犬ははちみつを食べても大丈夫?愛犬が喜ぶ手作りおやつレシピも紹介

犬がはちみつを食べる時に気をつける注意点や健康的な食べ方をまとめました。犬にはちみつを与える時は、注意をしないとボツリヌス中毒やカロリー過多などが起こる場合があります。犬の健康に役立つ食べ方ではちみつを与えていきましょう。

犬ははちみつを食べても大丈夫?愛犬が喜ぶ手作りおやつレシピも紹介

目次

  1. 犬にはちみつを与える時の注意点を解説
  2. 犬ははちみつを食べられる
  3. 犬にはちみつを与える時の注意点
  4. 犬にはちみつを与えるポイント
  5. 犬の手作りおやつのレシピ
  6. 注意点を理解して犬にはちみつを与えよう

犬にはちみつを与える時の注意点を解説

犬に人間が普段食べている物を与える場合は注意が必要。人間が食べても大丈夫だったとしても、犬が食べると何かしらの悪影響が出る場合もあるため、厳選していく事が大切になります。そんな中でも、はちみつは犬が食べても問題がないと言われています。はちみつは犬にとっても最適なおやつになるので、与え方のポイントをチェックして取り入れてみてはいかがですか。

本記事では、犬にはちみつを与える時の注意点や、健康について気をつけておきたいポイントについてまとめました。犬にはちみつを与えても大丈夫ですが、注意点を知らないと健康を害してしまう事があります。はちみつの健康効果をきちんと引き出す事ができるように、与え方にこだわっていきましょう。

手作りおやつのレシピも紹介

はちみつをただ単に与えるだけでなく、おやつを手作りして犬に与えるのもおすすめの方法です。犬が食べても大丈夫なおやつレシピを活用すれば、市販品に頼らなくても健康的なおやつを犬に与える事ができるのが嬉しいポイント。手作りするからこそ、どのような原料を使って作っているのか具体的に把握する事ができます。はちみつを使って、美味しいおやつを作ってみませんか?

栄養豊富なはちみつなら、犬も美味しくおやつとして食べてくれるはずです。しつけのご褒美など、様々なシーンではちみつ入りのおやつを役立てる事ができるのではないでしょうか。はちみつの基本的な情報をチェックして、普段の食事に役立ててみてください。はちみつを上手に使う事で、普段の食事に刺激が加わり、犬もきっと喜んでくれます。

犬ははちみつを食べられる

人間の食べ物で犬が食べる事ができない物は色々あるので「犬ははちみつを食べられるのだろうか」と心配になる方も多いのではないでしょうか。基本的に、犬ははちみつを食べる事ができます。犬がはちみつを食べたとしても健康に大きな害は及ばないとされているため、適切な食べ方ではちみつを与えるようにする事が大切なポイントです。

基本的にはちみつアレルギーはない

犬に食べ物を与える時に気をつけておきたいのがアレルギーです。犬もアレルギーを発症する事があり、痒みや皮膚のただれなど様々な中毒症状や健康被害が出てくる場合があります。アレルギーの有無は、犬に食事を与える際に重要なキーポイント。はちみつに関しては、基本的にアレルギーはありません。アレルギー物質はないため、犬に安心して与える事ができます。

はちみつ自体にアレルギーはありませんが、花粉症アレルギーが出てくる可能性はあるので気をつけてください。はちみつの原料に花が含まれている場合、蜂に付着した花粉がはちみつに残っている場合があります。アカシアなど、はちみつの原料には多くの花の蜜が使われているため、花粉症アレルギーが気になる時には十分に注意をするようにしてください。

砂糖よりも好ましい

はちみつと同じように甘い食べ物として知られているのが砂糖。はちみつが大丈夫なら砂糖も良いのでは、と思いがちですが犬に与える場合は、砂糖よりもはちみつの方が好ましいと言われています。その理由は、栄養とカロリーです。はちみつには、豊富な栄養が含まれているのが特徴。ビタミンCやビタミンB群、ジアスターゼを始めとした酵素などはちみつの栄養は様々です。

マグネシウムやマンガン、亜鉛などのミネラルをはちみつは含んでおり、総合的に見て健康的な食材と言えるでしょう。砂糖と比べると栄養価は桁違いに高く、犬に与えるのであればはちみつの方が健康的と考えられます。犬のおやつに甘みを加えつつ、健康にも良い栄養をプラスしたい場合は、砂糖よりはちみつが良いのではないでしょうか。

はちみつは、砂糖よりカロリーが低いのも嬉しいポイントです。はちみつのカロリーは100gあたり約290kcal、砂糖は100gあたり約380kcal。砂糖と比べて、はちみつは20%ほどカロリーが低いという事になります。犬に与える場合は、カロリーも意識した上で与えるようにしましょう。砂糖よりもはちみつの方が健康的に犬に与える事ができます。

犬にはちみつを与える時の注意点

はちみつは犬の健康に良い栄養が多く含まれ、砂糖よりもカロリーが低い事がわかりました。しかし、はちみつを犬に与える場合には注意が必要です。注意点を踏まえた上でないと、はちみつが犬の健康を害する結果になってしまうかもしれません。そういった事が無いように、犬にはちみつを与える際の注意点についてチェックしていきましょう。

ボツリヌス菌の中毒リスクを知る

はちみつを与える時に気をつけておきたいのが、ボツリヌス菌の中毒リスクです。ボツリヌス菌とは、はちみつに稀に含まれている菌で、食中毒症状を引き起こす場合があります。人間は大人になるとボツリヌス菌の中毒症状は起こらないと言われていますが、免疫力の低い赤ん坊は中毒症状が起きやすいのが特徴。犬に関しても同様に、子犬の方がボツリヌス菌の中毒が起きやすいです。

ボツリヌス菌の中毒が起こると、下痢や嘔吐といった症状が出ます。ボツリヌス中毒症状が進むと、最悪の場合は死に至る事もあるので、ボツリヌス菌の中毒症状には気をつけましょう。もし、異変が出た場合はすぐに病院に行くなどの対策をする必要があります。

特に免疫力のない子犬や高齢犬には注意が必要。ボツリヌス中毒のリスクを考えると、子犬や高齢犬にはちみつを与えるのは避けた方が良いと考えられます。成犬になり免疫力がついた段階であれば、ボツリヌス中毒のリスクはかなり少なくなります。

花粉アレルギーの可能性を知る

ボツリヌス中毒だけでなく、花粉アレルギーにも注意していきましょう。前述したように、はちみつの原料はアカシアを始めとした花である場合が多くあります。はちみつを収集する過程で花粉が入り、それを摂取する事で花粉アレルギーを発症するかもしれません。犬に花粉アレルギーが起こると、痒みなどの異変が起き、中には下痢を始めとした症状が出てくる場合もあります。

元々、花粉アレルギーである事がわかっている場合は、花を原料としたはちみつを与えないようにしてください。もし、犬にはちみつを与えた後に花粉アレルギーのような症状が出てきたら、すぐに与えるのをやめましょう。症状が重い場合は、早めに病院へ行くようにしてください。花粉アレルギーになったとしても、適切に処置をすれば健康を取り戻す事ができます。

肥満リスクを知る

砂糖よりもカロリーが低いと言っても、はちみつにもそれなりのカロリーがあります。100gあたり290kcalという事を考えると、与えすぎはカロリー過多になってしまう事を注意しましょう。摂取カロリーが多くなり過ぎると、肥満リスクが高くなります。

肥満は、心臓病や糖尿病など様々な病気へと派生していく可能性が高いので、犬の健康管理をするために肥満にならないように気をつけてください。適量を守りながら、カロリーを控えめにする事がはちみつを与える際には重要になります。

犬にはちみつを与える場合は、体重に合わせた適量を意識する事が大切です。そして、はちみつを与えた日は食事のカロリーを調整しましょう。全体の摂取カロリーを調整する事で、肥満のリスクを減らす事ができます。このように、様々な点に注意した上で犬にはちみつを与えるようにしましょう。

犬にはちみつを与えるポイント

続いて、はちみつを与えるポイントについて見ていきましょう。犬にはちみつを与える場合は、犬の健康状態を見ながら、適切な与え方をする事が大切になります。与え方が間違っていると、栄養豊富なはちみつも犬に悪影響を与える結果となってしまうかもしれません。そういった事がないように、はちみつの与え方には気をつけておやつに取り入れるようにしてください。

健康な犬に与える

はちみつは、健康な犬に与えるようにするのが基本です。子犬は、ボツリヌス菌に感染するリスクがあるため、はちみつを与えるのはおすすめできません。1歳を過ぎ、健康的な体作りが完了した時点で与えるようにしましょう。体が未熟な子犬がはちみつを食べると、ボツリヌス菌によって下痢や嘔吐などが起きてしまうかもしれません。

病気などで免疫力が落ちている犬にも、はちみつは与えないようにしましょう。元気がない犬のために甘い物をあげて元気になってもらおう、と思う方がいるかもしれませんが、免疫力が落ちている状態はボツリヌス菌に感染しやすくなります。また、免疫力が低い高齢の犬にもはちみつはおすすめできません。万全の健康状態が整っている場合のみにしてください。

カロリーコントロールをする

犬にはちみつを与える場合は、肥満にならないようにカロリーコントロールをする事も重要なポイントになります。カロリーコントロールができていないと、はちみつによって肥満になってしまうかもしれません。はちみつは、体重1kgあたり1gが適量と言われています。自分の犬の体重をチェックして、適量を計算してみてください。

また、はちみつのようなおやつを与える場合は、1日に必要なカロリーの20%以下に抑えるようにする事も重要なポイント。20%を超えると、肥満のリスクが高まります。はちみつを与えた場合は、食事のカロリーを計算してカロリーオーバーにならないようにしてみてください。そうする事で、犬の健康を維持しやすくなります。

普段の食事を大切にする

はちみつは、とても嗜好性が高い食べ物です。甘みのあるはちみつは、犬にとっても魅力的な食べ物と言えるでしょう。そのため、偏食の傾向のある犬ははちみつを食べると、はちみつ以外の食べ物に興味を示さなくなる可能性があります。そうならないように、普段の食事を大切にする事も重要なポイント。

犬がはちみつを欲しがるからと言って、すぐに与えないようにしましょう。はちみつだけで満足し、きちんとした食事を食べなくなってしまう可能性があります。はちみつは、あくまでもおやつの一環です。栄養豊富とは言っても、犬に必要な全てな栄養をカバーする事はできません。はちみつは時々与える程度にして、普段の食事をしっかり食べるようにしてください。

犬の手作りおやつのレシピ

犬用のおやつは、手作りをするのもおすすめの方法。自分で作るからこそ、安心して犬に与える事ができるのではないでしょうか。はちみつを使った犬用のおやつレシピをご紹介します。はちみつを活用して、美味しいおやつを作りましょう。手作りのおやつは、犬もきっと喜んでくれるはずです。

ボーロ

30gの薄力粉に大さじ1の溶き卵・低脂肪牛乳・はちみつを加えましょう。全体をしっかりと混ぜて、生地がまとまったら小さな球状に成形します。オーブンシートに並べて、トースターで焼き色がつくまで焼いたらボーロの完成です。焦げないように、様子を見ながら焼きましょう。

ボーロを作る時に生地がまとまりにくかったら、水を少しずつプラスしましょう。アレンジとして、サツマイモやカボチャをマッシュした物を少量加えるのもおすすめです。サツマイモやカボチャも少量であれば、犬が食べても問題ありません。はちみつだけではない自然な甘みも加わり美味しく食べられます。

ソフトミルククッキー

続いて、犬も食べやすいソフトミルククッキーのレシピをご紹介します。片栗粉大さじ2と薄力粉30gを混ぜ合わせたら、はちみつ1滴と低脂肪牛乳大さじ3を加えましょう。生地をまとめたら、麺棒で薄く伸ばします。好みの形に型抜きをし、180度のオーブンで15分程度焼いてください。

適度に焼き色がついたら、ソフトミルククッキーの完成です。しっとりとした食感のクッキーは、犬も美味しく食べる事ができます。色々な型抜きを使えば、見た目も可愛らしいソフトミルククッキーになるので、チャレンジしてみてはいかがですか。写真映えもする犬のおやつ作りを楽しむ事ができます。

はちみつミルクパン

強力粉250g・はちみつ大さじ1・牛乳160cc・油脂15g・ドライイースト5gをホームベーカリーに入れ、一次発酵まで行います。15〜20分割にし、お好きな形に成形をしたら、二次発酵してください。190度のオーブンで10分焼いたら出来上がりです。

はちみつミルクパンは、ほんのり甘く人間が食べても美味しいパンです。犬と一緒におやつタイムを楽しんでみるのも良いかもしれません。多めに作ったら、冷凍庫で保存しておくと日持ちします。電子レンジで解凍すればすぐに食べられるので、普段のおやつに役立ててみてください。

注意点を理解して犬にはちみつを与えよう

はちみつは犬の健康に良い栄養を多く含んでいます。注意点に気をつけて与える事で、犬にとって良いおやつとなるのではないでしょうか。子犬や免疫力が低くなっている犬には、はちみつを与えないようにしましょう。ボツリヌス菌中毒のリスクが高まります。また、花粉症アレルギーの犬にもはちみつは適していません。

カロリーにも十分に注意して、犬にはちみつを与えるようにしてください。特に太りやすい犬は、はちみつのような甘い物を与える時にカロリーオントロールをする事が大切になります。適切な与え方をすれば、犬もきっと喜んでくれるはずです。はちみつを使ったレシピもチェックして、犬に与えてみてください。

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