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犬のストレスサインは17個ある!発散にぴったりのグッズも紹介
犬のストレスサインや原因、解消方法についてまとめました。飼い主は、犬がストレスを感じた時のサインや行動について把握しておく事も大切です。どういった原因で犬がストレスを感じているのか原因を知って、ストレスのサイン・行動を見逃さないようにしましょう。

犬のストレスサイン17個を解説
犬と楽しい時間を過ごすためには、普段から犬の様子を見る事も大切になります。犬の様子に意識的になる事で、どのような状態であるのか把握しやすくなるのではないでしょうか。身体的な病気にも注意が必要ですが、精神面でのケアも重要なポイント。犬がストレスを感じているのであれば、きちんと解消できるように努力するようにしましょう。
犬のストレスは、症状編と行動編を合わせて17個あると言われています。それぞれのストレスサインの違いを知っておく事で、犬がどのように感じて毎日を過ごしているのか理解しやすくなるはず。ストレスサインを見逃さず、犬と生活をしてみてください。
飼い主が気付く必要がある
犬はストレスを抱えている事を言葉に表せません。ストレスを感じているか否かは、犬の飼い主が気づく事が重要になります。飼い主が気づいていないと、犬のストレスを解消できず、どんどんストレスが溜まってしまうかもしれません。ストレスは精神的な問題だけでなく、蓄積される事で身体にも悪影響を与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
犬のストレスのサインを見逃さないようにすれば、犬がどのように感じているのか把握しやすくなるのではないでしょうか。犬がストレスを感じた時にする行動や、ストレスが溜まる原因について学んで、飼い主が努力をしていくようにしましょう。
本記事では、犬が飼い主に出す17個のストレスサインや行動、原因についてご紹介します。それぞれのストレスサインをチェックしておけば、犬がどのような気持ちでいるのか知りやすくなるのではないでしょうか。犬のストレスを解消するためにも、飼い主がストレスサインを見逃さないようにしていきましょう。
犬のストレスサイン/症状編
まずは、犬のストレスサイン症状編をご紹介します。犬がストレスを感じると、様々な症状のサインが出てくるのが特徴。言葉でストレスを知らせる事ができない代わりに、症状によって飼い主にストレスを伝えようとしているのかもしれません。もし、犬が普段とは違う様子を見せるようであれば、病気だけでなくストレスの可能性も考えて対処していきましょう。
1.食欲不振
犬がストレスを感じた時に出すサインとして挙げられるのが、食欲不振です。人間が重度のストレスを感じると食欲がなくなるように、犬も食事を摂る気分ではなくなってしまいます。健康体であるのに、急に食事を食べなくなったらストレスを感じているかもしれません。普段から、犬の食欲がきちんとあるか否かをチェックするようにしてください。
2.舌なめずり
犬は、急なストレスを感じると舌なめずりをする事があります。緊張したり、過度なストレスがかかる事で気持ちを落ち着かせるために舌なめずりをしていると考えられているため、犬の様子を観察してみましょう。何か驚いた時やストレスを感じた時に鼻の周辺をなめるなどの様子を見せるはずです。舌なめずりは一瞬である事が多いので、見逃さないようにしてください。
3.足の裏の湿り気
犬の汗腺は、肉球に集中しています。他の部分には汗腺はほとんどありませんが、肉球には汗腺があるとされているのが犬の特徴。人間が緊張したり、ストレスが重なると汗をたくさんかく事があります。犬も同じように、過度なストレスによって汗をかくので、サインを見逃さないようにしてください。犬の足の裏が湿っぽくなり、歩いた時に床に湿り気が残るなら注意が必要です。
4.下痢や嘔吐
犬が過度なストレスを感じると、身体的な症状が出やすくなります。人間がストレスによって胃が痛くなるのと同じように、犬もストレスによって胃を傷め、嘔吐してしまう可能性が高くなるので気をつけましょう。また、ストレスによってお腹の調子が悪くなり、下痢をする事もあります。
病気の可能性がないのに下痢や嘔吐が続く場合は、犬がストレスのサインを出しているのかもしれません。下痢や嘔吐がなかなか止まらない時は、早めに医者を受診するようにしましょう。サインを見逃さないようにしておけば、下痢や嘔吐が悪化するのを防ぐ事ができます。
5.過剰な食欲
食欲不振の症状がある一方で、過剰な食欲を出す事があるのも犬のストレスのサイン。ストレスによって食欲が増して、普段以上にたくさんのご飯を要求するようになります。いつも食べている量よりもご飯やおやつを欲しがるようであれば、過剰な食欲を疑った方が良いかもしれません。食欲を満たす事で、ストレスを解消しようと犬が考えている可能性があります。
6.フケ
フケも、飼い主が気づいてあげたい犬のストレスサインです。フケは元々、古い皮膚細胞が新しい細胞に生まれ変わった際に出てくる物。肌のターンオーバーが正常に行われていれば、フケが過剰に出る事はありません。犬は被毛に覆われているためフケが出ても飼い主が気づかない事がほとんどです。しかし、ストレスによってターンオーバーが乱れるとフケが多く出るようになります。
ターンオーバーの周期が乱れる事によって、細胞の生まれ変わりが過剰に行われ、フケが出やすくなっているのではないでしょうか。犬がストレスを感じると自律神経が乱れがちになるため、ターンオーバーが正常に行われなくなる可能性が高くなります。フケが多くなってきたら、ストレスのサインである事も考慮に入れましょう。
7.抜け毛
犬はストレスを感じると、抜け毛が多くなります。人間もストレスによって円形脱毛症になってしまう事がありますが、犬も同様にストレスによって毛が抜けてしまうため、飼い主が気づいてあげましょう。ブラッシングをしている時に過剰に抜けが出てきたり、床に落ちている抜け毛が多くなったらストレスのサインかもしれません。
普段から犬の様子をチェックしていれば気づく事ができるサインなので、抜け毛の量も確かめてみてください。ストレスによる抜け毛が多くなると、一部分がハゲてしまう事もあるので、飼い主が早めに気づいてあげる事が大切になります。
8.身体の震えや硬直
犬は、恐怖や不安によってストレスを感じると、体を硬直させたり、震えたりといったサインを出します。ストレスによって体が動かない状態になっているのではないでしょうか。あまりにも怖い場合は体をブルブルと震わせます。初めての人や犬に会った時や、初めての環境の置かれた時にこのようなストレスサインを出す事が多いので、飼い主が様子を見てあげる事が大切です。
9.パンティング
パンティングとは、犬がハァハァと口を開いて呼吸をする動作の事です。通常は、犬が暑いと感じた時にパンティングを行いますが、ストレスを感じた時も行うので気をつけましょう。もし、暑くもないのに犬のパンティングが止まらないようであれば、ストレスのサインである可能性があります。
パンティングは気持ちを落ち着かせるために行う事があるので、犬がストレスを感じている対象から離す事が大切。ストレスのサインを出したら、犬が落ち着く事ができる場所へと移動させてあげましょう。飼い主が寄り添ってリラックスできるようにしてあげれば、次第とパンティングも治まってくるはずです。
犬のストレスサイン/行動編
犬のストレスサインは、症状だけでなく行動にも出てきます。どのような行動が犬のストレスサインになり得るのか把握しておけば、普段とは違う行動をした時にストレスであるか否か飼い主が判断しやすくなります。犬がストレスを感じた時の行動についてまとめました。飼い主は、犬の行動をチェックしておかしな所がないか確認するようにしてください。
10.下がった尻尾
犬が恐怖を感じ、過度な緊張状態に置かれると尻尾が下がるようになります。普段は尻尾が高く上がっている犬が急に尻尾を下げるようになったら、ストレスのサインである可能性が高いのではないでしょうか。ストレスが大きくなると、尻尾を足の間に挟み込むような行動に出る場合もあります。犬が恐怖や緊張を感じない状態にしてあげる事が重要です。
11.あくびをする
犬がストレスを感じた時の行動として挙げられるのが、あくびです。眠いわけでもないのに犬が頻繁にあくびをしているのは、気持ちを落ち着かせようとしている場合が多く、ストレスのサイン。あくびで平静を保とうと努力しているのかもしれません。あくびの他に、目を細めたり、瞬かせたりしているのもストレスのサインになるので注視してください。
12.吠える
犬は話す事はできませんが、吠える事によって自分の意思を伝える場合もあります。犬が吠え続けるような事があれば、ストレスを感じていると考えた方が良いでしょう。吠え続ける事によって、飼い主に対してストレスを表しているのかもしれません。吠えている時に叱ると更にストレスが溜まるため、飼い主はいつも通り過ごし、吠えるのをやめたらかまってあげましょう。
犬が吠えている時に優しくすると、「吠えればかまってくれる」と勘違いして、吠えグセがついてしまう原因になります。吠えている間は犬に接しないようにする事も大切。ストレスを解消する事ができれば、自然と吠える事も少なくなるのではないでしょうか。
13.マウンティングする
犬は緊張によってストレスを感じると、それを発散させるためにマウンティング行動に出る事があります。普段はマウンティングをしないような犬が、飼い主や他の犬にマウンティング行動を見せるのであれば、ストレスを感じているのかもしれません。
マウンティング行動をしたら、すぐに犬を落ち着かせるようにしてください。マウンティングは誰に対して行っても気持ちが良い行動ではないので、やめさせる事が大切です。犬が落ち着ける場所に移動させて、ストレスを解消していく事が重要なポイントになります。
14.身体を舐める/掻く
犬は、ストレスを感じると舐めたり掻いたりする事が多くなります。体を舐めたり掻く事で、気持ちを落ち着かせようとしているのではないでしょうか。犬の舌はザラザラとしているので、舐め続ける事で毛が抜けて皮膚が露わになってしまう事があります。体を掻く場合も同様です。最終的には皮膚炎につなげる可能性もあるため、ストレス解消に努めようにしてください。
また、尻尾を追いかけ回して噛むという行動に出る場合もあります。尻尾で遊んでいるのであれば問題ありませんが、噛むような自傷行動に出る場合は過度なストレスを感じている可能性があるため、飼い主が気をつけてあげましょう。
15.白目が見える
犬は、通常の場合は黒目のみが見えて白目が見える事はほとんどありません。しかし、緊張してストレスを感じ、顔が強張っていると黒目だけが動いて白目が見える事があります。犬の目の端に白目が見えている場合は、何かしらにストレスを感じているのかもしれません。無理に抱っこするなど、犬のストレスになるような事はしないようにしましょう。
16.上半身がのけ反る
上半身をのけ反る事があるのも犬のストレスサインになります。犬は緊張や恐怖を感じてストレスがかかると、おすわりをした状態で上半身をのけ反らせるような体勢になるのが特徴。上半身をのけ反らせ、硬直した状態になったら、犬がストレスを感じていると思いましょう。犬がリラックスした状態になるように、飼い主が工夫をしてあげる事が重要です。
17.同じ場所を往復する
ストレスを感じ、気持ちが落ち着かなくなると犬は同じ場所を往復する行動に出ます。リラックスするために、同じ場所を歩き回ろうとしていると考えられるため、こうしたサインも飼い主は見逃さないようにしてください。ぐるぐると同じ場所を回る事が多くなったら、ストレスがかかっている可能性が高くなります。犬のストレスを解消してあげましょう。
犬のストレスの原因
犬のストレスを解消するためには、原因を探る事が重要になります。原因を知らずに闇雲にストレスを解消しようとしても、逆効果になってしまうかもしれません。そうならないように、犬がストレスを感じる主な原因についてチェックしておきましょう。一般的なストレス原因に当てはまる事項があったら、それを取り除くようにしてください。犬が過ごしやすい状態を作りましょう。
家族仲が悪い

犬は、元々集団行動をする動物なので、周囲の様子を敏感に察知します。人間と一緒に暮らしている犬の場合も、飼い主の様子をきちんと見ているため、何かしらの異変があったら犬にも影響を及ぼす事になります。もし、家族仲が悪くなった場合、犬はその様子も観察しており、ストレスに感じる事があるため注意が必要。家族の仲が悪くなっている事に犬は大きな心配を感じています。
家族の仲が悪く、ピリピリとした雰囲気が流れていると犬も居心地が悪くなるのではないでしょうか。それまでは仲良く暮らしていたのに、急に場の雰囲気が険悪になると、犬の精神面にも負担をかける事になってしまいます。

家族と喧嘩をしている時や、意見の行き違いで仲が悪くなっている時は、なかなか愛犬の様子まで気持ちが行かないかもしれません。しかし、飼い主が喧嘩をしている一方で、犬はとても傷ついている可能性があります。知らないうちに犬がストレスを感じ、体調を崩す前にちゃんと目を向けてみましょう。家族の仲を改善し、犬も安心して暮らせるようにする事が大切です。
引っ越しした

住環境の変化も、犬の心に影響を与えます。犬は住んでいる環境よりも人間につくと言われており、引っ越しをしたとしても全ての犬がストレスを感じるという訳ではありません。しかし、長く住んでいる場所や、お気に入りの場所が急になくなる事で、ストレスを感じる事もあるので引っ越しの際には気をつけてください。最初の段階で、犬がストレスを感じていないか確認しましょう。

新しい環境に慣れず、思わず粗相をしてしまう犬もいます。そういった場合に飼い主が犬のことを叱ると、心の負担になり、ストレスを感じやすくなるのではないでしょうか。引っ越した直後は犬も慣れない環境に慣れるように頑張っている段階なので、おおらかな気持ちで見守るようにしてください。
引っ越し後は、犬が落ち着けるように、以前の家で使用していたベッドやケージを準備してあげるのがおすすめ。以前と同じにおいがすることで、犬もリラックスする事ができます。引っ越しをする時は人間だけでなく、犬にも気を配ってあげましょう。
家族が増えた

家族が増えた事が原因となって、犬がストレスを感じる事があります。飼い主に赤ちゃんが生まれ、家にやってきた時に犬は「自分よりも赤ちゃんの方が大切に思われている」と感じ、傷ついてしまうかもしれません。それによって、ストレスを抱える事があります。

赤ちゃんのように新しい家族が増えた時は、犬も同じように可愛がっているという事を飼い主から伝えるようにしましょう。そうする事で、犬もストレスを感じる事なく新しい家族を迎え入れられるのではないでしょうか。そうした工夫をして、ストレスの原因を取り除きましょう。
運動しすぎた
犬は運動が大好きですが、過度な運動が原因となってストレスになる事もあります。犬種によってはたくさんの運動が必要ではない場合もあるため、犬種に合わせた運動量を決める事が重要。飼っている犬にとって最適な運動量にしていきましょう。
無理やり散歩に出かけた
犬が行きたくないのに無理やり散歩したのが原因となる事もあります。雨が降っていたり、周囲に大きな音が鳴って怖いと感じるなど、様々な事が原因となって散歩に行きたがらない場合もあるのではないでしょうか。そんな時は、無理に散歩へ行く必要はありません。
犬のストレスの解消法
犬のストレスの原因について把握する事ができたら、ストレスを解消する方法についてもチェックしていきましょう。適切な方法を取り入れていく事で、犬のストレスを解消する事ができます。ストレスを解消して、犬が快適に過ごせるように工夫してみてください。
スキンシップを取る
飼い主とのコミュニケーション不足によって、犬がストレスを感じる事があります。きちんと愛情を注いであげる事でストレスを解消する事ができるので、スキンシップを取るようにしましょう。仕事などで忙しい場合、なかなか犬との時間を取れない事もあるかもしれません。そんな時でも犬の様子をよく見て、ストレスを感じないようにしてください。
散歩の仕方を工夫する
散歩を嫌がるのに無理やり連れていくと、ストレスになってしまいます。犬がストレスを感じないような散歩の仕方にするのも大切なポイント。犬が好きなルートを歩く、上手に散歩ができたらおやつをあげて褒めるなど、工夫をして散歩をしてみてはいかがですか。楽しい散歩は、犬のストレス解消に繋がります。
相性が悪い犬と離す
犬にも、相性の良い・悪いがあります。相性が悪い犬と顔を会わせる事は大きなストレスになるので気をつけましょう。相手の犬に対して、犬がストレス行動を見せたら、早めに離すようにしてください。犬が落ち着ける場所まで移動し、ストレスを解消する事が大切です。
褒めながらしつける
犬を飼う上で、しつけは欠かす事ができません。しかし、しつけや何かの練習をしている時に犬を叱ってばかりだと、大きなストレスになります。飼い主が良かれと思ってやっているしつけも、犬のストレスになり、様々な症状の原因になっては意味がありません。しつけや練習をする場合は、褒めながら行うのがおすすめです。
しつけや練習に対してストレスを感じる犬の場合は、上手くできた時におやつをあげたり、撫でるなどして思い切り褒めてあげましょう。そうする事で、しつけに対するストレスを解消する事ができます。しつけは、メリハリが大切。褒められた体験が強く残れば、犬は飼い主の言う事を聞く事に対してストレスを感じる事もなくなるでしょう。
犬のストレス発散に役立つグッズ
犬のストレスを解消したい場合は、便利グッズを使うのもおすすめの方法です。犬のストレス解消に役立つグッズを積極的に取り入れて、楽しく過ごせるようにしていきましょう。ペットショップなどで気軽に手に入れる事ができるので、ぜひ活用してみてはいかがですか。数ある中でも特に人気を集めているストレス解消グッズをご紹介します。
LaRooテディ犬デンタル玩具
LaRooテディ犬デンタル玩具は、犬が噛む事によってストレスを解消できるグッズです。表面にデコボコがついているので、噛む事で歯磨きがわりになるのも嬉しいポイント。屋外では、フリスビーのようにして遊ぶ事もできます。思い切り運動をする事も犬のストレス解消に繋がるので、ドッグランなどで遊ぶようにしてみてはいかがですか。
Kong(コング)
天然ゴム100%で犬が噛んでも安心なおもちゃです。中におやつを入れられるようになっているので、犬の好奇心を刺激できます。個性的な形により、投げた時に予測不能な場所は飛んでいくのもポイント。犬が考えながら追いかけていくので、知育玩具にもなります。屋内でも屋外でも楽しく遊べるおもちゃとして人気を集めています。
犬のストレスに気付いてあげよう
犬のストレスは、飼い主が早めに気づいてあげる事が大切です。犬は大きなストレスを感じると、様々な症状や異常行動を見せるようになります。ストレスが重なると身体的な病気に繋がる事もあるため、ストレス解消に努めていきましょう。犬が楽しく過ごせるように工夫を凝らしてみてはいかがですか。
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