愛猫の分離不安が心配!原因や解消法を把握して適切に対応しよう!

猫は自立心の強い生き物で自由気ままなイメージがありますが、飼い主に依存してしまう分離不安症になることがあります。こちらでは、猫の分離不安症の症状や原因、予防法や解消法についてご紹介していきます。猫が快適に過ごせる環境づくりもチェックしましょう。

愛猫の分離不安が心配!原因や解消法を把握して適切に対応しよう!

目次

  1. 猫の分離不安について解説
  2. 猫の分離不安の基本知識
  3. 猫の分離不安の兆候2パターン
  4. 猫の分離不安の症状
  5. 猫の分離不安の原因
  6. 猫の分離不安の解消法
  7. 猫の分離不安の予防法
  8. 猫が健康的に過ごせる環境づくり
  9. 愛猫の分離不安を対策しよう

猫の分離不安について解説

犬は人につき、猫は家につくとよく言われますが、必ずしもそうではありません。昔の猫は家と外を自由に行き来していましたが、最近の猫は完全室内飼いのパターンが多く、家だけでなく飼い主への依存度も高いです。飼い主が外出することで分離不安を起こして、鳴き声をあげたり粗相したりすることもあります。

原因や解消法を知ろう

愛猫が分離不安症になってしまうと、家を留守にしづらくなります。飼い主がいない間に粗相をしたり、飼い主が帰るまでずっと鳴き声をあげたりする猫もいます。中には、自傷行為のようなことをしてしまう猫もいるので、目が離せなくなってしまいます。こちらでご紹介する猫の分離不安症の原因や解消法、予防法をチェックして、飼い主も猫も過ごしやすい環境を作りましょう。

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猫の分離不安の基本知識

一般的に猫は自由気ままで人に依存せず、手がかからないというイメージが強いです。家でリラックスして過ごす猫は犬と違って散歩もないので、飼いやすいと思う方も多いかもしれません。もちろん自立心が強く、留守番慣れしている猫もいますが、飼い主への依存度が高く分離不安症になる猫もいます。こちらでは、分離不安症の基本知識をチェックしましょう。

精神的な病気の一つ

分離不安症とは、親しい仲間と離れた時に動物が極度の不安に陥ることです。猫の分離不安症は、飼い主と離れ離れになった時に不安になったり、ストレスを感じたりすることを指します。30分以上飼い主と離れた時に猫の様子が変わるようなら、分離不安症の可能性が高いようです。

仲間と離れてしまうことに対して苦悩を感じるのは動物界でも自然なことですが、分離不安症の場合はその苦悩が極端に強いです。精神的な病気の一つで、不安な気持ちを紛らわすために病的な行動に出ることもあります。

悪化すると問題行動に繋がる

猫の分離不安症の症状は飼い主が猫と一緒に過ごすと収まるので、飼い主も対処せずに放置してしまうことがあります。しかし、分離不安症をそのままにしてしまうと、猫が病気で入院になった時やどうしても家を留守にしなければならない時に困ってしまいます。

猫が分離不安症だと入院中に治療が進まずに回復が遅れてしまったり、留守中に粗相や鳴き声などの問題行動を起こすことがあります。分離不安症はいざという時のためにも、飼い主がきちんと対処するようにしましょう。

ベッド以外での粗相は要注意

分離不安症の猫は、今までしなかった問題行動を起こします。粗相をする、過剰なグルーミング、食事や水を摂らないなどの問題行動が多いようです。飼い主の留守中に飼い主のベッドや布団で粗相をする猫は分離不安症の可能性が高いようです。

ベッドのマットレスや布団におしっこのニオイが染みついてしまうと、飼い主も対処に困ります。ニオイがつくことで粗相が繰り返されることもあるようです。過剰なグルーミングは皮膚病の原因になり、食事や水を摂らないと健康に支障をきたします。飼い主と離れた時だけの問題行動であったとしても、分離不安症は猫の健康的な生活を脅かすのできちんと対処しましょう。

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猫の分離不安の兆候2パターン

猫の分離不安症は飼い主への依存度が高くなる病気で、常に飼い主の姿を探して自分に関心を向けようとします。今は問題行動がない猫でも、分離不安症の傾向がある猫は徐々に症状が悪化し、問題行動を起こすこともあります。こちらでは、猫の分離不安の兆候を2パターンご紹介していきます。愛猫に兆候が見られる場合は、分離不安症を予防しましょう。

鳴き声が増えるパニック系

猫の分離不安の兆候の一つ目は「鳴き声が増えるパニック系」です。クンクンとした鳴き声、大きな鳴き声、遠吠えのような鳴き声を出す時は要注意です。不安な気持ちからパニックを起こして、落ち着きがなくなって部屋をウロウロしたり、興奮して飛び跳ねたりする猫もいます。

カーテンによじ上る、物を落とすなどの破壊行動や噛みつく、引っかく、マウンティングなどの攻撃的な行動も分離不安の兆候です。飼い主が分離不安の兆候に気づくためには、猫の身体的異常にも注意しましょう。よだれが増える、震える、呼吸が荒く脈が速いなどの異常が見られる場合は、分離不安症が悪化する前に予防策を考えましょう。

引きこもろうとする意気消沈系

猫の分離不安の兆候の二つ目は「引きこもろうとする意気消沈系」です。猫の元気や食欲がなくなり、コミュニケーションを取りたがらなくなります。飼い主に対して服従的姿勢や表情を見せたり、恐怖感を抱いている姿勢や表情を見せることがあるので、猫の様子がいつもとは違うことが分かりやすいです。

過剰なグルーミングやしっぽや腕を噛むなどの自傷行為、粗相などの行動に出る猫もいます。粗相はストレスを感じている猫に多い症状なので、飼い主は普段から猫の様子を観察するようにしましょう。

猫の分離不安の症状

完全室内飼いの猫や飼い主とのスキンシップが多い猫は、飼い主への依存度が高くなりやすいです。最初は猫が足元をまとわりつくだけだったのが、エスカレートして分離不安症になってしまうこともあります。こちらでは、分離不安症になった猫に現れる症状をご紹介していきます。飼い主は愛猫の分離不安症に気づかないこともあるので、症状をチェックしてみましょう。

興奮しすぎる

分離不安症の猫は興奮しすぎることがあります。飼い主の帰宅時に興奮して玄関にやってきたり、飛び跳ねて飼い主に向かってくることがあります。飼い主にとっては愛猫のお出迎えが嬉しいかもしれませんが、分離不安症の猫は興奮状態が中々落ち着かず、冷静さを失っているような状態です。興奮しすぎて粗相したり、脱走やイタズラに繋がったりすることもあるので注意しましょう。

鳴き声が変化する

分離不安症の猫に多いのが鳴き声の変化です。普段はあまり鳴かない猫でも、飼い主と離れると不安になってずっと鳴き声をあげたり、大きな鳴き声や遠吠えのような鳴き声をあげたりするようになります。

猫が分離不安症を起こしている時の鳴き声には個体差がありますが、大きな鳴き声や続けざまな鳴き声の場合は、近所迷惑になってしまうこともあります。飼い主の留守中だけの症状の場合は、見落としてしまうこともあります。愛猫に分離不安症の兆候を感じた場合は、家を出た後に外から鳴き声が聞こえないかチェックするといいでしょう。

破壊や攻撃が目立つ

攻撃的になったり、破壊行動をするようになったりするのも猫の分離不安症の症状です。飼い主と離れることにストレスを感じて、他の人や動物に対して威嚇するような鳴き声をあげたり、引っかく噛みつくなどの攻撃をしたりします。物に当たり散らすこともあります。

ティッシュを引っ張り出したり、物を落として壊したり、カーテンや布製品に噛みついたりと問題行動を起こします。物に関しては猫の行動範囲を制限したり、大事なものは猫の手の届かない場所に隠すことで対処できますが、人に対する攻撃性は注意が必要です。人に攻撃的だと、猫が病院に行った時に先生や看護師さんに攻撃して治療を受けられなくなってしまいます。

見た目に異常がある

分離不安症に陥っている猫は、見た目に異常が出てくることがあります。食欲不振によってやせ細ってしまったり、過剰なグルーミングによって被毛が抜け落ちていたりします。よだれを垂らす、呼吸が荒い場合も要注意です。猫の表情や態度にも変化が出てくることがあります。覇気がなく、怯えたような表情や態度を取ったり、身体が震えていたりします。

抑うつ的になる

猫が抑うつ状態になるのも分離不安症の症状です。抑うつ状態の猫には食欲不振、無気力、コミュニケーションを取りたがらないなどの行動が見られます。飼い主がいない時は食事も水も摂らず、飼い主が手からフードを与えることでやっと食事を摂るという猫もいます。ストレスから嘔吐や下痢を繰り返すこともあるので注意が必要です。

自傷する

分離不安症の猫の中には自傷行為をしてしまう子もいます。飼い主と離れた時の不安な気持ちを自傷行為をすることで紛らわそうとしているのです。同じ場所ばかりを舐め続けて被毛が剥げていたり、掻きむしったような跡ができている猫もいます。しっぽや手足を噛む猫も多く、それが原因で皮膚に傷が出来て皮膚病になることもあるので注意が必要です。

排泄に異常が出る

分離不安症の猫には粗相などの排泄異常が起こりやすいです。粗相することで飼い主が構ってくれると勘違いしてトイレ以外の場所で粗相したり、不安感から自分でも意識せずに粗相してしまったりします。

家の中でマーキング行為をする猫もいます。猫のマーキング行為は家の柱や壁に少量のおしっこをかけるのですが、ニオイもきついので対処が大変です。おしっこの色が変化したり、排泄自体ができなくなったり、下痢を起こしたりすることもあるので、排泄異常が見られる場合は獣医師への相談も考えましょう。

飼い主の後を追う

分離不安症になることで後追いが増える猫もいます。家の中で飼い主が移動すると後ろをくっついて歩いたり、トイレやお風呂で飼い主の姿が見えないと鳴き声をあげたりします。猫に後追いされると、猫のそばに常にいなければと考える方もいるかもしれませんが、飼い主が猫のためにと思って常にそばにいることで分離不安症の症状が悪化していくこともあります。

猫の分離不安の原因

猫の分離不安症の症状が分かったところで、次は分離不安症の原因をチェックしていきましょう。猫の分離不安症の原因は猫の元々の性格による部分もありますが、飼い主の猫への接し方が原因になっていることもあります。愛猫に分離不安症の傾向がある場合は、普段の愛猫との関わり方を見直してみましょう。

猫のもともとの性格

猫の元々の性格が原因で分離不安症になりやすい場合もあります。猫は毛色によってある程度性格を分けることができるのですが、ブラウン、ライラック、ポイントの毛色を持つ猫は分離不安の傾向が強くなりやすいようです。先天的に親や兄弟、仲間と一緒にいる時は心穏やかに過ごせるけれど、ひとりになると恐怖心が助長されやすいようです。

去勢手術

去勢避妊手術が原因で分離不安症になる猫もいるようです。去勢避妊手術は猫の繁殖を防ぐと共に、病気を防ぐ目的で行いますが、猫には心身と共にストレスがかかります。怖い体験をしたことで粗相が増えたり、ベッドから動かなくなったりする猫も多いです。怖い思いをした後なので、親のような存在である飼い主と離れることがストレスになって分離不安を起こすのかもしれません。

完全室内飼い

安全面やストレス対策として猫は完全室内飼いを推奨していますが、完全室内飼いが猫の分離不安症の原因になっている場合もあります。完全室内飼いだと、飼い主が猫のことをいつまでも子猫のよう扱い、甘やかしてしまいがちです。親のような存在である飼い主がいつもそばにいることで猫は精神的に自立する機会を失い、飼い主にべったりな猫になってしまいます。

飼い主が一緒にいることが当たり前という感覚になっていくので、飼い主の姿が見えなくなると分離不安症になってしまうのです。猫の安全面からも完全室内飼いで育てる方が安心ですが、猫を飼育する際は自立心が芽生える様に適度な距離感で関わることも必要です。愛情を与えて育てるのと、甘やかすのは別ということを意識して猫の飼育しましょう。

乳離れが早い

乳離れが早かったことが原因で分離不安症を起こす猫もいます。猫は生後2~7週間頃が社会化期であり、この時期に兄弟の猫とじゃれ合ったり、甘噛みしたりして自分以外の生き物とのコミュニケーションの方法を学びます。しかし、猫によっては乳離れが早かったり、兄弟猫たちとコミュニケーションを取る前にペットショップや飼い主の元に引き取られたりすることになります。

社会化期を十分に過ごせない猫は甘噛みの仕方が分からずに噛んでしまったり、寂しがり屋になったりしやすいようです。飼い主だけが頼りになるので、離れることで分離不安症を引き起こしやすくなるのかもしれません。

環境の変化

環境の変化が原因で分離不安症を引き起こす猫もいます。引っ越しや模様替えなどを行うと、猫は自分の縄張りが変わってしまったと感じます。結婚や出産によって家族が増えたり、ペットが増えたりすることも猫にとってはストレスになることもあります。

飼い主の生活リズムの変化にも敏感で、帰宅時間が変わることで不安になることもあるようです。猫は人間が思っているよりも環境の変化に弱いので、分離不安症にならないように注意が必要です。

猫の分離不安の解消法

猫の分離不安症を引き起こす原因が分かったところで、次は猫の分離不安症の解消法をご紹介していきます。愛猫が分離不安症になると、飼い主は愛猫をかわいそうに思って猫とコミュニケーションを取ろうとしがちですが、飼い主が構えば構うほど逆効果になることもあります。分離不安症に合わせた対策方法で猫を自立させましょう。

ケージに慣れさせる

猫の分離不安症の解消法として、ケージに慣れさせましょう。猫はキレイ好きなのでトイレとベッドが一緒にあるのを嫌がります。ケージは2~3段になっていて、トイレとベッドを別々に設置できるものがおすすめです。始めは1日に数時間ケージで過ごすことに慣れさせ、ケージは飼い主の滞在時間の長いリビングや寝室などに設置しましょう。

ケージの中には食事や水の他に飼い主のニオイがするアイテムやお気に入りのおもちゃ、毛布などを入れてあげると猫が安心します。ケージに慣らしていくことで、猫はケージの中が自分だけの安全なテリトリーだと認識するようになるはずです。テリトリーと認識した後は飼い主の留守の間にケージに自分で出入りし、飼い主と離れたことへの不安感を紛らわすことができます。

決まった時間に遊ぶ

決まった時間に遊ぶようにすることも分離不安症の解消に効果的です。遊びの時間以外は飼い主が猫に必要以上に構わないようにすることがポイントです。毎日決まった時間帯に10分程度遊ぶようにしましょう。

猫が好きなおもちゃを使って集中的に遊びます。時間が来たら、遊びをやめるようにしましょう。この時、猫がもう少し遊びたがるような素振りを見せても、遊びには付き合わないようにすることが大切です。猫のいいなりになっていつまでも遊んでしまうと、飼い主へ甘える気持ちがより強くなってしまいます。

叱るときはその場で叱る

猫を叱る時はその場で叱りましょう。留守番中にした猫の粗相を、帰宅した飼い主が叱るのは猫の不安感を増長させるだけです。留守番中にした猫の粗相を見つけたら何も言わずにサッと片づけてあげましょう。

猫の粗相を叱るとしたら、飼い主がその場にいた時のみにしましょう。現行犯以外の粗相やイタズラを飼い主が叱っても、猫は飼い主が何に怒ってるか理解できません。飼い主に対して恐怖心を抱く原因になってしまうので注意しましょう。

ストレスの少ない環境を作る

猫が過ごす部屋の環境を整えることも大切です。部屋の環境を整えることで猫の怪我を防止すると共に、飼い主の所有物を守ることにも繋がります。まず、部屋の中で猫が倒しそうなものやイタズラをしそうなものを片づけましょう。テーブルの上や猫が登りそうな棚の上にあるものを片付けるところから始めます。

倒れそうなものは固定しておくと安心です。ごみ箱を倒すと猫の誤飲に繋がり、鉢植えを倒すと割れた破片で怪我をする可能性があるので注意しましょう。また、粗相をしやすい飼い主のベッドには猫が近づけないように工夫するのがおすすめです。リビングや寝室のドアを閉めて猫の行動範囲を制限するといいでしょう。

分離不安症の猫は普段はしないような行動に出ることもあるので、部屋の安全管理を徹底するようにしましょう。部屋の安全管理ができたら、猫が飼い主と離れても安心して過ごせるような工夫をしましょう。飼い主のニオイが付いたアイテムを部屋に残しておくのがおすすめです。飼い主のニオイを感じることで猫のストレスが緩和されて、寂しい気持ちを解消できるはずです。

「負の弱化」と「正の強化」を行う

猫の分離不安症の解消法として「負の弱化」と「正の強化」を意識したしつけを行いましょう。「負の弱化」というのは、猫が問題行動を起こした時に猫にとってご褒美になる行動をしないようにして、問題行動をやめさせるしつけです。

分離不安症の猫は飼い主に対する関心が強く、足元をまとわりついたり、飼い主が帰宅すると興奮したりします。猫が興奮した時は飼い主は猫が落ち着くまで無視するようにしましょう。猫が大人しくなったら、声をかけたり撫でたりします。「負の弱化」を繰り返し行うことで、自分が飼い主にまとわりつくと飼い主は自分に構ってくれないと猫が学びます。

「負の弱化」を行う時に気をつけたいのが、飼い主が騒ぐ猫を無視できずに気持ちに応えてしまうことです。ここで猫に構ってしまうと、猫は何度もアタックすれば飼い主が構うこともあると考えるようになり、飼い主の関心を求めて騒ぐ頻度が上がってしまいます。猫の分離不安症を解消するためにも毅然とした態度で接しましょう。

「負の弱化」は猫をかわいそうに思うかもしれませんが、その分「正の強化」で猫に愛情を与えましょう。「正の強化」は猫が正しい行動をした時に猫にとってご褒美になることをしてあげます。飼い主にまとわりつかずに大人しくしていたら、猫の好きなおやつを与えたり、ブラッシングやマッサージをしたり、猫と遊んだりしてスキンシップを取るようにしましょう。

「正の強化」を繰り返すことで、猫は大人しくしていた方が飼い主は自分に構ってくれると学びます。また、「負の弱化」と「正の強化」を行う時は、家族全員が同じ態度で猫に接するようにしましょう。家族の一人でもルールと違う行動をすると猫は正しい行動と悪い行動の区別がつかなくなります。

ペットシッターに依頼する

家を離れる時間が長い、猫が分離不安症で自傷行為や粗相をするのなら、ペットシッターを依頼することも考えましょう。猫は自分の縄張りである家に他人が入ることを好みませんが、ペットシッターがいることで寂しい気持ちを解消できたり、猫の自傷行為や怪我を防止したりできます。

ちなみに、3日以上の留守番でない限りはペットホテルよりもペットシッターを依頼する方が猫にとってはストレスが少ないです。ペットホテルは飼い主と離れるだけでなく、自分の縄張りを離れて知らない環境に置かれるというストレスがあります。どうしてもの場合でない限りは、留守中の猫のお世話はペットシッターに依頼するようにしましょう。

猫用音楽を活用する

留守番中の猫が寂しくないようにテレビやラジオをつけっぱなしにして出かける方もいますが、テレビやラジオの音が猫にとってはストレスになることもあります。テレビやラジオは一定のリズムや音量ではないので、突然の音の変化に猫が驚いてしまうこともあるからです。猫の不安感を解消してリラックスさせるためには、猫用音楽がおすすめです。

猫用音楽は猫が落ち着くとされている猫のゴロゴロ音や子猫が母乳を飲む時のテンポ、猫の鳴き声に近い55~200Hzの周波数を意識して作られているので、猫がリラックスしやすいそうです。飼い主といる時に猫に猫用音楽を聞かせてみて、リラックスしたような様子なら留守番中にも猫用音楽をかけてあげるといいでしょう。

人口フェロモンを活用する

猫の不安な気持ちを解消するために、人口フェロモンを活用するのもいいでしょう。人口フェロモンは猫の顔から分泌されるフェイシャルフェロモンを配合したアイテムで、猫をリラックスさせたい時におすすめです。人口フェロモンにはスプレーやリキッドタイプのアイテムがあり、猫が過ごすベッドやお気に入りの毛布などに付けて使います。

猫は人口フェロモンのニオイを嗅ぐことで、近くに仲間がいるような気持ちになって不安感を解消できるそうです。人口フェロモンの効果は個体差がありますが、留守番や病院などの知らない環境に置かれる時におすすめのアイテムなので、一度試してみるといいかもしれません。

飼い主も自立する

猫の分離不安症の解消法として、飼い主も自立するようにしましょう。飼い主は猫に愛情を与えているつもりでも、猫のためにならない場合もあります。甘えてきたり、後追いしたりする猫は可愛くてつい構いたくなりますが、甘やかして構いすぎると猫も自立できません。

分離不安症の猫は精神的に自立できていないことが多いので、まずは飼い主が自立して猫と一定の距離感で付き合うようにしましょう。猫と飼い主それぞれが自立できれば、分離不安症は解消されるはずです。

病院へ行く

猫の分離不安症の症状が良くならないと、飼い主も焦ったりストレスを抱えたりしやすくなります。飼い主の様子の変化を猫は敏感に感じ取ります。飼い主の不安な気持ちが伝染して猫に更にストレスを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。

猫の分離不安症の症状が重い場合や、飼い主だけでは猫の分離不安症を解消できそうにない場合は、動物病院に相談にいきましょう。動物病院では分離不安症の解消法を教えてくれます。症状の重さによっては猫に精神安定剤を処方することもあります。

猫の分離不安の予防法

愛猫が分離不安症にならないように、予防することも大切です。今は分離不安症でなくても、甘えん坊の猫を飼い主が構いすぎることで分離不安症を引き起こしてしまう場合もあります。こちらでは、猫の分離不安症の予防法についてご紹介していきます。

外出を猫に悟らせない

猫の分離不安症の予防として、飼い主の外出を猫に悟られないようにしましょう。鍵を持つ、上着を羽織る、財布やカバンを持つなどの飼い主の外出時の行動を猫は覚えます。そうすると、外出時の行動を見ることで猫が飼い主と離れることに不安を抱きやすくなってしまいます。猫の分離不安症を予防するためにも、外出時の行動に規則性を持たせないようにしましょう。

外出しない時にも鍵を持つ姿を見せる、上着を羽織ってトイレに行く、財布やカバンを持つけれど椅子に座るなどの行動を猫の前で行ってみましょう。普段から外出時と同じような行動を取ることによって、猫に外出を悟られづらくなるはずです。外出する時は毎回違う行動を取るようにし、猫に声をかけずにそっと家を出るようにしましょう。

複数の猫を飼う

猫の分離不安症の予防として、もう1匹猫を家に迎えるのもいいかもしれません。猫同士でコミュニケーションを取る時間があると、飼い主への依存度が和らいで分離不安症の予防になります。ただし、新しい猫を迎える時は先住猫に一時的にストレスがかかりやすいです。猫は環境の変化に弱いので、新しい猫が自分の縄張りにやってくることで落ち着かなくなってしまうのです。

新しい猫を家に迎える時は、先住猫のケアに気をつけるようにしましょう。猫同士が喧嘩にならないようにベッドや食器などはそれぞれ用意しましょう。慣れるまでは、生活するスペースを分けるのがおすすめです。先住猫には新しい猫のニオイに慣れさせるために、新しい猫が使ったアイテムのニオイを嗅がせるのもいいでしょう。

それぞれの猫をよく観察し、お互いに慣れてきたようなら生活スペースを共有させて様子を見るといいでしょう。新しい家族を迎えることは猫の分離不安症の予防にはいいですが、既に分離不安症を起こしている猫には更にストレスがかかることになるので注意が必要です。

帰宅時の反応を薄くする

帰宅時の飼い主の反応を大げさにしないことも、猫の分離不安症の予防になります。帰宅時は留守番できた猫を褒めたり、必要以上に構いたくなったりしますが、飼い主が猫の興奮を煽ることになってしまうのでやめましょう。帰宅時に猫が興奮している時も、飼い主は猫が落ち着くまで構わないようにすることが大切です。

猫を構いすぎない

飼い主が猫に構いすぎると、猫の精神的な自立を妨げることになります。猫の分離不安症の予防として、飼い主と猫の距離感は一定に保ち、猫のいいなりになるような生活もやめましょう。猫が鳴けば構う、催促すれば遊ぶなどの行動を繰り返していると猫が甘えん坊になりやすく、精神的に自立できません。分離不安症の予防のためにも自立した猫に育てあげましょう。

猫が健康的に過ごせる環境づくり

猫の分離不安症の予防法が分かったところで、次は猫が健康的に過ごせる環境づくりをご紹介していきます。猫の縄張りである家の環境を整えることは、分離不安症の予防や解消にも繋がります。猫が飼い主と離れた時にも気晴らしができるアイテムもチェックしていきましょう。

お気に入りのおもちゃを用意する

飼い主と離れていても猫が退屈しないようにひとりで遊べる環境を作ったり、お気に入りのおもちゃを用意したりしましょう。キャットタワーやキャットウォークを部屋に設置すれば、猫は上下運動をして遊ぶことができます。留守番中にひとりで遊べる電動おもちゃもおすすめです。タイマー式、自動電源オフ機能がついたおもちゃを用意すれば、猫がひとりで遊ぶことができます。

パズルフィーダーを用意する

パズルフィーダーを用意するのもおすすめです。パズルフィーダーとは、猫が手や鼻などを使って餌やおやつを食べるエサ入れで、突起がついたタイプ、穴が開いた容器タイプ、パズル型など様々な種類があります。

餌やおやつを自分で取って食べることで、猫が頭を使った遊びができます。食べるのに時間がかかるので食べすぎ予防にもなります。猫が飼い主以外のものに関心を向けるきっかけになったり、気晴らしになったりするのでおすすめです。

愛猫の分離不安を対策しよう

猫の分離不安症の症状や解消法についてご紹介しました。甘えてくる猫は可愛くてつい構いたくなる飼い主も多いですが、猫の精神的自立を促すためにも猫を甘やかしすぎないように注意しましょう。猫に愛情を与えつつ、飼い主も猫もそれぞれが自立した関係性になって下さい。

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2020-02-29 時点

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