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【完全版】猫のケージに迷った時のおすすめ10選!幅より高さがポイント!
自由気ままな猫にケージが必要か迷う方も多いと思いますが、お留守番時や災害時などにはケージの使用をおすすめします。今回は、猫用ケージの選び方とおすすめのおしゃれなケージ10選をまとめました。猫用ケージの活用のポイントや使用上の注意点についてもご紹介します。

目次
おすすめの猫用ケージを紹介!
新しく子猫を迎え入れたり、多頭飼いをする時におすすめなのが猫用ケージを使った飼育です。市販の猫用ケージには様々な種類があり、選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。猫用ケージを購入する時は、猫の数やお部屋の広さだけでなく、安全性や機能性、猫にとっての快適さなどを考慮した選び方がおすすめです。
また、トイレ掃除のしやすさや移動の便利さなども選び方のポイントです。インテリアと調和するおしゃれなケージもあるので、愛猫とお部屋に合ったケージを選ぶのがおすすめです。今回は、おすすめのおしゃれな猫用ケージを幅広タイプ、コンパクトタイプ、キャスター付きに分けてご紹介しましょう。
ケージに慣れさせることがおすすめ
猫をケージで飼うのは、なんだか自由がなくて可哀そうと思う方もいるかも知れませんが、家庭内で起こる事故を防止するために、ケージでの生活を慣れさせておくことをおすすめします。特に子猫の場合は、棚の飾り物や家電のコード、ごみ箱の中身など何でもおもちゃにして遊ぶことがあり、部屋の中には事故の原因になるものが隠れています。
また、お留守番の時や災害時の対策としてもケージの利用がおすすめです。飼い主さんの様々な都合で留守番が必要な時、災害などの非常時などには、愛猫がケージ内で静かに過ごしてくれるととても安心です。しかし、急に猫をケージに入れても日頃から慣れていないとストレスが溜まります。
飼い初めの子猫にとっても、ケージを利用することはしつけや安全確保のために大いに役立ちます。また、快適な環境を作ってあげると、成長してからもケージを隠れ家として使ってくれる成猫もいます。ケージでの生活を慣れさせておくと、愛猫との生活もより快適なものになるでしょう。
快適な環境を整えることが大切
キャットケージの選び方では、猫にとって快適な環境が整うかも重要です。ケージに慣れずに快適に過ごせないと猫はストレスを感じてしまいます。お部屋によっては幅広タイプのケージが置けない場合もありますが、上下運動が出来るような高さががあるものなど、猫にとって最低限の快適さを保てるケージ選びがおすすめです。
また、ケージ内にベッドやハンモック、爪とぎなど猫が快適に過ごせるアイテムを置いて、お気に入りの隠れ家として利用しやすい居場所を作ってあげましょう。ケージが猫にとって居心地の良い場所になれば、飼い主さんとも快適な共同生活を送ることが出来ます。
猫用ケージのおすすめの選び方
市販の猫用ケージには、幅の広さや高さ、機能性やおしゃれ度などそれぞれ異なり、様々な製品があります。愛猫とお部屋に合うケージの選び方をするには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、おすすめの猫用ケージの選び方について詳しく見ていきましょう。
サイズで選ぶ
まず、サイズの選び方から見てみましょう。猫用のケージには、横幅が広いもの、コンパクトなもの、縦に重ねるタイプなど様々なサイズがあり、お部屋におけるスペースに合わせて選べます。猫にとって出来るだけ快適なケージを選ぶために購入する前に、ケージ用のスペースを確保しましょう。実際にメジャーなどを使い、広さと高さにどれくらい余裕があるのかを確認しておくことがポイントです。
横幅のサイズはトイレが置けるものを選びましょう。ケージに長時間いることは、猫にとって大きなストレスです。ストレスが溜まると体調不良を起こす場合もあるので、ある程度運動が出来るサイズ選びが大切です。猫は幅が広いよりも高さがある方が過ごしやすいようです。横幅がコンパクトなケージでも、2段3段と高さがあれば上下運動が出来るので、猫にとって快適な居場所が作れます。
安全性で選ぶ
ケージの安全性に問題がないかも大切な選び方のポイントです。猫に噛み癖がある場合、ケージのパイプや網を噛んでしまい塗料がはがれて口の中に入ったり、ケガをする可能性があります。ケージの材質が安全なものや剥がれにくい塗装のものを選ぶことをおすすめします。
成猫の平均体重は3.5~4.5kgと言われますが、種類や個体によって10㎏近く成長する猫もいます。体重が重い猫がケージ内で上下運動をした時に、棚板から落ちたり、ケージが転倒したりしてケガをしないように、丈夫な構造のケージを選ぶのも大切です。また、お留守番時や災害時など猫をケージに入れても、こじ開けて脱走出来ないように扉には金具のロック機能があるものがおすすめです。
機能性で選ぶ
ケージの選び方では、機能性の高さも大切です。トイレ掃除は毎日必要になりますが、底板がプラスチック製のものは、掃除やお手入れがしやすいのでおすすめです。また扉のサイズが大きいほうが、猫の出入り、トイレの出し入れがスムーズになります。
もう一つのポイントは、ケージにキャスターが付いているかどうかです。底板にキャスターが付いているケージは、サイズが大きくても移動が簡単で、お部屋の掃除や模様替えなども楽に出来ます。ケージによってそれぞれの特徴的な機能があるので、使用目的に応じた選び方で、愛猫と快適な共同生活を送りましょう。
おすすめ猫用ケージ①幅広タイプ
部屋にスペースがある場合、幅広タイプのケージを選ぶとトイレやフード入れのスペースもゆったりと取れます。更に、2段3段タイプなら高さも取れるので、快適な空間を作ることが出来ます。安全でおしゃれな木製のケージや多頭飼いする時に増やせるタイプのものなど、使用目的に応じた選び方がおすすめです。ここでは、おすすめの猫用ケージ【幅広タイプ】の製品と選び方をご紹介します。
木製おやすみキャットケージ3段
まず、おすすめする幅広キャットケージは、「木製おやすみキャットケージ3段」です。周囲の3面がボードで覆われているのが特徴で、猫がゲージで飛び回っても抜け毛やごみが飛び散らないため、お掃除も楽に出来ます。各段3ヶ所に扉が付いていて180度開くので、猫が自由に出入りしやすい構造になっています。
外寸サイズで幅82×奥行61×高さ133cmあり、幅も高さもゆったりとしたサイズのケージです。高い所に昇るのが大好きな猫の習性を考慮して棚板を置いて上下運動が出来るように設計されています。3段重ねなので縦にスペースがあり、猫も思い存分運動が出来てストレス解消にも役立つでしょう。別売りの棚板とトレーを購入して各段を仕切ると多頭飼い用のゲージにもなります。
オプションで爪とぎボードやキャットボックスも揃えることが出来るので、猫が快適に暮らせる環境作りが叶います。爪とぎボードは痛んだら交換も可能です。木製で白のゲージは、インテリアとしてもおしゃれでお部屋にしっくりと馴染みます。
増やせる!キャットケージ2段
続いておすすめする猫用ケージは、「増やせる猫ケージ2段タイプ」です。縦にも横にも繋げて増やせるのか特徴で、成長に伴いスペースを広くしたい時、家族が増えたり多頭飼いを始めた時にも対応出来るキャットケージです。お部屋のスペースに合わせて広さが調節出来るのもおすすめのポイントです。
高いところに上るのが好きな猫には、3段重ねをして上下運動が出来るスペースを作ることが出来ます。外寸サイズは2段重ねで幅93×奥行65×高さ122cmで、3段重ねにすると縦のスペースが十分に取れるので、猫がストレス解消出来る環境を作れるでしょう。落ち着いたおしゃれなブラウンカラーのゲージは、お部屋のインテリアにもしっくりと馴染みます。
広々キャットケージ
続いてごおすすめする猫用ケージは、「広々キャットケージ」です。商品サイズが、幅約92×奥行約60×高さ約134㎝と快適に過ごせるワイドタイプで、多頭飼い用にもおすすめです。高さもあるので上下運動も出来てストレス解消にも役立つでしょう。全ての段に幅約37×高さ約41㎝のワイドな扉が付いていて、トイレやベッドの出し入れが容易に出来ます。
扉は摘まむだけで簡単に開閉出来るロック付きで、猫が扉をこじ開けたり、誤って開く心配がありません。スチール製で重量は約21㎏ですが、移動するのに便利なキャスター付きなのでお掃除や模様替えが楽に出来るのもおすすめのポイントです。扉の形や階段などもとてもおしゃれな作りになっています。ブラックとホワイトのカラーがあり、お部屋のインテリアに合わせて色の選択が可能です。
おすすめ猫用ケージ②コンパクトタイプ
お部屋に広いスペースが取れない場合は、スリムなコンパクトサイズのケージを選ぶと良いでしょう。コンパクトなサイズでも、縦にスペースを確保してあげると、猫にとって快適な居場所を作ることが出来ます。コンパクトサイズのケージにもおしゃれなものから機能性の高いものまで様々な製品があります。ここでは、おすすめの猫用ケージ【コンパクトサイズ】の製品と選び方をご紹介します。
キャットケージミニ2段
コンパクトタイプで最初におすすめする猫用ケージは、アイリスオーヤマの「キャットケージミニ2段」です。外寸で幅69×奥行54.5×高さ115㎝と幅はコンパクトですが、上下運動が十分に出来る高さがあり、猫のストレス解消にも期待が出来るでしょう。
扉のサイズは上段が32×35cmで、下段が46×40.5cmと広くスペースを取ってあるので、猫の出入りはもちろん、トイレの出し入れや日頃のお掃除もしやすい設計になっています。付属品には大きめで丈夫な木製の棚板が2枚付いているので、猫が寛げる場所として使うことが出来ます。
猫がケージ内で運動しても転倒しないように、転倒防止用のチェーンも付属しています。スチールパイプ、棚板、底板などすべてをホワイトに統一しているので、インテリアとしてもおしゃれ見えするのでおすすめです。
キティケージ1000
続いておすすめするコンパクト猫用ケージは、マルカンの「キティケージ1000」です。工具を使わなくてもフェンスを広げて積み上げるだけで、ワンタッチで組み立てが出来ます。底には深さ10㎝のトレーがあるので、トイレを置いた時に砂の飛び散りを防止し、掃除がしやすいように設計されています。また、移動に便利なキャスター付きで、掃除やお部屋内の移動も楽に出来ます。
上下運動が出来る2段タイプですが、天面フェンスを下段に取り付ければ1段での使用も可能です。猫がこじ開けないように扉は丈夫な作りで、ケージが揺れたり、転倒や振動による音を防止するためにシリコンチェーンが付いています。本体サイズは、幅69×奥行54×高さ98cmとコンパクトなサイズなので、スペースにゆとりがないお部屋におすすめです。
ウッドワンサークルキャットミニ
続いておすすめするコンパクト猫用ケージは、ボンビアルコンの「ウッドワンサークル キャット ミニ」です。木製フレームが落ち着いた色合いで、木の温もりとナチュラル感がおしゃれなインテリアとして、お部屋にもしっくり馴染みます。
サイズは、幅71.5×奥行56.5×高さ83.5cmとコンパクトですが、扉は外せばフルオープンで使用可能なので、猫の出入りやトイレの掃除も楽に出来ます。天井はいたずら盛りの猫でも安心のスチール製になっています。
底トレーは、Sサイズのトイレがぴったり収まる広さになっています。付属の棚板を使い、上下運動するなど、プレイスペースとして活用出来ます。おしゃれなハンモックを好きな場所に設置すると、猫のお気に入りの空間作りが叶います。子猫を飼い始める時におすすめしたいコンパクトサイズのキャットケージです。
スリムキャットサークル3段
コンパクトサイズで最後におすすめする猫用ケージは、ボンビアルコンの「スリムキャットサークル3段」です。本体サイズは、幅72×奥行60×高さ154cmで、幅はコンパクトですが、3段で高さがあるので、ストレス解消が叶う十分な上下運動スペースが確保出来て、飼い初めの子猫から成猫にも使えるサイズになっています。
背面と下段は木目パネルを採用しているので、とてもおしゃれでお部屋のインテリアにもしっくりと馴染みます。下段は4面パネルで、トイレの砂の飛び散りを防ぎます。棚を並べると2部屋使用の間仕切りになり多頭飼いにもおすすめです。猫が快適に寛げるおしゃれなハンモックも付いています。
おすすめ猫用ケージ③キャスター付き
猫用ケージ周りは、被毛が舞ったり、トイレ砂が飛び散ったりするので、お掃除を頻繁にする必要があります。キャスター付きのケージなら、移動が簡単で掃除だけでなく模様替えも楽に出来るので、頻繁にケージを移動したい方におすすめです。
キャスター付きのケージにも、コンパクトタイプのものやおしゃれなデザインのものまで様々な製品があります。ここでは、おすすめの猫用ケージ【キャスター付き】の製品とその選び方をご紹介しましょう。
ペットケージ 2段
キャスター付きケージでまずおすすめするのは、アイリスオーヤマの「ペットケージ 2段」です。本体サイズは、幅93×奥行63×高さ121cmで、幅と高さが十分あるので、ゆったりと過ごせるスペースが確保出来て、上下運動によるストレス解消や運動不足解消にも役立つでしょう。棚板にはベッドやおもちゃを置いてお気に入りのスペースを作ってあげることが出来ます。
下の扉は大きく設計されているので、トイレの掃除や水の交換、ケージ内の掃除がしやすいのもおすすめのポイントです。扉は摘まむだけで簡単にロック出来る機能付きで、猫がこじ開ける心配もありません。底トレー下にはキャスターが6つ付いて、大きいケージでも移動が簡単で模様替えも気軽に出来ます。キャスターは安心のストッパー付きになっています。
キャットランドケージ 3段
続いておすすめする猫用ケージは、アイリスオーヤマの「キャットランドケージ 3段」です。名前の通り、キャットランドとケージが一つになった製品で、キャットランドで楽しんだり、ケージ内で寛いだりと二つの良いところを合わせたキャットケージです。棚板が4枚付いているので、好みの高さで設置が出来て、子猫の成長や高齢の猫にも合わせて段差を変えることが出来ます。
天然素材の麻縄が巻き付いたポールがケージ内に設置されているので、爪とぎをしたりポールを登ったりと猫のストレス解消にも役に立ちます。ポールは天井と底トレーで固定されているので、安心して遊ばせることが出来ます。猫がゆったりとくつろげるハンモック付きです。
商品サイズは、幅約69×奥行約54.5×高さ約169㎝でスリムタイムなので、スペースを取らずにスッキリとお部屋に置くことが可能です。キャスター付きで、お部屋内での移動も簡単で掃除や模様替えも楽に出来ます。
ネココキャットルームサークル
キャスター付きのケージで最後におすすめするのは、「ネココキャットルームサークル」です。猫が自由に出入り出来る猫ドア付きで、ケージ内を自分のテリートリーと認識し、安心して愛猫が寛ぐことが出来ます。猫をケージ内に入れておきたい時にはスライドロックで外側から猫ドアを閉めることも出来ます。猫ドアの隣にはスライド式の扉があり、ベッドやトイレの出し入れも簡単です。
こちらのケージの特徴は、用途に合わせて使い分けが出来る多機能ステップが付いていることです。ステップはトイレ、隠れ家、ベッドとして使うことが可能なので、体の大きさや運動量に合わせて、ケージ内を自由にカスタマイズ出来ます。また、ケージ内の好きな所に爪とぎを取り付けられるホルダー付きです。
キャスター付きなので、お掃除や模様替えなどでも簡単に移動が可能です。外寸で幅71×奥行57.5×高さ101㎝とスペースが確保しやすいコンパクトサイズです。フェンスは丈夫な鉄製でブラウンを基調にし、天井面を天然木で縁取りした落ち着いたデザインなので、部屋にもしっくりと馴染みます。
猫用ケージの活用ポイント
猫の生活の場として活用出来る猫用ケージですが、活用のポイントを押さえて置くことで、より便利な使い方が出来て、愛猫との快適な生活へのプラスになります。例えば、子猫のしつけや新入りを迎える時にも猫用ケージが役立ちます。ここでは、猫用ケージの活用のポイントについて見ていきましょう。
トイレやご飯はケージに入れる
トイレと餌や水飲み場をケージ内に収めることが出来ると、お部屋内もスッキリします。しかし、猫はとてもきれい好きであることと、衛生的な観点からも、トイレから餌や水入れの容器は出来るだけ離れた場所に設置するのをおすすめします。2段タイプのケージなら1段目の半分にトイレを置き、もう半分の離れた場所に餌や水を置きましょう。
2段目には棚板を設置し、その上にハンモックをかけてあげると、愛猫が寛げるスペースが確保出来ます。高さに余裕がある場合は、棚板を2枚とハンモックを1枚設置すると上下運動が十分に出来るので、ケージ内でもストレスを溜めずに快適に過ごせるでしょう。
トイレと食べる場所、水飲み場を同じ段に置きたくない場合は、ケージの格子に取り付けるタイプの自動給水器や餌皿を利用するのもおすすめです。格子に直接取り付けるのでスペースを取らず、こぼれる心配もありません。食べる場所と排泄の場所を完全に分けることで衛生性的な環境を与えることが可能です。
格子に取り付ける自動給水器や餌皿は、スチール製のケージに対応するものがほとんどで、木製やプラスチック製のケージには使えない場合があります。購入する前に自分の家にあるケージに取り付けられるかを確認しましょう。
子猫のしつけに使用する
ケージは初めて家庭へ迎え入れる子猫のしつけにも活用出来ます。子猫の頃は、家の中にあるあらゆるものをおもちゃとして遊びます。いたずらや事故を防ぐためにも子猫の間は、慣れるまではケージの中で過ごさせるのをおすすめします。
また、留守番をさせる時や猫に構えない時にも、ケージで過ごせるようにしつけるのもおすすめです。しかし、ずっとケージの中に入れておくとストレスが溜まるので、一緒に遊んであげる時間をたっぷりと取ってあげましょう。
子猫のうちにケージ内のトイレで排泄をする習慣をつけるのも大切です。生後3か月ぐらいに成長したら、少しずつケージから出してお部屋で過ごす時間を増やしていきます。いたずらがなくなったらケージから卒業しても良いでしょう。
成猫になっても、小さい頃に快適に過ごしたケージなら、扉を常に開放しておけば、自由にトイレに入ったり、上下運動をして遊んだり、またゆっくりと寛いだりなど愛猫にとってお気に入りの場所になるでしょう。ケージが自分の居場所として認識されていると、留守番時や災害時でもスムーズにケージに入ってくれるメリットもあります。
新入りを迎える際にも使う
多頭飼いをする時にもケージの活用をおすすめします。新入りの猫を迎える時にはケージの中に入れてから、先住の猫と対面させましょう。猫には縄張り意識があるので、始めのうちは威嚇し合ったり、ケンカをしたりして、けがをする可能性もあります。お互いが慣れるまでは、新入りの猫はケージに入れ、様子を見ながらケージから出して対面させると良いでしょう。
増設出来るタイプのケージの場合、新しい猫を迎え入れた時に、必要なスペースを継ぎ足すことが出来ます。餌の取り合いをするようなら、餌の場所を分けてケンカしないように工夫すると良いでしょう。仲良くなるとケージ内で一緒に寝たり、遊んだりするようになります。留守が多い家庭や急に帰れない時には、自動給餌器があるととても便利です。
猫用ケージの使用上の注意点
ケージを猫にとって快適な居場所にするには、使用時にいくつかの注意が必要です。ケージは猫の生活の場として、また、お留守番の時や災害時にも活躍しますが、外から鍵を閉められると、猫にとって自由が利かない環境であることも考慮しましょう。
特にケージが猫にとって快適な場所として認識されていないと、ケージに長時間入れられることが大きなストレスとなり、病気を誘発してしまう可能性もあります。ここでは、猫用ケージの使用上の注意点を見ていきましょう。
必ず猫用のものを使う
ケージの選び方で注意したいのが、必ず猫用のケージを選ぶことです。広幅で丈夫な犬用のケージは猫にも使えると思われがちですが、猫は幅広よりも縦のスペースを必要とする動物なので、犬用のケージでは代用出来ないことを頭に入れておきましょう。猫用のケージの方が、猫の習性を考慮して設計されているので快適に過ごすことが出来ます。
短期間の留守番に使う
猫の留守番用にケージの購入を考えている方も多いでしょう。猫用ケージは短時間の留守番にはおすすめですが、長い時間留守番をさせたり、留守をする補頻度が多い家庭環境で、猫をケージ内にずっと閉じ込めておくのはおすすめ出来ません。
猫がいたずらをしなくなった年齢に成長し、日頃室内を自由に動いて問題がない猫の場合は、半日ぐらいのお留守番なら、ケージの扉を開けて自由に動けるようにしてあげましょう。その代わり、ペットカメラで監視するなど別の対策を取るのをおすすめします。
留守番をさせる場合は、自動給餌機や自動給水機、システムトイレを使用するのがおすすめです。飼い主さんの事情で2泊以上のお留守番になった場合は、ケージ内でお留守番させることは避けましょう。愛猫の安全のためにもペットホテルで預かってもらうか、ペットシッターさんにお願いすることをおすすめします。
温度調節ができるようにする
猫をケージに入れておく時にもう一つ注意したいのが、出来る限り温度調節が出来るようにしてあげることです。自由に室内を動き回れる猫なら、熱い時には自分で涼しい場所に避難し、寒い時には温かい場所を探して寝ることが出来ます。しかし、ケージの場所は固定されているので、限られた範囲内で動くしかなく、快適な温度の場所を探すことが出来ません。
特に夏や冬は室温やケージの置いてある場所に気を配りましょう。愛猫が熱中症や脱水症状、その他病気にならないように、ケージ内でも快適に過ごせる室内温度の設定が必要です。夏場はエアコンの温度を28度前後にし、遮光カーテンなどを使って温度が上がらないようにしましょう。水が自由に飲めるようにしておくことも大切です。
猫はとても寒がりで冬が苦手な動物です。子猫や老猫の場合は室温が、22〜24℃を下回らないようにした方が良いでしょう。健康な成猫でも、18〜20℃を下回らない方が体への負担が少なくなります。冬場は、ベッドの他に温かい毛布や潜れるアイテムなどをケージに入れてあげましょう。

猫をケージに慣れさせるおすすめの方法
せっかく高いお金を出して準備したケージを愛猫が気に入ってくれないとがっかりしますよね。出来れば愛猫にはケージに慣れて快適に過ごしてもらいたいものです。しかし、掃除機をかける時やお留守番をさせる時など、飼い主さんの都合だけでケージに入れる習慣をつけると、ケージが猫にとって嫌な存在になってしまう可能性があります。
ケージが愛猫にとって嫌な存在とならないために、自分から気に入ってケージに入ってくれるような工夫をすることも大切です。ここでは、猫をケージに慣れさせるおすすめの方法を見ていきましょう。
ケージ内で食事を与える
食事の場所をケージと別に設けることも可能ですが、猫がケージになかなか慣れない時には、ケージ内でおやつや食べ物を与えてみましょう。ケージに入ると大好きなおやつが食べられると学習すれば、猫にとってケージ内が満足感を与えてくれる場所になります。餌やおやつの他に、水飲み場も中に設置すると、お腹がすいた時や喉が渇いた時に、自然にケージに入って行くようになるでしょう。
「ケージの中に入れられる時には、掃除機の怖い音がする」「飼い主さんがお出かけしていつも独りぼっちになる」というような猫にとって嫌なシチュエーションだけに限定して、ケージを利用するのは避けましょう。ケージ内が楽しく自分の欲求を満たしてくれる場所であることを認識させることが大切です。
猫が好きなアイテムを入れる
ケージ内の空間を気に入ってもらうために、猫が好きなアイテムを入れて快適な環境を整えましょう。猫は一日の間、寝ている時間が多い動物です。棚板にはふわふわのベッドを、天井にはハンモックを吊るしてあげると、猫は居心地が良い場所を探してケージ内でお昼寝するようになります。
また、ケージ内のスペースがある場合は、キャットタワーを入れたり、爪とぎ用のアイテムを取り付けるのも良いでしょう。ケージ内が楽しく遊べる場所であることも、猫がケージ内を好きになってくれるために大切なポイントになります。
ケージ内にトイレを設置する
猫は必ず自分の匂いがするトイレで排泄をする習慣があります。トイレをケージ内に置いておくことで、自分でケージに入って用を足すようになります。注意が必要なのが、猫は非常にきれい好きで神経質なので、いつもきれいな状態を保ってあげることです。餌や飲み水用の容器は、トイレから出来るだけ離れた場所に置いて、清潔を保ちましょう。

おすすめケージでおしゃれに過ごそう
今回は、猫用ケージの選び方とおすすめの製品をご紹介して参りました。猫用ケージには、サイズや高さ、木製品、スチール製、プラスチック製など様々なものがあり、それぞれ使用目的に応じた選び方が大切です。また、家具と馴染むおしゃれなケージも多く、インテリアとしても楽しめそうですね。おしゃれで高機能なケージを選んで、愛猫と飼い主さんにとって快適な空間を作りましょう。
