ボルドーマスティフは優しくて穏やか?子犬の頃のしつけが肝心!

ボルドーマスティフは、どんな種類の犬かご存知でしょうか。しわが多くて強面のボルドーマスティフは、実はとても繊細で穏やかな性格を持っています。今回は、ボルドーマスティフの入手方法から価格、魅力たっぷりの性格やしつけの方法などをご紹介しましょう。

ボルドーマスティフは優しくて穏やか?子犬の頃のしつけが肝心!

目次

  1. ボルドーマスティフの性格やしつけ方を紹介
  2. ボルドーマスティフについて
  3. ボルドーマスティフの性格
  4. ボルドーマスティフの飼い方
  5. ボルドーマスティフをしつけるポイント
  6. ボルドーマスティフがかかりやすい病気
  7. 健康管理のチェックリスト
  8. ボルドーマスティフと穏やかに暮らそう

ボルドーマスティフの性格やしつけ方を紹介

闘犬として活躍したボルドーマスティフは、強面でたくましい超大型犬です。しかし、その見た目とは反対に、実は穏やかで落ち着いた性格を持っています。超大型犬のボルドーマスティフを飼い主さんに従順な性格に育てるには、子犬の頃からのしつけが大切です。今回は、ボルドーマスティフの入手方法から価格相場、またしつけやかかりやすい病気などについて見ていきましょう。

ブリーダーが少なく入手困難な種類

ボルドーマスティフは、超大型犬で更に日本では珍しいためペットショップで見かけることはほとんどないでしょう。国内でのブリーダーも少なく入手が困難で、価格も比較的高い種類になります。しかし、マスティフ犬の愛好家によって繁殖はされているので、ブリーダーを見つけたら早めにコンタクトを取ったり予約したりすることで、ボルドーマスティフの犬を入手することが可能です。

表情豊かでかわいいボルドーマスティフ

見た目は強面で闘犬そのもののボルドーマスティフですが、実はデリケートでナイーブな一面も持っています。見た目とはギャップのあるボルドーマスティフが見せる表情豊かでかわいい性格に魅力を感じる飼い主さんも多いでしょう。今回は、家族の一員、番犬としても活躍するボルドーマスティフの魅力も紐解いてみましょう。

ボルドーマスティフについて

ボルドーマスティフと上手に付き合うには、ボルドーマスティフの歴史や特徴などを良く知っておく必要があります。また、ボルドーマスティフの寿命や価格、特徴なども頭に入れた上で、ボルドーマスティフに適した環境や飼育にかかる費用なども考慮して飼うことを決めましょう。ここでは、ボルドーマスティフの基本情報についてご紹介します。

歴史

ボルドーマスティフはフランス原産で、古くは14世紀頃からの存在が確認されています。当時は熊や牛と戦う闘犬として、また、猪猟などの狩猟犬や牧畜犬であった歴史があります。また、利口で従順な性格のボルドーマスティフは、家を守る番犬としても活躍して来ました。

19世紀以降は軍用犬として使用されため、2度の世界大戦を経て数が激減ましたが、愛好家の努力もあり戦後の保護活動で絶滅は免れました。闘犬競技が廃止されてからは、交配を重ねて攻撃的な気質は改良され、穏やかな性格になりました。歴史は古い種類ですが、アメリカで初めて血統種として登録されたのが2008年になります。現在は、世界的に愛好家がいる人気の種類となっています。

特徴

ボルドーマスティフの特徴は、何と言ってもしわが幾重にも重なった強面の表情とたくましい体つきです。体高はオスが60~68㎝、メスが58~66㎝、体重はオスが50㎏以上、メスが45㎏以上もあり、超大型犬に分類されます。マズルは短いですが、アゴの力はかなり強靭です。骨太のがっしりとした体型で、頭の大きさが大型犬の中で最も大きい種類になります。

耳は垂れ耳で太く飾り毛のない垂れた尻尾を持っています。闘犬であったことからダメージを少なくするため、顔からアゴ、背中の皮膚がよく伸びます。オレンジ色に近い赤い毛色がボルドーマスティフのトレードマークです。

被毛は短毛で、細いアンダーコートと太いアウターコートの二種類から成りるダブルコートです。被毛のカラーはフォーンの単色で、マホガニー、イザベラカラーの種類があり、色素の濃い方が望ましいとされています。稀に白の斑点が見られますが、白の小斑は胸と足先にだけ許容されています。

寿命

気になるボルドーマスティフの寿命を見てみましょう。一般的に大型犬の寿命は、小型犬や中型犬に比べて長くないと言われています。ボルドーマスティフの寿命は、10歳前後で長生きする種類ではないようです。5歳の短命で寿命を終えたケースもあれば、12歳まで長生きしたケースもあり、個体差があります。感受性の強い種類なので寿命を延ばしてあげるには、日頃からのケアが重要です。

ボルドーマスティフは体型ががっしりしている種類ため、関節の疾患にかかりやすい傾向があります。また、食後にすぐ激しい運動をすると大型犬によく見られる胃捻転を起こすことがあるので注意してあげましょう。食事の管理や足腰を鍛える適度な運動、飼い主さんとのコミュニケーションを図るなど十分なケアをしてあげることが愛犬の長寿につながるでしょう。

価格

次にボルドーマスティフの価格を見てみ見ましょう。ボルドーマスティフは、国内でもブリーダーの数が少なく、価格が他の犬種より高くなる傾向があります。国内のブリーダーから子犬を購入する場合、価格は30万~40万ぐらいが相場のようです。被毛カラーの種類や月年齢によっても価格が異なる場合があります。また、血統書付きだと更に価格が跳ね上がります。

国内ブリーダーのホームページに記載される情報をチェックして、価格などを問い合わせてみましょう。個体数が少ないので、価格の数十%を予約金として先に納めるなど、ブリーダーとの交渉も可能のようです。

国内のブリーダーが見つからない場合は、価格は跳ねががりますが、個人輸入や輸入代行業者へ依頼することも可能です。輸入の場合は、手続きや仲介料、輸送料などがかかるので、国内の販売価格よりもプラス20万以上価格が高くなることを予算に入れておきましょう。

迎え入れ方

ボルドーマスティフの入手方法は、全国のブリーダーの子犬を紹介する国内最大のブリーダーズサイト、「みんなのブリーダー」などで情報を集めると良いでしょう。国内ではブリーダーが限られているので、子犬が産まれたタイミングであれば飼うことが出来るでしょう。また、子犬が見つからない場合は、ブリーダーに予約をしておくことも可能です。

国内のブリーダーが少ないので、住んでいる場所の近くでボルドーマスティフの子犬を見つけるのは難しいですが、購入を決める前には子犬の健康状態、相性などをチェックするなど、ブリーダーのもとを訪れて確認するのをおすすめします。

国内のブリーダーが見つからない場合は、国外から入手することも可能です。個人輸入では海外のブリーダーを探して、検疫所への届け出書類を提出し、輸入手続きを自分でする必要があります。個人輸入はハードルが高い場合は、輸入代行業者に仲介料を払い輸入手続きをしてもらいます。輸入の場合、手続きや手数料などで価格が大きく跳ね上がることを考慮しましょう。

もう一つの入手方法は、里親になることです。犬の里親とは、他の飼い主さんや動物保護団体から無償で譲り受けることを言います。飼い主さんの条件や保護団体が掲げる条件を満たしていれば、里親として犬を迎えることが出来ます。里親の場合は子犬でないこともありますが、価格が無償の上、しつけが十分にされていることや飼育相談が受けられるなどのメリットがあります。

インターネットの里親募集のサイトで探すことが出来ますが、ボルドーマスティフは個体数が少ないので、募集がある時にすぐに申し込めるように頻繁に情報を集めておく必要があるでしょう。

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ボルドーマスティフの性格

しわが垂れ下がり強面の表情とがっしりした体型のボルドーマスティフは、闘犬そのものの外見ですが、その怖そうな外見とは反対に、実はとても穏やかで優しい性格を持っています。見かけとその中身のギャップに魅力を感じる飼い主さんも少なくありません。ここでは、ボルドーマスティフの性格とその魅力について見ていきましょう。

温厚

闘犬として活躍した歴史があるボルドーマスティフですが、温厚で穏やかな性格を持ち、家庭犬としても最適です。遊び盛りのお子さんがいる家庭では、子犬のボルドーマスティフがお子さんの仲の良い相棒のような存在になってくれるでしょう。

また、ボルドーマスティフの表情はとても穏やかで、子供たちを見守ってくれる優しい存在の家族の一員となってくれます。ボルドーマスティフは、活発に動き回るのはあまり好きではなく、普段の生活ではうちの中で寝そべってゆっくりと時間を過ごすのを好みますが、腰や関節の疾患になることが多いので、足腰を鍛えるために適度な運動をさせる必要があるでしょう。

社交的

ボルドーマスティフは、闘犬としてだけでなく、狩猟犬や家庭の番犬としても活躍して来た歴史があります。いつも誰かと一緒に過ごし協調性を身に付けて来たボルドーマスティフは、いかつい顔とは裏腹に、とても社交的で、他のペットや動物たちと良好な関係を築くことが出来ます。

現在のボルドーマスティフは、闘犬競技が廃止されてから改良を重ね、かつての激しい気質は残っていないと言われますが、パワーや破壊力は健在なので、念のため初めて会う人やペットには、十分に注意しましょう。見知らぬ人や他のペットと社交的に接するようになるには、子犬の頃からのしつけも大切です。子犬の頃から、いろいろな人や動物たちに接する機会を作ってあげましょう。

利口

ボルドーマスティフが利口な犬であると知れ渡ったのが、映画「ターナー&フーチ/すてきな相棒」です。名優トム・ハンクスが演じる潔癖症の私服警官ターナーの相棒役として登場するのがボルドーマスティフのフーチです。

フーチのぶさかわいい表情や半端じゃない破壊力、頭が良くて飼い主さんを守ろうと懸命に戦うところなど、実際のボルドーマスティフの行動や性格も垣間見ることが出来る映画になっています。映画の中でボルドーマスティフは、行儀が悪く下品な犬役をコミカルに演じていますが、そのような演技が出来るほど、人間の指示に従うことが出来るとても利口な犬種です。

従順

利口なボルドーマスティフは、リーダーと認めた飼い主さんにはとても愛情深く従順な性格を持っています。ボルドーマスティフにとって、飼い主さんとの主従関係はとても重要で、この関係がしっかりしていると問題行動も起こさず、しつけもしやすくなります。飼い主さんのことをリーダーと認めていないと、問題行動を起こすことがあります。

パワーのある超大型犬のボルドーマスティフは、飼い主さんの言うことを聞かないと破壊力も大きくなるので、しっかりとしつけをすること大切になります。本来とても飼い主さんに従順な性格を持つボルドーマスティフなので、信頼関係を構築すればとても大切なパートナーになってくれるでしょう。

警戒心がある

穏やかでのんびりした性格を持つボルドーマスティフですが、寝そべっていても家族に危険が迫ったと感じると素早く動き守ってくれるため、家庭の番犬としても最適の種類です。敵には勇敢に立ち向かっていくところもあるので、超大型犬でパワーの強いボルドーマスティフには、行動を制御するための訓練も必要です。

ボルドーマスティフは、警戒心が強いと同時にデリケートな一面も持ち合わせています。甘えん坊で寂しがり屋でもあり、常に飼い主さんの気配を感じていたい犬種です。人との心のやりとりで思いやりを見せる犬なので、コミュニケーションをしっかりと取ってあげましょう。

ボルドーマスティフの飼い方

超大型犬のボルドーマスティフを飼うには、適した環境や日頃の手入れの仕方、必要な運動量などを把握しておく必要があります。番犬として最適の犬種ですが、それを目的に飼うことはおすすめ出来ません。ボルドーマスティフは体が大きい分、食費や掃除、その他の世話も手間がかかります。

また、とてもデリケートなので、飼育環境だけでなく精神的な繋がりが持てるように愛情深く育てるのも大切です。ここでは、ボルドーマスティフの飼い方のポイントを見ていきましょう。

室内飼いにする

超大型犬のボルドーマスティフですが、室内飼いが難しい種類ではありません。気温の変化に弱い犬種なので、健康のことを考慮すると、むしろ室内飼いに向いているでしょう。特に、暑さにはかなり弱いので夏には熱中症にならないように室内の温度や湿度も管理するなど注意してあげることが必要です。

ボルドーマスティフは、とても寂しがり屋で、いつも飼い主さんの傍にいたい犬種なので、みんなが集まるリビングなどに、ゆったりとリラックス出来るスペースを作ってあげると良いでしょう。ずっとかまってあげられなくても、飼い主さんの気配を感じるだけでおとなしく過ごしてくれます。

環境を整える

ボルドーマスティフは、体が大きいので、腰や関節の疾患が多い傾向があります。室内飼いする時には、滑り止め用のカーペットや床材を使って腰や関節に負担を与えないようにしましょう。室内の広さは、ボルドーマスティフが動き回り、ビッグサイズのゲージやトイレシートが置けるスペースが必要です。

子犬の頃は、本人はそのつもりがなくても、パワフルなので遊びながらを物を壊すこともあります。大切な物は、別の部屋にしまっておくようにしましょう。また、超大型犬のボルドーマスティフは、食べるドッグフードの量も多ければ、排せつ物の量も多くなるので、費用や手間がかかることも考慮しておきましょう。

ボルドーマスティフを飼う時は、ペットというよりも、人間が一人増えたというぐらいの感覚でスペースや気遣いをしてあげると良いでしょう。また、超大型犬で強面のボルドーマスティフは、散歩の途中で他の人とすれ違う時に、威圧感を与えてしまいがちです。リードが離れてしまったということがないように、首輪やリードは大型犬対応の丈夫な物を選びましょう。

こまめに手入れする

ボルドーマスティフは、口元もたるんでいるのでよだれが大量に出ます。また、しわが多いので、しわの間に汚れが溜まりやすく小まめに手入れをしないと皮膚病になることがあります。皮膚病を起こさないようにするには、しわの間や口周りをタオルできれいにふき取り、いつも清潔に保ちましょう。体臭もあるので、定期的にシャンプーや耳の掃除をしてあげるのをおすすめします。

ボルドーマスティフの被毛は、短毛なので比較的お手入れは簡単ですが、オーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートなので、換毛期には抜け毛が多くなります。被毛のお手入れは、散歩の後などに軽くブラッシングしたり、蒸しタオルでしわの間を拭いたりして清潔に保ちましょう。ペット用のブラシグローブを使いスキンシップを兼ねたお手入れをするのも良いでしょう。

運動させる

日常はゆったりと過ごすのが好きなボルドーマスティフは、運動があまり得意ではありません。しかし、運動不足で肥満になると、関節や腰への負担が大きくなり関節炎を発症することがあります。また、子犬の頃に激しい運動をさせると股関節形成不全を発症することがあるので注意しましょう。

ボルドーマスティフは、運動への欲求がさほど大きくない種類ですが、がっしりとした体型を支えるため、また肥満防止やストレス解消を目的に1日1時間ぐらい散歩の時間を取りましょう。体がとても大きいので、散歩中の引き癖をつけないようにしつけることが大切です。また、散歩中に他人に対して攻撃的にならないように、飼い主さんをリーダーとして見なすようにしっかりとしつけましょう。

ボルドーマスティフには、ジャンプや思いっきり走らせるなど、激しい運動は必要ありませんが、時折、ドッグランで自由に動きまわったり、他の犬たちと交流させる機会を作ってあげましょう。また、水泳は足腰への負担が少ないので、時折、川や海で水遊びさせるのもおすすめです。

ボルドーマスティフをしつけるポイント

ボルドーマスティフは、見かけによらず穏やかな優しい性格で、基本的には他の犬や人間を傷つけたりはしませんが、体が大きいので行動の制御が出来ないと意図せず他人に怪我をさせてしまったり、事故を起こすことにもなりかねません。

そのようなことを防ぐには、飼い主さんをリーダーとして認めさせるしつけが必要になります。そのためには、子犬期からのしつけをきちんとして、不安要素を取り除いておきましょう。ここでは、ボルドーマスティフのしつけのポイントをご紹介します。

子犬期が重要

子犬の時期に迎え入れたボルドーマスティフも、あっという間に飼い主さんよりも大きく成長します。体が小さい時には、飼い主さんの力で制御出来たものが成長してから手に負えないことになってしまわないように、子犬の時期にしつけをすることが大切です。犬は生後3~4ヶ月頃から社会性を身に付け始めます。

この時期から他の犬と交流させたり、他人と触れ合う機会を作ってあげると社交的になります。子犬の時期のしつけで大切なのは、飼い主さんがリーダーだということを教えてあげることです。犬からすると相手が自分より下位な人間、または同等に近い存在と認識すると、命令や指示に従わず無視をするようになります。大型犬のボルドーマスティフは、引っ張り癖が残れば、お散歩が難しくなります。

まずは、リードを引っ張らずに飼い主さんのペースで歩くことが出来るリーダーウォークを身に付けさせましょう。リードを引っ張って歩くようなら、犬が前に出れば回れ右をして反対の方向へ進み、左の方へ行けば右の方へと犬に逆らって歩き、絶対に犬に従わずにリーダーが飼い主さんであることを認識させましょう。大切なのは、飼い主さんだけでなく家族全員がリーダーウォークをすることです。

リーダーウォークが出来るようになると、愛犬は人にとって良い行動をするようになります。決して、厳しくしつけをする必要はありませんが、愛犬が理解するまで辛抱強く続けましょう。飼い主さんがリーダーであることを愛犬に認識させることは、今後、一緒に楽しく過ごすことに必要不可欠な要素になります。

叱るより褒める

子犬の頃は、いたずらも盛んでパワーもあるので、物が壊されることがあるかもしれません。しつけの時には、出来るだけ短く分かりやすい言葉を使いましょう。叱ったり、叱らなかったりと一貫性がないしつけの仕方は、どうすれば良いのか混乱してしまいます。飼い主さんがぶれないことが大切です。

強面のがっしりした体型でとても強そうに見えるボルドーマスティフですが、内面はとても繊細です。飼い主さんの心情を読み取ろうとするので、飼い主さんが怒ったり喜んだりすることにとても敏感です。しかし、感受性が強いボルドーマスティフには、叱ることよりも褒めてあげることをおすすめします。上手く出来た時に、大げさ気味に喜んで褒めてあげましょう。

飼い主さんが大好きなボルドーマスティフは、喜ぶ姿を見てとても嬉しくなります。利口な犬種なのでしつけは付きやすい方です。愛情深く接することで信頼関係が築かれ、飼い主さんに従順な態度を取るようになります。

ドッグトレーナーを頼る

大型犬で力の強いボルドーマスティフは、初心者にはしつけが難しい方でしょう。自分でしつけをすることが理想的ですが、しつけが難しいと判断した場合は、ドッグトレーナーに手伝ってもらうことをおすすめします。ドッグトレーナーは、人と一緒に暮らしていくためのマナーを犬に教えてくれます。

散歩やトイレトレーニング、留守番など、人と暮らしていくためのマナーをきちんと教え、飼い主さんのサポートをするのがドッグトレーナーのお仕事です。パワフルなボルドーマスティフは、飼い主さんが行動を制御出来なければ、思わぬ事故を起こす可能性もあるので、ドッグトレーナーさんの力を借りて、攻撃性や無駄吠え、引っ張り癖などを基本的なしつけのお手伝いをお願いしましょう。

ボルドーマスティフがかかりやすい病気

超大型犬のボルドーマスティフは、寿命が10歳前後と言われます。ボルドーマスティフに適した環境と食事、適度な運動やメンタルケアをすることで、長寿になるように日頃からの健康管理をしてあげましょう。また、ボルドーマスティフが特有のかかりやすい病気を知っておくことで、早期発見にもつながります。ここでは、ボルドーマスティフがかかりやすい病気について見ていきましょう。

短頭種症候群

まず、気を付けてあげたいのが、「短頭種症候群」です。短頭種とは頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い種類のことを言います。短頭種の犬は品種改良によって、鼻の孔や通り道が狭く喉の構造も凝縮されているため、呼吸をする時に気道に圧力がかかりやすくなります。「短頭種症候群」とは、軌道が狭い状態になることで発症する病気で、呼吸困難を起こすと命を落とす危険性もあります。

ボルドーマスティフは、喉がしわ状になっていることから、気菅が圧迫されやすく呼吸障害を起こしやすい特徴があります。愛犬が息切れしていたり、安静時にもグーグーという呼吸音が聞こえたりしたら、注意してあげましょう。

膿皮症

次に注意してあげたいのが「膿皮症」です。「膿皮症」は化膿性の皮膚病で、マスティフ種で最も多いのはブドウ球菌などの細菌による膿皮症です。ブドウ球菌は自然界に広く分布している細菌の一つですが、犬の免疫力が低下している時には、脱毛、発疹、足の指の間の腫れ、外耳炎などの症状を引き起こします。

ボルドーマスティフは、シワの間やアゴ、外耳炎、背中からわき腹・内股にアレルギー性の膿皮症を起こすケースが多く見られます。発症した場合、抗生剤やステロイドなどの消炎剤で炎症を抑え、ヨードシャンプーなどの薬用シャンプーで患部を洗浄することになります。食物アレルギーがある場合は、ドッグフード選びで改善する場合もあります。

眼瞼外反症

次に注意してあげたいのが、「眼瞼外反症」です。「眼瞼外反症」は、まぶたの結膜が露出することで細菌感染を起こしてしまう病気です。ボルドーマスティフのような生まれつきしわがある犬種は瞼が外側にめくれ、角膜や結膜が露出しているので、刺激を受けやすいと言われます。眼瞼外反症の主な症状は、涙の量が増え、目やにが溜まったり、角膜炎や結膜炎が見られます。

眼瞼外反症を発症すると逆にドライアイになりやすくなるため、点眼薬を与えたりしますが、あまりに外反が酷い場合は、患部を切り取り縫合する治療法もあります。日頃から愛犬の眼の周辺をこまめに観察し、早期に発見してあげることが大切です。

健康管理のチェックリスト

愛犬が元気がなかったり、食欲がなかったりするととても心配ですよね。愛犬と出来るだけ長く一緒に過ごすには、飼い主さんが愛犬の健康管理に注意してあげることが大切です。特に、寿命が長い方ではないボルドーマスティフには、生活環境や体調の微妙な変化に気を配ることで、長寿につなげることが出来るでしょう。

愛犬のかかりやすい病気や犬特有の病気の症状を理解し、日頃から健康管理に目を向けることで、早めに異変に気付いて処置することが可能です。ここでは、犬の健康管理のチェックリストをご紹介しましょう。

抜け毛に異変はないか

被毛で体が覆われた犬は、体温調節が苦手な動物です。人間には皮膚に汗腺があるため、汗をかくことで体温調節をすることが出来ますが、犬の皮膚には汗腺がないため、ハァハァと口呼吸をしたり、換毛期に毛の量を減らしたりすることで体温調節をしています。

犬には春と秋、年に2回換毛期があります。ダブルコートの犬の種類は、換毛期にアンダーコートがたくさん抜けますが、シングルコートのように被毛が少ない犬種や冬なのに毛が大量に抜ける場合は、病気が潜んでいる可能性があるので注意しましょう。抜け毛の量の変化に気を配ることで、皮膚病や先天的な病気などのチェックに役に立ちます。

水分をとっているか

愛犬の健康チェックでは、飲む水の量にも注意しましょう。水を飲む量は、固体や種類によって異なりますが、摂取量が急激に変化する場合は、健康状態を疑いましょう。水分が十分に取れていない場合、夏バテや運動量が少ない時、また、息ぐるしい時などに見られます。特にボルドーマスティフは、呼吸器系の病気もあるので注意してあげたいですね。

また、水を飲む量が多すぎる場合も、病気が潜んでいることがあります。糖尿病や子宮蓄膿症などは、水をたくさん飲み尿の量も増える症状があります。水を飲む量に大きな変化があった場合は、動物病院を訪れ獣医師に相談しましょう。

目に異常はないか

愛犬と毎日目を合わせる時、目の状態もチェックしてあげましょう。特に、顔周りにしわがたくさんあるボルドーマスティフは、いつも目の状態を見ておくことで、眼瞼外反症になっていないかなどのチェックが出来ます。愛犬の目がいつも涙目であったり、目やにが溜まったり、また、角膜炎・結膜炎の症状があり前足でしきりに目をこする行動を見せたら目の病気を疑いましょう。

また、目の異常は病気以外にも、外傷の後遺症が原因で起こることもあります。早期発見をすることで症状を抑える治療が可能になるので、日頃から注意して見てあげましょう。

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ボルドーマスティフと穏やかに暮らそう

今回は、超大型犬のボルドーマスティフについてご紹介して参りました。ボルドーマスティフは、日本ではブリーダーの数も少なく価格も安い方ではありません。また、体が大きいので、餌代がかかることや広いスペースの飼育環境、十分なしつけも必要となります。

一方で、外見とは全く逆の繊細な性格と飼い主さん思いのボルドーマスティフとは、愛情をたっぷり与えて信頼関係を築くことで、家族の一員として共に素敵な時間を過ごすことが出来るでしょう。ボルドーマスティフの性格や特徴を理解して楽しく穏やかに暮らしましょう。

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2020-07-12 時点

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