猫の鼻血は病気の可能性あり!簡単なセルフチェック方法や対処法を紹介

猫も人間と同じように鼻血を出すことがありますが、猫の鼻血には病気のサインが隠れていることもあります。今回は病気を教えてくれるかもしれない猫の鼻血について、鼻血が出る原因や対処法、病気の簡単なセルフチェック方法などをご紹介します。

猫の鼻血は病気の可能性あり!簡単なセルフチェック方法や対処法を紹介

目次

  1. 猫の鼻血は病気かも!チェック方法を紹介
  2. 猫の鼻血の原因
  3. 鼻血を出しやすい猫
  4. 猫が鼻血を出したときの対処法
  5. 猫の病気のサインを知ろう
  6. 猫が鼻血を出したら迷わず病院へ

猫の鼻血は病気かも!チェック方法を紹介

愛猫が鼻血を出すとびっくりしてしまう飼い主さんも多いと思いますが、猫の鼻血は珍しく思わぬ大きな病気が隠れている場合があります。人間はちょっとしたことで鼻血が出ることもありますが、猫は人間のように頻繁に鼻血を出すことはありません。今回は猫が鼻血を出してしまう理由や、注意した方が良い猫の鼻血の出方、猫が鼻血を出した時の対処法などを詳しく解説します。

猫の鼻血は呼吸に影響する

猫の鼻血は鼻そのものに問題がある場合と、全身性の疾患によって発症する場合があります。どちらにしても猫の鼻血は、呼吸に影響するため危険です。人間は鼻と口の両方で呼吸ができますが、猫はほとんど鼻呼吸しかできません。そのため、鼻血による出血が多い時は呼吸にとっても一大事になり、危険が伴います。できるだけ早く、鼻血を止めて呼吸を確保することも大切です。

完全室内飼いで予防できる

猫の鼻血には色々な原因がありますが、出来るだけ鼻血が出るリスクを減らしたいなら完全室内飼いをおすすめします。完全に室内で飼育すれば、他の猫との喧嘩を防いだり、外で怪我をする原因を減らすことが出来、鼻血が出るアクシデントを減らすことが出来ます。また、完全室内飼いにすればクリプトコッカス症など感染症にかかりにくくなりますので、鼻血のリスクを減らせます。

さらに鼻血は遺伝性の病気によって起きることもありますので、猫を飼う時に遺伝子検査や健康診断をしてもらうなどして愛猫の健康状態を把握しておくことも大切です。愛猫の体調や遺伝的になりやすい病気を事前に知っていれば、突然鼻血が出た時にも慌てず的確な対処が出来るでしょう。

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猫の鼻血の原因

猫は人間と比べるとあまり鼻血を出す動物ではありませんが、傷や病気などさまざまな原因で鼻血を出すことがあります。猫の鼻血は放っておいてよいものではありませんので、まずは原因を追究することが大切です。猫の鼻血には大きく分けて2種類あります。鼻水に血が混じっているような鼻血と、ダラダラと血が流れるタイプのものがあります。

鼻水にうっすら血が混じっているタイプの鼻血であれば、ウイルス性の感染症による鼻炎など鼻水やくしゃみを伴う疾患が考えられます。少量の鼻血がダラダラと出ている時には怪我をしていたり、腫瘍や癌による出血も考えられます。ここでは、猫の鼻血について考えられる原因を探ってみたいと思います。

鼻の中の傷

猫の鼻血の原因としては、まず鼻の中に傷があることが考えられます。何か異物が猫の鼻の中に入って傷ができたり、外側から鼻をぶつけて鼻の内側が切れるなどが考えられます。このような場合には、鼻血の量は大量になりがちです。血がどんどん出て来ても、ティッシュを鼻に詰めることはやめましょう。猫は口呼吸が得意ではありませんので、息苦しくなってしまいます。

血を拭くときは鼻の外に垂れて来る血を優しくティッシュなどで拭き取り、すぐに動物病院に連れて行って診てもらうようにしてください。もし猫が痛がるようであれば、無理に血を拭き取る必要はありません。

癌や腫瘍

猫の鼻血は、癌や腫瘍が原因となっている場合もあります。鼻の中に何かできものが出来ていてそれが原因で出血している場合で、悪性リンパ腫や扁平上皮癌などが考えられます。特に少量の鼻血がダラダラと長く続くようであれば、腫瘍や癌のことが多いようです。もし少量の鼻血が続く時には、早めに動物病院へ連れて行ってください。

ウイルス性の炎症

猫はウイルス性の炎症に感染することで、鼻血を出すことがあります。例えば猫ウイルス性鼻気道炎や猫カリシウイルス感染症、猫マイコプラズマ感染症、クリプトコッカス症などが挙げられます。これらの炎症によって鼻炎になると、鼻水や鼻づまりの症状が起こります。そして重症化すると、鼻血が出ることもあります。

これらのウイルス性の鼻炎を予防するには、定期的なワクチン接種が有効です。基本的に治療は、抗生物質や抗真菌薬、消炎剤の投与で行われます。また、日常からの愛猫の健康に気をつけて、多頭飼いの場合にはくしゃみなどから感染しやすいので病気の猫を隔離することも大切です。

免疫の過剰反応

猫の鼻炎の中には、リンパ形質細胞性鼻炎といってウイルスや細菌の感染によって起きる炎症ではなく、自分の免疫が鼻の細胞に対して過剰に反応して起きる鼻炎もあります。免疫の過剰反応による鼻炎では、細菌による二次感染を起こしてしまうこともあり危険です。免疫の異常によって鼻炎が起こり、鼻血が出ている場合には免疫力を抑えるステロイド剤などを使って治療を行います。

くしゃみのし過ぎ

猫の鼻血の多くは、くしゃみのし過ぎなどによって起こります。くしゃみを繰り返すことで鼻粘膜にある毛細血管が傷ついて出血し、鼻血が出ることがあります。猫が鼻血を出したら、鼻水やくしゃみがなかったかを考えてみましょう。くしゃみのし過ぎによる鼻血であれば、くしゃみの原因を排除することが大切です。

血小板の異常

猫の鼻血が長く続く場合癌や腫瘍が原因であることも多いのですが、血小板の異常が原因で止まるはずの血が止まらないということもあります。小さな傷でも血小板の数が減って血が固まらないために、鼻血が出続けてしまうという症状ですので、医師の診察や治療が必要です。

もしかすると小さな傷が原因かもしれませんが、まずは獣医に見てもらって傷なのか腫瘍や癌なのかを判断してもらいます。その後まずは鼻血の原因を治療して、血小板が正常に機能していない場合はその治療も併せて行っていくことになります。

歯周病

猫の鼻血の原因としては、歯周病も考えられます。歯周病は歯槽膿漏を放っておくと発症する病気で、ひどくなると口と鼻を分けている薄い骨に穴が開いてしまいます。すると口腔と鼻腔がつながってしまい、口の中に入れた食べ物が鼻にも入ってしまって、くしゃみが頻発し鼻水や鼻血が出ることがあります。

もしここまで歯周病が悪化してしまうと、まずは口腔と鼻腔がつながった部分をふさぐ手術を行い、歯槽膿漏の治療を行います。歯槽膿漏を予防するためには、毎日の歯磨きで歯垢除去を心がけることが大切です。毎日しっかり歯磨きを行って、お口の健康を保ちましょう。

鼻血を出しやすい猫

猫の鼻血の原因には、外部からついた傷の他にも鼻炎によるくしゃみのし過ぎ、癌や腫瘍、血液の病気など色々な物があります。もともと猫は鼻血を出しにくい動物ではありますが、猫の種類や年齢によっては鼻血が出やすい個体がいます。ここでは、飼う時に鼻血に注意したい鼻血を出しやすい猫をご紹介します。

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、他の猫種に比べて鼻血を出しやすいと言われています。それはスコティッシュフォールドが「骨軟骨異形成症」という軟骨がうまく作れない疾患を持っていることが多いためで、スコティッシュフォールドが垂れ耳であるのも、この病気が原因です。

鼻にも軟骨で作られている構造があるため、スコティッシュフォールドのように軟骨の発達が悪いと粘膜の形に影響を及ぼし、くしゃみが出やすくなります。そしてくしゃみのし過ぎで鼻血がでることがあります。この骨軟骨異形成症は遺伝的な病気ですので、治療法はなく鼻血とうまく付き合っていくことが求められます。

幼少期の猫

猫の種類ではありませんが、どの種の猫も子猫の時には鼻血を出しやすい傾向があります。これはウイルスなどの微生物による感染性鼻炎が仔猫の方が多いためで、鼻炎になり鼻水やくしゃみによる刺激で鼻血が起こります。また炎症性鼻甲介ポリープという病気もまれにありますが、若い猫での発生が多いと言われています。

猫が鼻血を出したときの対処法

猫の鼻血には大きな病気が隠れていることも多いため、放っておくことはおすすめできません。猫が鼻血を出してしまった時には、癌や悪性腫瘍など命にかかわる病気であることもあるため的確な対処が求められます。ここでは、猫が鼻血を出したときの対処法について詳しく解説します。

出血場所を確認する

猫が鼻血を出しているのに気づいたら、まずはどこから出血しているのか出血場所を確認します。大量に出血している場合は、ティッシュなどで血を優しくふき取ってから猫の鼻を観察します。出血箇所は鼻の中なのか外なのか、中であれば鼻の内側にできものなどが出来ていないか、傷がないかを調べましょう。

鼻血の回数を記録する

猫が鼻血を出した時は、いつどれくらいの量の鼻血が出たのかを記録します。傷による鼻血であれば、一度出血して自然に止まることも多いのですが、癌や腫瘍などの病気が原因の場合は何度も出血することもあります。そのため、鼻血の回数と時間を記録しておくことはとても大切です。

血の量や鼻水の有無を記録する

続いて猫の鼻血の対処法としては、鼻血の量や一緒に鼻詰まりやくしゃみ、鼻水があったかを記録しておきます。もし鼻水があるなら、鼻水の色やにおい、量も書き留めておくと医師に症状を説明するときに役立ちます。鼻血の色も赤っぽいのか黒っぽいのかで、医師の対処法も変わってきます。可能であれば、写真を撮っておいても良いでしょう。

病院を受診する

猫の鼻血は基本的に危険なものですので、猫が鼻血を出したら病院へ連れて行くのが鉄則です。その時には、記録しておいた猫の鼻血の回数や量、色などを獣医師に報告しましょう。命に係わる病気のこともありますので猫の鼻血を見つけたら、出来るだけすみやかに病院へ連れて行くようにしてください。この時、気道を塞いでしまうので鼻にティッシュはNGです。

病院で検査を受ける

猫が鼻血を出して病院へ連れて行くと、まずは問診や触診、血液検査、レントゲン検査などを行って鼻血の原因を特定します。これらの検査によってはっきりした原因が見つからない場合には、麻酔や鎮静剤を使って本格的な検査を行ったり、手術を行うこともあります。この時的確な対処を医師が行うためにも、猫の鼻血の様子を記録しておくことはとても大切です。

猫の病気のサインを知ろう

猫の鼻血は、悪性腫瘍や癌と言った大きな病気のサインであることもあります。猫は言葉が話せませんので、体調が悪くても飼い主さんへ訴えることが難しい動物です。しかし猫の動作や習慣の変化、いつもは見られない異常などから、いち早く病気を発見することは可能です。そこでここでは、猫が病気の時に見られる猫の病気のサインについてご紹介します。

食欲不振

まずご紹介する猫の病気のサインは、食欲不振です。人間も体調がすぐれないときは食欲が落ちるのと同じく、猫にも食欲不振が見られたら何らかの体調の変化があると考えて良いでしょう。発症すると食欲不振を引き起こす猫の病気はかなり沢山ありますが、ウイルス性の感染症や肝機能障害、夏バテ、癌、悪性腫瘍、腹膜炎、貧血、食中毒などが考えられます。

猫の食欲不振だけで病気を特定するのは難しいですが、その他にどこか痛がっている様子はないか、鼻水やくしゃみはないか、熱はないか、湿疹はないかなどにも注目して、食欲不振以外にも気になるところを見つけたら、すみやかに病院へ連れて行くようにしてください。

咳が多い

愛猫に咳が多いと感じたら、病気を疑った方が良いでしょう。猫の咳が増える可能性のある病気としては、猫ウイルス性鼻気管炎や猫クラミジア、猫エイズ、心臓の病気、悪性リンパ腫、咽頭炎気管支炎や喘息、肺炎などがあります。いわゆる感染症による風邪のこともありますが、腫瘍や癌などの大きな病気が潜んでいることもあります。

また猫の咳が続くと睡眠不足になったり呼吸も苦しくなり、体力も低下したり食欲も落ちたりしがちですので、咳がひどいようであればまずはかかりつけ医を受診してみることをおすすめします。

食べるのが遅い

猫の食事にいつも以上に時間がかかっていることに気づいたら、歯周病や虫歯などの口の中の病気を疑ってみましょう。食べ物を口に入れると痛みや違和感があって、ゆっくりしか物を食べられなくなっているのかもしれません。愛猫の食事が遅いと思ったら、一度口の中に異常がないかチェックしてみましょう。

もし虫歯や歯周病などの明らかな異常が口の中に見られない時には、食道炎や口腔癌など大きな病気の可能性もあります。長く続くようであれば、かかりつけの獣医師に相談して的確な対処を行いましょう。

猫が鼻血を出したら迷わず病院へ

今回は猫の鼻血について、猫の鼻血の原因や考えられる病気、猫が鼻血を出した時の対処法などについてご紹介してきました。猫の鼻血はあまり頻発するものではありませんので、基本的にすぐに病院へ連れて行くことが大切です。普段から猫の様子には注意を配って、少しでも様子がおかしい時にはすぐにかかりつけ医に相談するようにして、愛猫の健康を守りましょう。

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2020-02-25 時点

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