猫との引っ越しの準備や注意点!ストレスをかけない方法も紹介

猫は神経質な面があるので、引っ越しや飼い主のところに子供が生まれるなどの環境の変化が起こるとストレスになります。こちらでは、猫との引っ越しの準備や注意点についてご紹介していきます。猫にストレスをかけない方法もチェックしていきましょう。

猫との引っ越しの準備や注意点!ストレスをかけない方法も紹介

目次

  1. 猫との引っ越しで注意点を解説!
  2. 猫との引っ越し①事前準備
  3. 猫との引っ越し②当日の対応
  4. 猫との引っ越し③新居での過ごし方
  5. 猫の引っ越し!業者の選び方
  6. 猫と一緒に引っ越ししよう

猫との引っ越しで注意点を解説!

猫は神経質でストレスに弱い動物です。飼い主が不在がちで留守番が多い、新しい家族が増える、引っ越しで家が変わるなどの環境の変化によってストレスを感じ、塞ぎ込むこともあります。こちらでは、猫と引っ越しをする際の準備や当日の注意点、新居での過ごし方などをご紹介していきます。猫を飼っている方は参考にしてみましょう。

猫は環境の変化に敏感

猫は犬と違って散歩をすることがないので、外出OKにしている飼い猫以外は毎日室内で過ごします。室内でお気に入りの場所を作って過ごすことが多く、猫にとっては家が自分の縄張りとなります。自分の縄張りである家が変わる引っ越しは猫にとってはストレスがかかるイベントです。

また、引っ越し業者の方など見知らぬ人が家に出入りすることや、引っ越しで生じる物を運ぶ大きな音にも警戒心を抱きます。引っ越しに限らず、模様替えや家具の移動だけでも猫にとっては縄張りを荒らされているような気分になるので環境を変える時は注意が必要です。

引っ越しでストレスをかけない方法を紹介

生活環境を変える引っ越しは猫にとってはストレスです。猫にストレスがかかると食事を摂らなくなったり、排泄しなくなったりすることもあります。ストレスが原因で病気を引き起こすこともあるので、猫をよく観察するようにしましょう。

飼い主の事情で引っ越しをしなければならない時は、引っ越しまでの準備や当日の行動に注意してなるべく猫にストレスがかからないようにしてあげましょう。新居での猫との過ごし方や引っ越し業者の選び方もチェックして、猫との引っ越しをスムーズに行いましょう。

猫との引っ越し①事前準備

引っ越しで少しでも猫へのストレスを軽減するためにも、引っ越し前の準備をきちんとしておくようにしましょう。準備をしておけば、猫がストレスで具合が悪くなった時も冷静に対処できるはずです。こちらでは、猫との引っ越しの際の事前準備についてご紹介していきます。

猫グッズはまとめておく

猫は自分のニオイがついたグッズがあると安心するので、新居へ引っ越しするからといって猫グッズを新調するのは控えましょう。猫のニオイがついたトイレの砂は保管して、新しいトイレに混ぜるといいでしょう。

トイレ砂は猫が排泄物を砂に埋めて隠す習性によって室内の清潔を保つための役割だけでなく、自分のニオイを残して猫に安心感を与えるグッズでもあります。お気に入りのおもちゃや毛布、クッションなどは猫のニオイが消えないようにあえて洗ったりせず、新居に持って行ってあげるといいでしょう。

体調管理に気をつける

猫との引っ越しは当日に注意すれば問題ないと考える方もいるかもしれませんが、引っ越し準備の段階で猫にストレスを与えてしまう場合もあります。引っ越しの準備で飼い主が荷物を詰める姿などからいつもと違う様子を猫は感じ取ります。引っ越しによって体調を崩す猫もいるので、体調管理に注意しましょう。事前に動物病院で健康診断を受けたり相談したりしておくと安心です。

新居近くの動物病院を調べておく

引っ越し先が現在住んでいる場所から離れる場合は、かかりつけの動物病院に通うのが難しくなります。事前に、新居の近くの動物病院を調べておくといざという時に安心です。かかりつけの動物病院で新居近くの動物病院を紹介してもらうのもいいでしょう。

引っ越しの準備の間は元気な猫でも、新居で暮らし始めた途端にストレスで体調を崩すこともあります。新居で慌てないためにも、事前準備の段階で病院の場所を確認し、スムーズに移動できるようにしましょう。

キャリーバッグを用意しておく

猫との引っ越しの前にキャリーバッグを準備するのも忘れないようにしましょう。引っ越し当日は、引っ越し業者の方が家を出入りし、荷物を運ぶ際に大きな音がすることもあるので、猫にとってはストレスです。少しでも猫のストレスを軽減するためにも、引っ越し当日はキャリーバッグの中に入れてあげましょう。猫は狭い場所の方がリラックス出来るはずです。

落ち着かせるためにキャリーバッグに毛布を掛けて暗くするのもいいでしょう。猫のニオイが付いたおもちゃやお気に入りのグッズを一緒に入れるのもおすすめです。また、大きな音に反応して粗相する場合もあるので、キャリーバッグの底にはトイレシートを敷いておくといいでしょう。

猫との引っ越し②当日の対応

猫にとって大きなストレスのかかる引っ越し当日は、準備の時以上に猫への対応に注意しましょう。引っ越し当日の猫へのケアによって、新居での猫との暮らしがスムーズになるはずです。こちらでは、猫との引っ越しで当日すべき対応についてご紹介していきます。

引っ越し業者に猫のことを伝える

引っ越し当日は、引っ越し業者の方に猫がいることを伝えるようにしましょう。引っ越しの物音で猫も神経質になりやすいので、猫が家を飛び出したり、荷物を運ぶ引っ越し業者の方との間で思わぬ事故が起こりやすいです。

猫がいることを伝えておけば、ある程度物音に気を使ってくれたり、猫と鉢合わせにならないように注意してくれるかもしれません。トイレやお風呂など引っ越し当日に猫がいる場所のドアは開けないようにお願いするのもいいでしょう。

風呂やトイレなどに隔離する

引っ越し当日は、猫をお風呂やトイレなど人の出入りが少ない場所に隔離しておくといいでしょう。お風呂に猫を隔離する時は、事故を防ぐためにもお湯を抜いておくようにしましょう。また、引っ越し業者の方に猫のいる場所を伝え、ドアの前に「猫がいるのでドアを開けないで下さい」と張り紙をすれば、間違えてドアを開けることがないので安心です。

猫が落ち着かないようなら、キャリーバッグに入れてあげるといいでしょう。猫の縄張りである家の様子が変わってしまう引っ越し風景は猫にとってストレスなので、なるべく見せないようにしましょう。場合によっては、ペットホテルに預けるのもいいでしょう。

キャリーバッグに入れて移動する

家の荷物を運び終えたら、新居へ移動します。猫と移動する際は、キャリーバッグに入れるようにしましょう。引っ越し当日は猫も落ち着かないので、抱っこで移動しようとすると暴れて思わぬ事故を引き起こす場合もあります。

キャリーバッグにお気に入りのおもちゃなどを入れることで、猫もある程度落ち着くはずです。引っ越しが長距離移動の場合は、車内の空気の入れ替えや水分補給、猫の様子などに注意するようにしましょう。

目隠しして家から連れ出す

猫をキャリーバッグに入れて移動する際は、キャリーバッグに毛布やタオルをかけて目隠しをするようにしましょう。目隠しをしていないと、家具を運び終えた家の様子が目に入ってしまうからです。自分の縄張りである家の様子が変わっていることを直視するのは、猫にとって大きなストレスです。

車に乗せた際は目隠しを外してもOKですが、落ち着かない場合は毛布を掛けた状態のままにしましょう。暗くて狭い場所は猫にとって外敵から見つかりにくい安全な場所なので、落ち着きやすいはずです。

猫との引っ越し③新居での過ごし方

引っ越しを終えたら、新居での猫との暮らしが始まります。猫にとっては今まで自分が縄張りとしていた場所から急に離されたことになるので、不安やストレスでいっぱいです。猫に新居に慣れてもらうためにも、猫へのケアに注意しましょう。こちらでは、猫との引っ越し後の新居での過ごし方についてご紹介していきます。

家具の配置に気をつける

新居の家具の配置は、なるべく引っ越し前の家と同じような状態にしてあげるといいでしょう。間取りなどの関係で全く同じ家具の配置を再現するのは難しいかもしれませんが、少しでも前の家と同じ環境にしてあげることで猫へのストレスが軽減できるはずです。

猫は棚など高い場所へ移動する上下運動をします。今までの猫の遊びの導線を変えないような家具の配置にすることを意識しましょう。前の家と同じように自分が移動して遊ぶことが出来ると分かれば、新居にも馴染みやすいです。

猫の居場所を確保する

新居に着いたら、猫の居場所を確保しましょう。押し入れやクローゼットなど少し暗い場所にキャリーバッグを置いて、使い慣れた食器で水やエサを与え、そばにトイレを配置しましょう。前の家から持ってきたトイレ砂を混ぜた猫トイレにすることで、新居でも自分のニオイを確認してスムーズにトイレで排泄出来るはずです。

引っ越しをする時は猫グッズも新しくしたくなるかもしれませんが、猫が新居に慣れるまでは今までの猫グッズを使ってあげるようにしましょう。新居に慣れてからも一気に猫グッズを変えるのではなく、少しずつ変えていくと猫へのストレスが軽減されます。

慣れるまでゆっくり過ごさせる

猫が新居に慣れるまでは、ゆっくり過ごさせるようにしましょう。引っ越し後は自分のベッドからあまり動かなかったり、暗い場所に隠れてたりすることがあります。自分のニオイのついた場所や猫が安全と感じる暗い場所にいることで、猫は不安な気持ちを和らげているので、無理に抱っこしたり暗い場所から引っ張り出したりしないようにしましょう。

猫が自分のタイミングで動き出すまで飼い主は見守ることが大切です。猫が動きやすいようにお気に入りグッズを色々な場所に配置するのもいいでしょう。ソファにお気に入りの毛布を敷いたり、食器の場所を少しずつ移動したり、猫が好きな段ボールを配置したりすると行動範囲が広くなっていきます。猫の移動範囲が広くなったら、他の部屋の探索もさせてあげましょう。

複数の部屋がある場合は、一部屋ずつ見せてあげて徐々に慣らしましょう。猫が新居に慣れるタイミングは個体差があり、1週間で自由に歩き回る猫もいれば、1か月近くベッドから動かない猫もいます。また、結婚や出産を機に引っ越しする場合は、一緒に暮らす家族が急に増えることがストレスになります。無理に仲良くさせようとせずに、猫が慣れるまで待つようにしましょう。

スキンシップを心がける

猫は新居に不安やストレスを感じているので、飼い主は猫と一緒に過ごす時間を増やしたり、スキンシップを心掛けたりして猫を落ち着かせるようにしましょう。慣れない新居での留守番は猫にとってもストレスなので、引っ越し後2~3週間くらいは猫との時間を沢山取るようにしましょう。

猫のストレス症状で多いのが、大声で鳴く、夜鳴き、食欲不振、嘔吐や下痢、排泄しないなどです。また、ストレスで自傷行為に走ってしまう猫もいます。具体的には、皮膚を赤くなるまで舐める、毛が抜けるほどのグルーミング、しっぽや手足を噛む、繊維類やプラスチック類など食べてはいけないものを口にするなどの行為です。

引っ越し後は猫とスキンシップを取ると共に、様子をよく観察するようにしましょう。食事を摂らない、排泄しないなどの症状は病気を引き起こしやすいので、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

猫の引っ越し!業者の選び方

猫との引っ越しは、自家用車に乗せて移動することが望ましいですが、自家用車がない場合もあります。飼い主と一緒に新居へ移動するのが難しい場合は、オプションでペットの輸送をしてくれる引っ越し業者やペット輸送専門業者を検討しましょう。こちらでは、猫との引っ越しの際の業者の選び方についてご紹介していきます。

引っ越し業者か専門業者か

ペットの輸送可能な引っ越し業者は、自分で専門業者を頼む必要がないので手間が一番ありません。ただし、ペット輸送はオプションとして頼む形になる場合が多く、引っ越し業者はあくまでも窓口で結局は専門業者を呼ぶケースも多いです。

その場合は引越し業者に仲介料を払うことになるので、自分で専門業者に頼むよりも割高になる可能性が高いです。ペット輸送のオプション料金が割高な時は、自分で専門業者に依頼した方が費用が抑えられることもあります。

料金体系

ペット輸送の料金は、引っ越しの距離やペットの大きさなどによっても異なります。業者によっても料金設定が変わりますが、移動距離10kmまでは2000円~4500円、以降1㎞毎に200~300円くらいの料金が相場です。

高速代、空輸代行料金、ペットホテル料金、立ち寄り料金、お迎え料金などが別途かかる場合もあります。キャリーバッグ貸し出しや家族の同乗OKの業者などもあるので事前に確認しましょう。見積料金を出してもらうと安心です。

補償・保険の有無

ペット輸送の業者を選ぶ際は、補償や保険についても確認しましょう。輸送途中で万が一事故が起きたり、ペットが怪我をしたりした場合に賠償金や治療費が出ます。補償や保険が付いている業者は信頼できる業者かどうかの判断材料にもなります。

猫と一緒に引っ越ししよう

猫との引っ越しの注意点や新居での過ごし方をご紹介しました。環境の変化は猫にとってはストレスがかかるので、飼い主が引っ越し準備の段階から猫へのケアに注意して猫に寄り添ってあげるようにしましょう。ストレスによって体調不良などの症状が見られる場合は、すぐに動物病院に相談することも大切です。

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