パトラッシュの犬種はなに?フランダースの犬の原作と日本版で異なる?

フランダースの犬・パトラッシュのモデルとなった犬種や由来についてまとめました。パトラッシュのモデルは、ブービエ・デ・フランダースという犬種であると言われています。日本名もチェックして、パトラッシュのモデルとなった犬種について詳しく学んでいきましょう。

パトラッシュの犬種はなに?フランダースの犬の原作と日本版で異なる?

目次

  1. 「フランダースの犬」パトラッシュの犬種を解説
  2. 「フランダースの犬」とは
  3. パトラッシュのモデルになった犬種
  4. 「フランダースの犬」日本語訳
  5. 名作アニメに出てくるその他の犬種
  6. パトラッシュの仲間!?ベルギー産のその他の犬種
  7. 名作の犬種を知って物語をもっと楽しもう

「フランダースの犬」パトラッシュの犬種を解説

フランダースの犬と言えば、日本人にも馴染みのある児童文学です。フランダースの犬のアニメの名場面を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。フランダースの犬の物語のポイントになるのが、ネロの飼い犬・パトラッシュです。パトラッシュの愛らしさが物語を更に魅力的にしているとも言えます。そんなパトラッシュの犬種について気になった事はありませんか?

モデルになった犬種をめぐるさまざまな説

パトラッシュのモデルとなった犬種については、様々な説が出ています。アニメ版のパトラッシュと原作のパトラッシュとでは、モデルの犬種が異なるという説もあるため、犬種については一概に言う事はできません。みんなが知っている物語だからこそ、パトラッシュのモデルとなった犬種を知らないという方も意外と多いのではないでしょうか。

本記事では、パトラッシュのモデルとなった犬種についてまとめました。フランダースの犬でキーポイントとなるパトラッシュは、実際はどのような犬種がモデルとなっていたのか知る事で、より物語を楽しむ事ができるようになるはずです。フランダースの犬だけでなく、他の名作物語に登場する犬の犬種もご紹介するので、イメージを膨らませながら楽しんでみてください。

「フランダースの犬」とは

まずは、フランダースの犬についておさらいしていきましょう。日本人にはお馴染みの物語であるフランダースの犬ですが、どこで生まれ、どのように広まっていったのでしょうか。身近にある物語だからこそ、詳しい事について知らない方も多いはずです。フランダースの犬について学んでいく事で、物語への理解を深めてみてはいかがですか。

ベルギーが舞台の児童文学

フランダースの犬は、ベルギーが舞台になった児童文学です。ベルギーが舞台なので、ベルギー人の作家が書いたと思われがちですが、実はイギリス人のウィーダによって生まれた作品。ベルギー北部にあるフランドル地方を舞台とし、主人公ネロと愛犬パトラッシュの波乱に満ちた人生について描いています。当時のベルギーの貧困問題についても深く言及しているのが特徴です。

主人公ネロ&愛犬パトラッシュの絆がテーマ

少年・ネロは牛乳運搬業で生計を立てながら祖父と一緒に暮らしていました。いつかルーベンスの画家になる事を夢見ていたネロは、貧しいながらも懸命に生きていきます。そんなある日、ネロは瀕死状態にあった犬を拾い、祖父とともに介抱しました。元気を取り戻した犬はパトラッシュと名付けられ、牛乳を運搬するネロのパートナーとなります。

こうして強い絆で繋がっていたネロとパトラッシュですが、祖父の死など様々な困難が舞い込みます。ついには住んでいた古屋を追い出され、ネロが頼りにしていた美術展の落選も決定的となりました。精根尽き果てたネロは知り合いにパトラッシュを預け、ルーベンスの絵が飾ってあるアントワープ大聖堂へ行きます。

ネロはルーベンスの絵の前で息絶えようとしている時、パトラッシュが側に寄り添いました。パトラッシュは知り合いの家を抜け出し、ネロの後を追いかけて行ったのです。こうしてネロとパトラッシュは、二人で天国へと旅立ちました。このように、不幸な事が続きながらも、強い絆で結ばれたネロとパトラッシュの絆に涙した人も多いのではないでしょうか。

本場ベルギーでの評判はいまひとつ

日本では人気の作品として知られているフランダースの犬ですが、舞台となったベルギーでの評判は今ひとつです。主人公に不幸ばかりが起こり、悲惨な物語として受け止められてしまったため、児童文学としての人気を集める事はありませんでした。日本でフランダースの犬が受け入れられたのは、ネロとパトラッシュの絆に共感する人が多かったからかもしれません。

パトラッシュのモデルになった犬種

日本では人気のあるフランダースの犬ですが、どのような犬種がモデルとなっているのでしょうか。フランダースの犬種について、詳しい情報をまとめました。実は、パトラッシュのモデルとなったと言われている犬種には様々な説があります。原作と日本のアニメとではモデルの犬種が異なるとも言われているので、詳しい情報を見ていきましょう。

銅像の犬種は「ブービエ・デ・フランダース」

フランダースの犬の舞台となったベルギーには、ネロとパトラッシュの銅像が作られています。これは、日本人観光客向けに作られた銅像。ベルギーでのフランダースの犬の人気は今ひとつでしたが、日本での人気が高まったため、観光客向けに銅像の製造が決まりました。しかし、ベルギーにあるフランダースの犬の銅像は日本人がイメージしているのとは違うかもしれません。

銅像のモデルとなった犬種は、ブービエ・デ・フランダースです。ベルギー原産の犬種として知られており、縮れたようなふわふわの被毛が特徴。ベルギーのフランダースでは昔から牧畜犬として親しまれてきました。

ブービエ・デ・フランダースはベルギー人にとってはとても馴染みが深い犬種です。こうした事が由来となり、フランダースの犬の銅像のモデルはブービエ・デ・フランダースになったようでした。しかし、日本人にとっては、ブービエ・デ・フランダースはあまり馴染みがないのではないでしょうか。ブービエ・デ・フランダースではなく他の犬種を思い浮かべた方も多くいるはずです。

日本アニメ版の犬種は「セント・バーナード」など

日本で放映され人気を博したフランダースの犬では、ブービエ・デ・フランダースではなくセント・バーナードがモデルの犬種と言われています。ベルギーではお馴染みのブービエ・デ・フランダースですが、日本ではあまり知られていなかったため、日本人にも馴染みのあるセント・バーナードにモデルが変わった様子です。

パトラッシュに関しては、セント・バーナードをベースとしながら他の和犬の要素も組み入れてイメージが出来上がったようです。日本人に好感を持たれるような風貌を目指し、パトラッシュのキャラクターデザインが行われました。こうして生まれたアニメ版のパトラッシュは、その愛らしさから、フランダースの犬の人気を高める大きなキーポイントとなっています。

原作の犬種は「ベルジアン・シェパード・ドッグ」など

実は、原作のフランダースの犬は、ブービエ・デ・フランダースでもセント・バーナードでもないと言われています。フランダースの犬の原作を見てみると「ピンっと立った耳」「黄色い頰」「褐色の瞳」といった形容がされていました。これは、ブービエ・デ・フランダースやセント・バーナードにはない特徴です。

この事から総合し、原作のフランダースの犬のパトラッシュは、ベルジアン・シェパード・ドッグが違いのではないかと言われています。ベルジアン・シェパード・ドッグも昔からベルギーの牧畜犬や使役犬として活躍していたので、可能性として十分考えられるのではないでしょうか。

「フランダースの犬」日本語訳

続いては、フランダースの犬の日本版の日本名や由来についてチェックしていきましょう。フランダースの犬が日本語訳として登場した当初、日本名が用いられていました。現在では日本名ではなく原作通りの名前の方が一般的に知られていますが、どのような由来があって日本名になったのでしょうか。日本名と由来について、詳しくご紹介します。

登場人物がすべて日本名

最初に日本語訳で登場したフランダースの犬は、全ての登場人物が日本名となっていました。フランダースの犬が初めて翻訳されたのは明治41年だったので、外国名では違和感があったのが日本名になった由来です。主人公のネロの日本名は「清」です。当時、子供の名前に「清」とつける人が多かったのが由来となり、このような日本名になりました。

パトラッシュは「斑」

日本語訳のフランダースの犬において、パトラッシュは「斑(ぶち)」という日本名になりました。当時、犬に「斑」とつける人が多かった事が由来となあり、パトラッシュの日本名が決まった様子です。現在の観点から見ると不思議な日本名に見えるかもしれませんが、当時ではとても馴染みのある日本名でした。

各登場人物の名前と由来

他に、ネロの祖父の名前は、ジェハンじいさんから「徳爺」という日本名になっています。「徳爺」に関しても、おじいさんの名前として多かったのが由来となり、このような日本名になったようでした。「名前+爺」という呼び方は、当時では定番となっています。

ネロの親友であった女の子・アロアの日本名は綾子です。綾子は、当時とても人気の高い女の子の名前だった事が由来となりアロアの日本名となりました。アロアはお金持ちの家庭の娘だったので、気品を持たせるという意味でも綾子という日本名になったのかもしれません。

このように、日本語訳バージョンのフランダースの犬には意外な日本名がついています。もし、昔の日本語訳に触れる機会があった場合は、ぜひチェックしてみてはいかがですか。

名作アニメに出てくるその他の犬種

フランダースの犬以外にも、日本の名作アニメには多くの犬が登場しています。続いては、フランダースの犬の他に人気を集めた名作アニメの犬について見ていきましょう。それぞれ、個性豊かな犬種がモデルとなっています。

名犬ラッシー

名作アニメとして知られている名犬ラッシーは、少年と犬の友情を描いた感動の物語です。ここで登場するラッシーのモデルとなったのがラフ・コリー。ふわふわの被毛と優しげな顔立ちが魅力的。名犬ラッシーの犬を見てみると、確かにラフ・コリーにそっくりな事がわかるのではないでしょうか。

ラフ・コリーは飼い主に従順な性格で知られ、名犬ラッシーのモデルにぴったりです。とても賢いので、飼い主の言う事をよく聞いてくれるのが特徴。名犬ラッシーでも、様々なシーンで主人公の事をラッシーが助ける様子が見られました。このような犬の特性が魅力となり、名犬ラッシーは世界中で愛される名作となっています。

アルプスの少女ハイジ

アルプスの少女ハイジでも、印象的な犬が登場していました。アルプスの少女に登場するのは、ヨーゼフと呼ばれる犬。このヨーゼフのモデルとなったのが、セント・バーナードです。牧畜犬として使われてきたセント・バーナードは、アルプスの少女ハイジの世界観にマッチします。

大きくて優しい顔立ちのヨーゼフは、ハイジのパートナーとして欠かす事ができない存在です。セント・バーナード特有の愛らしさがあるからこそ、ヨーゼフは人気キャラクターとなったのではないでしょうか。ちなみにアニメ版のフランダースの犬でもセント・バーナードがモデルとなっている事から、当時の日本での人気はとても高かったと考えられます。

平成イヌ物語バウ

平成イヌ物語バウのモデルとなった犬種は、ブル・テリアです。平成イヌ物語バウは、お調子者の飼い犬・バウをメインとしたコメディ。バウが起こす様々な事件により、話が展開します。ブル・テリアのひょうきんな顔が、バウのイメージにマッチしている事からモデルになりました。

パトラッシュの仲間!?ベルギー産のその他の犬種

最後に、パトラッシュの仲間かもしれないベルギー原産の犬種について見ていきましょう。ベルギー原産の犬種は日本では馴染みがない事が多いですが、どれも愛らしく人気を集めています。ベルギー原産の犬との生活を楽しんでみませんか?

スキッパーキ

スキッパーキは、まるで狐のような長いマズルが特徴的な犬種です。ベルギーのフランダース地方で牧羊犬として活躍していた事から、フランダースの犬にも近い存在だったのではないでしょうか。運動量が多く、活発な性格が特徴です。

ブラッドハウンド

ブラッドハウンドは、がっしりとした大型の体格が特徴的なベルギー原産の犬種です。古代ギリシャ・ローマ時代にはいたのではないかと言われているほど、歴史深い犬種としても知られています。全体的に垂れた皮膚が特徴的。性格は穏やかで、誰とでもフレンドリーに接する事ができるのが魅力です。

ブリュッセルグリフォン

つぶらな瞳が特徴的なブリュッセルグリフォンは、可愛らしい小型犬です。小型ですが運動量は多く、活発に動き回るのが大好きな犬種として知られています。ベルギーでは15世紀くらいから人に飼われるようになり、番犬としても重宝されてきました。

名作の犬種を知って物語をもっと楽しもう

フランダースの犬のパトラッシュのモデルとなった犬種には、様々な説がある事がわかりました。ベルギーに建てられた銅像のモデルとなったのは、ベルギーの牧畜犬ブービエ・デ・フランダースです。日本人がイメージしているパトラッシュとは少し雰囲気が違うかもしれませんが、ベルギーではとても馴染みのある犬種として知られています。

アニメ版のパトラッシュはセント・バーナード、原作はベルジアン・シェパード・ドッグといったように、同じ物語でも媒体が異なるとモデルが変わるのがユニークなポイントです。こうしたモデルの由来について知っていれば、物語をより楽しめるのではないでしょうか。ぜひ名作の世界観に浸って見てください。

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