猫は刺身を食べても大丈夫?与えるときは量と種類に気をつけて!

魚が好きなイメージの猫ですが、猫は刺身を食べても大丈夫なのでしょうか。今回は猫が刺身を食べても問題ないのかや、猫に刺身を与える時の適量や頻度、猫が食べてもいい魚の種類や猫に刺身を与える時の注意点などを詳しくご紹介します。

猫は刺身を食べても大丈夫?与えるときは量と種類に気をつけて!

目次

  1. 猫にお刺身を与えるポイントを解説
  2. 猫に刺身を与えすぎると病気の原因に!
  3. 猫が食べて大丈夫なお刺身
  4. 猫にお刺身を与える時の注意点
  5. 猫が喜ぶ魚レシピ
  6. 猫にお刺身を与える時は注意点を守ろう

猫にお刺身を与えるポイントを解説

猫の好きな食べ物というと、魚と答える人も多いでしょう。魚好きのイメージがある猫ですが、火を通した魚ではなく生の魚である刺身も食べさせて大丈夫なのでしょうか。猫に刺身を食べさせるのは基本的に問題ありませんが、生魚ですので病気や食中毒を防ぐためにも、与える時にはいくつか注意しておきたいポイントもあります。

そこで今回は、愛猫に刺身を食べさせたい時に注意しておきたいポイントや注意したい食中毒や病気、猫が食べても良い魚の刺身の種類、また猫が喜ぶ魚を使った簡単で美味しいレシピもご紹介します。

日本の猫が魚好きな理由

食卓に魚を並べると、猫が反応している姿を見ることができますが、なぜ猫は魚を好むのでしょうか。猫には魚が好きというイメージが定着していますが、実は猫が魚好きと言うのは日本独特のものです。外国では猫は肉食動物であり、猫が魚を好むというイメージはありません。実際、猫は魚より肉を好むと言われており、それを裏付けする研究結果もあります。

ではなぜ、日本の猫は魚が好きなのでしょうか。その答えは、日本独自の食文化にあります。日本では昔から猫がペットとして飼育されていますが、まだ今のようにキャットフードが充実していない時代には、猫に餌として与えられていたのは、調理中にでる野菜くずや骨、人間のご飯の残飯などでした。

日本は四方を海に囲まれているため、日本人は魚を中心とした食文化を送っていました。そのため、自然と猫も魚を食べるようになり魚好きになったと考えられています。日本の猫が魚を好むのは、魚を多く食べる地域で生活していたという環境が大きな要因のようです。

Thumb猫に魚を与える時に注意することとは?実は肉の方が好きだった? | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

猫に刺身を与えすぎると病気の原因に!

猫に刺身を食べさせても基本的に大丈夫なのですが、与えすぎには注意が必要です。猫が刺身を食べ過ぎると食中毒や病気など、さまざまなリスクが伴います。猫に刺身を食べさせる時には適量にとどめて、欲しがっても与えすぎないように注意しましょう。ここでは、猫に刺身を与えすぎた時に起こりうる病気について解説します。

アニサキス食中毒

まずご紹介する猫が刺身を食べ過ぎることで起こるかもしれない病気は、アニサキス食中毒です。人間が感染することでも知られるアニサキスは、魚介類の内臓に寄生している寄生虫のことです。特に良く見られるのが、サバやアジ、イワシなどの青魚やイカなどです。アニサキスは通常内臓に寄生していますが、魚が傷んで鮮度が落ちてくると内臓から筋肉へ移動します。

そのため魚の内臓や新鮮でない魚の刺身を生で食べるとアニサキスによって食中毒を起こしてしまいます。アニサキスは口から入ると、胃の壁や腸の壁に寄生して激しい痛みを起こします。症状は、生食後数時間で現れます。アニサキス食中毒は、鮮度の落ちた生魚を食べないことや−20℃で24時間以上の冷凍処理をしたり、60℃以上の熱を1分以上加えることなどで予防できます。

ヒスタミン中毒

鮮度の落ちた魚の刺身やヒスタミンが蓄積された海鮮加工物を猫が食べることで、ヒスタミンによる中毒が起こる可能性があります。これは鮮度の落ちた魚にはヒスタミンと言う物質が蓄積されており、このヒスタミンによって中毒が引き起こされてまるで食中毒のような症状が発生するというものです。

ヒスタミン中毒の症状としては下痢や嘔吐、舌や顔の腫れ、じんましん、めまいなどがあげられます。ヒスタミンはアミノ酸の一種であるヒスチジンが変換されたものですが、このヒスチジンはマグロやカツオ、サバ、イワシ、ブリなどの青魚に多く含まれます。ヒスタミンは加熱しても分解されませんので、注意が必要です。

チアミン欠乏症

猫が生魚を食べすぎると、チアミン欠乏症になる可能性があります。イカやタコなどの魚介類に多く含まれているチアミナーゼという物質は、チアミンと呼ばれるビタミンB1を分解してしまう酵素です。チアミナーゼを摂りすぎるとビタミンB1が欠乏して、けいれん発作や運動機能障害、急性心不全などが起こることがあります。

またチアミン欠乏症の症状が進行すると、最悪の場合は死に至ることもあります。チアミン欠乏症というのは、いわゆるかっけと呼ばれる病気で栄養価の偏った偏食でも起こります。また、人間でも起こりうる可能性のある病気です。魚介類に含まれるチアミナーゼは熱に弱いため、加熱した魚介類であればチアミン欠乏症の心配は不要です。

猫が食べて大丈夫なお刺身

少量であれば猫は刺身を食べても大丈夫なのですが、猫はどんな魚の刺身でも食べて良いというわけではありません。魚の種類によっては、猫が刺身で食べない方が良いものもあります。そこでここでは、猫が食べても大丈夫な刺身について魚の種類をご紹介します。ただしここでご紹介する魚の刺身であっても、食べ過ぎは禁物ですので注意しましょう。

マグロ

猫に食べさせても良い刺身として、まずはマグロをご紹介します。マグロはたんぱく質が豊富で、たんぱく質は猫の血液や内臓、筋肉などを作る大切な成分です。またマグロにはタウリンと言う成分も含まれており、猫の目の健康を保ったり、内臓の病気を防ぐ生命維持には不可欠な成分です。猫はタウリンを体内で作れないため、食事から摂取する必要があります。

また代謝を促すビタミンB1も豊富です。猫の健康にとって良い成分がたっぷり含まれているのがマグロですので、猫に食べさせても問題ありません。適量は月に1回ほど、刺身一切れの半分くらいを与えましょう。トロは脂肪が多いため、赤身を選ぶようにしてください。また、刺身は主食にはなりません。あくまでおやつとして与えるようにしましょう。

カツオ

続いてご紹介するのは、カツオです。カツオには良質なたんぱく質はもちろん、エネルギーの源となるナイアシンという物質が多く含まれています。このナイアシンが不足すると皮膚に異常をきたしたり、代謝が落ちて生命活動に危険を及ぼすこともありますので、しっかりとナイアシンを食事で補うことが大切です。

ただしカツオはマグロと同じように脂肪のとても多い魚ですので、大量に食べすぎると肝臓に炎症を起こす病気である黄色脂肪症のリスクもあります。猫のカツオの適切な量はマグロと同じで、月に一度くらいの頻度で、刺身半切れくらい食べるのが良いでしょう。カツオは猫が特に好む魚ですが、与えすぎは禁物です。

白身魚

タイやタラなどのあっさりとした白身魚も、猫が食べても大丈夫な刺身の種類です。マグロやカツオなどと比べて脂肪分が少ないため、猫が食べても問題ありません。ただしやはり食べ過ぎは禁物で、1か月に1度刺身を一切れくらいが適量です。

猫にお刺身を与える時の注意点

マグロやカツオ、白身の魚などは刺身で猫に与えても良い魚の種類ですが、食べても大丈夫だからといてどれだけ食べさせてもいいわけではありません。また、猫に刺身を与える時には量や頻度以外にも注意しておきたいポイントがあります。ここでは、猫にお刺身を与える時の注意点について解説します。

量は1回に1切れまで

まず猫に刺身を与える時の適量についてですが、猫が食べても良い刺身の量はほんの少量です。具体的には1回に刺身一切れまでと覚えておきましょう。ただし先ほどもお伝えしたように、マグロやカツオなどの脂肪分の多い魚の刺身であれば一切れの半分くらいにとどめておくことが大切です。猫が刺身を食べ過ぎると、病気やアレルギーの原因にもなりえます。

刺身を食べさせる時には、アレルギーの心配もありますので最初はほんの少量を与えて体調に変化がないかを確認します。慣れてきたら、一切れ与えても良いですが、必ず量を守って与えるようにしてください。

頻度は1ヵ月に1度を目安に

猫に刺身を食べさせても大丈夫な頻度は、1か月に1度程度です。そもそも刺身を猫が食べなくても、何の問題もありません。刺身を好む猫もいますが、あまり頻繁に与えないようにします。日常的に刺身を与えてしまうと美味しい味を覚えて、いつもの餌を食べなくなってしまう可能性もあります。刺身を好む猫なら、月に一度のご褒美のおやつとして与えてあげましょう。

刺身に味付けはしない

人間が刺身を食べる時には、しょうゆやワサビを付けたり、塩を振ったりして味をつけて食べることがほとんどですが、猫に刺身を与える時に味付けは不要です。猫は人間と比べて体が小さいですので、ほんの少量の塩分でも血圧が上がってしまったり、腎臓に負担が増えたりして病気の原因にもなります。猫に刺身を与える時は、味をつけずそのままあげるようにしてください。

猫が喜ぶ魚レシピ

世界的に見ても、日本の猫は魚を好んで食べる珍しい猫が多いようです。そんな猫に魚を食べさせるには、生の刺身以外にも食べさせ方があります。本来魚は病気や食中毒を予防するためにも、火を通して食べるのがおすすめです。そこでここでは、猫が喜ぶ魚を使ったレシピをご紹介します。人間も食べられますので、愛猫と一緒に食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

猫用鱈のチーズ焼き

まずは、寒い季節に旬を迎える鱈を使った猫におすすめのレシピです。鱈は白身で脂肪分が少ないたんぱくな魚であるため、猫が食べても大丈夫な魚の代表的なものでもあります。ではさっそく、猫用鱈のチーズ焼きの材料と作り方をご紹介します。

材料は、鱈50g、シュレッドチーズ5g、里芋15g、小松菜10g、人参5g、えのきだけ3g、小麦粉適宜、オリーブオイル小さじ1、水大さじ3です。この分量は体重4kgの猫を基準にしていますので、愛猫の体重に合わせて材料の分量は変えてください。

鱈のチーズ焼きの作り方は、里芋を薄切り、その他の野菜を細かく刻んで小鍋に入れます。水を加えて、野菜が柔らかくなるまでゆでます。フライパンにオリーブオイルを熱して、軽く小麦粉をまぶした鱈をこんがりと焼き、裏返して焼けたら上からチーズをのせて、蓋をしてチーズが溶けるのを待ちます。お皿に盛りつけて、茹でた野菜を添えたら完成です。

猫専用ツナ

マグロのツナ缶は猫の大好きな食べ物ですが、人間用に味付けされているので塩分や脂肪分が高めで気になる人も多いでしょう。そんな時は、猫専用のツナを手作りして食べさせてあげれば安心できます。調味料を使わず作るため、安心安全で体の小さな猫にも与えることが出来ます。オリーブオイルを使うので、便秘解消効果も期待出来ます。早速材料とレシピを見ていきましょう。

猫専用ツナの材料は、マグロの刺身数切れとオリーブオイル適量のみです。耐熱皿にオリーブオイルを塗って、マグロの刺身を重ならないように並べます。そしてその上から、更にオリーブオイルを少量垂らしましょう。ラップをかけて電子レンジで500Wで2~3分加熱すれば完成です。与える時は食べやすいように、少し冷ましてほぐして与えましょう。

この手作りの猫専用ツナはそのまま食べさせてももちろん大丈夫ですが、いつものご飯にトッピングとして使用してもOKです。マグロ以外の魚の刺身でも簡単に作ることが出来ますので、刺身が余ってしまった時は愛猫のためにフレークを作ってみてはいかがでしょうか。

サーモンのリゾット風

3つ目にご紹介する猫が喜ぶ魚のレシピは、サーモンのリゾット風です。サーモンも猫が食べても大丈夫な食材で、良質なたんぱく質が豊富でさらに免疫作用がありますので、猫の毛質をつやつやに保ってくれる効果も期待出来ます。そんなサーモンとご飯をさっと煮て作るリゾットは、最後に味付けをすれば人間も食べられます。では、材料を見ていきましょう。

サーモンのリゾット風の材料は、生鮭1切とご飯スプーン1杯、キャベツ適量、オリーブオイル小さじ1、水適量です。ここで注意したいのは生鮭は、塩などで味付けがされていないものを選ぶということです。味付けされた鮭は猫にはとても味が濃く、健康にも良くありませんので注意してください。

サーモンのリゾット風の作り方は、小さめの鍋にたっぷりの水を沸かします。お湯が沸いたら小鍋にご飯を入れて、煮ます。続いて小さめに切った鮭とキャベツを入れます。キャベツと鮭に火が通ったら、いったん鍋から取り出してキャベツは小さくカット、鮭は身をほぐします。ごはんと茹で汁を皿に盛り、上からキャベツと鮭を盛り付けてオリーブオイルをかけて完成です。

猫にお刺身を与える時は注意点を守ろう

今回は猫に刺身を与える時にはどのような点に注意すれば良いのかや、与える量や頻度、食べさせても良い魚の種類などをご紹介してきました。基本的に猫に刺身を食べさせる必要はありませんが、マグロや白身魚などの魚であればほんの少量食べさせても大丈夫です。猫に刺身を食べさせるときは量や頻度に注意して、健康を害さないよう注意点を守って与えるようにしましょう。

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2021-05-07 時点

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