと区切ることです。ご飯を出してから30分くらい手を付けない場合は下げるようにし、この時間にご飯を食べるということを覚えさせるといいでしょう。食事の時間に食べるという習慣をつけることもしつけのひとつなので、子犬のうちに根気よく教えてあげましょう。

また、家に迎え入れたばかりの子犬はケージから出ない場合もあります。環境に慣れるまでは、ケージの中にフードを置いて、外が見えないようにタオルや毛布でケージを覆うと安心出来るかもしれません。食べやすいサイズや硬さのフードを選んだり、慣れるまでは手からご飯をあげるのもいいでしょう。
成犬期は徐々に新しいフードに移行する

子犬用フードから成犬用フードに移行する時は徐々に慣らすことが大切です。始めは子犬用フードに少量成犬用フードを混ぜるようにし、徐々に成犬用フードの割合を増やしていって移行していくのがいいでしょう。1週間くらいかけてフードを移行していくのが理想です。環境の変化などでストレスがかかっている場合は、スキンシップの時間を増やしたりして対策しましょう。
シニア期はフードを食べやすくを工夫する

シニア期はフードの質や食べる環境を整えてあげるといいでしょう。フードをふやかしたり、嗜好性の高いウェットフードをトッピングすることで食事が進む場合もあります。食べる姿勢が楽になるように食事台を用意したり、シニア専用の栄養価の高いフードやサプリを取り入れるのもおすすめです。

1回で食べきれない場合は、食事を2回に分けるのもいいでしょう。また、水分摂取も大切なので、フード同様に食事台に水を置いて、水を飲みやすい環境を作ってあげるとシニア犬に優しいです。
犬がご飯を食べない時の注意点

犬がご飯を食べないのは、食事の出し方に原因がある場合もあります。こちらでは、犬がご飯を食べない時の注意点についてご紹介していきます。愛犬への食事の出し方などを見直し、きちんと食事の時間にご飯が食べられるようにしましょう。
おやつを主食にしない

ご飯は食べないのにおやつは食べるという犬もいます。犬は美味しいものを覚えてしまうと、普段食べているフードに手を付けなくなってしまうことも多いです。食べないからおやつをあげるという悪循環にならないように、フードを食べる習慣をつけさせましょう。
過剰なトッピングはしない

ウェットフードやジャーキーなど、犬が好きなものをトッピングすることで食いつきが良くなりますが、トッピングに慣れてしまうと普段のフードを食べなくなってしまいます。過剰なトッピングはせず、トッピングは特別な時のみにするようにしましょう。
病気が疑われる時は動物病院を受診する

ご飯を食べない理由が体調不良の場合は、すぐに病院を受診しましょう。体調不良を見分ける時のポイントは水を飲むかどうか、嘔吐や下痢があるかなどです。また、普段よりも眠る回数が多かったり、ぐったりとして元気がない時は注意しましょう。
食べたらしっかり褒める

食事が楽しい時間になるように、ご飯を食べられた時は「全部食べれて偉かったね」「美味しかった?」など声をかけて褒めるようにしましょう。また、ご飯を残しても「残しちゃダメ」「なんで食べないの?」と怒ることがないように注意しましょう。
ご飯が進む!フードトッピング紹介

ご飯を食べない時はフードにトッピングをすると食いつきが良くなることがあります。トッピングは毎回与えてしまうと、トッピングなしのフードを食べなくなってしまうので、どうしても食事量が心配な時の対策方法として犬に与えるといいでしょう。
犬用チーズ
犬用チーズを細かく刻んで、フードに混ぜてあげると食いつきが良くなることがあります。フードの上にチーズをのせてしまうと、チーズしか食べなくなるので必ずフードに混ぜるようにしましょう。カロリー調整のため、少しフードを控えめにするといいでしょう。
犬の好物
納豆やバナナ、キャベツ、リンゴ、茹でささみなどをフードにトッピングするのもおすすめです。愛犬の好きな食べ物を、カロリーを考慮してトッピングするといいでしょう。野菜はカロリーが少ないですが、果物は高カロリーになってしまうこともあるので注意しましょう。
かつおぶし
ミネラル豊富なかつおぶしをフードにトッピングするのもおすすめです。かつおぶしは香りが強いので食いつきが良くなります。かつおぶしをトッピングする際は、フードと混ぜるようにしましょう。混ぜることで、かつおぶしだけ食べてしまうことを防ぐことが出来ます。
犬の食事から健康管理をしよう!

犬がご飯を食べない理由と対策方法についてご紹介しました。犬は言葉を発することが出来ないので、飼い主が愛犬をよく観察してご飯を食べない原因を探る必要があります。また、体調不良や病気の疑いがある場合は、早めに病院に連れていきましょう。
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