野良猫にとって冬は厳しい!猫たちは寒さ対策をどうやってしてるの?

寒い冬でも暖かい場所を見つけて暖を取っている野良猫たち。その姿に心が癒されますが、野良猫にとって冬は、生きるか死ぬかの厳しい季節でもあります。今回は、野良猫たちの冬の寒さ対策についてご紹介します。また、保護する場合の注意点も見ていきましょう。

野良猫にとって冬は厳しい!猫たちは寒さ対策をどうやってしてるの?

目次

  1. 気になる冬の野良猫の過ごし方を紹介
  2. 野良猫の冬の寒さ対策・居場所
  3. 簡単!冬の野良猫用寝床の作り方
  4. 野良猫を保護する時の注意点
  5. 野良猫の出産事情
  6. 野良猫にとって冬は寒さ対策が欠かせない!

気になる冬の野良猫の過ごし方を紹介

自由で気ままな野良猫の姿に癒される一方で、寒さが厳しい冬はどうやって過ごしているのか気になりますよね。妊娠している猫や生まれたばかりの子猫を見ると、雨や雪が降る日はどうやって寒さをしのいでいるのか、寝床を作ってあげるべきかなど心配になることもあります。今回は、野良猫の冬の寒さ対策と小屋や寝床の作り方、野良猫を保護する時の注意点をご紹介します。

猫は冬が苦手な動物

猫は冬がとても苦手な動物です。飼い猫の場合は、ヒーターの前やコタツの中で暖まっている姿を良く見ますが、野良猫は冬にどのような寒さ対策をしているのでしょうか。若くて肉付きのいい野良猫なら、寒さにある程度耐性があるかもしれません。しかし、高齢の猫や身体の小さい子猫にとって、冬を越すのは容易ではないでしょう。

野良猫たちは、自分たちで暖かいところを見つけたり、身体の機能を生かして寒さ対策をしています。今回は、猫が冬を越すためにどのような寒さ対策をしているのか、冬の過ごし方を詳しく見ていきます。

飼い猫より野良猫は寿命が短い

野良猫は、一般的に飼い猫より寿命が短いのが現実です。飼い猫の寿命が10年以上あるのに対して、野良猫は3年ぐらいで寿命を終えるケースもあります。野良猫の寿命が短い理由は、食料の確保が難しいことや、冬を越すための暖かい小屋や寝床がないことなどが考えられます。

また、親猫とはぐれた子猫の場合、カラスなどの外敵に襲われ怪我をしたり、病気になったりして、とても過酷な環境にあります。今回は、野良猫が冬を越せるような小屋やハウスの簡単な作り方もご紹介しましょう。

野良猫の冬の寒さ対策・居場所

一見自由に見える野良猫にとって、一冬を越すことは容易ではありません。野良猫は暖かく過ごせる場所を探したり、体のの機能で寒さをしのいだり、さまざまな工夫をしています。ここでは、野良猫の冬の寒さ対策と居場所を見ていきましょう。

野良猫が寒さから身を守るしぐさ

寒くなると体を丸くする猫の姿を目にすることがないでしょうか。寝床やハウスがない野良猫は、気温が寒い時には、体を丸くすることで熱が逃げるのを防いでいます。体を丸めることによって、空気に当たる面積を減らして寒さをしのいでいるのです。また、体を丸めて寝る体勢は、顔をうずめながら寝るので自分の吐く息でも体が温まります。

寒い冬には、ぷーと膨らんだ猫の姿を見ることがあります。人間は寒い時に鳥肌が立ちますが、これは体の熱を逃がさないようにするためです。これと同じように、猫も被毛を逆立てることで毛の間に空気層を作り、体温が奪われないようにしています。筋肉を収縮して体に熱を起こすために、体をぶるぶると震わせますが、あまり寒い時は暖かい場所に移動することが多いようです。

仲間の野良猫と身を寄せ合う

冬でも天気の良い昼間には、日が当たる場所でくつろぎますが、寒い日や気温が下がる夜には、猫同士でくっついてお互いの体で温め合います。その姿はお団子のように繋がっているので、「猫団子」とも呼ばれています。猫は集団行動をする動物ではありませんが、冬は寒い空気や危険から身を守るために猫団子の姿勢を取るようです。

子猫の場合は、親猫が食料を探しに出かけている間に、子猫同士で寄り添って温度を下げないようにしたり、身を守ったりしています。身を寄せ合うと安心して眠れるのでしょう。猫は、1日の睡眠時間が多い動物ですが、冬は特にエネルギーを消耗しないようにより長く寝るようです。

エアコンや室外機のある場所

猫は暖かい場所を探すのがとても上手です。室内飼いの猫でも、寒い冬には暖房器具の前や電気製品の上で暖を取ることがあります。エアコンや給湯器の室外機は、稼動している時には熱を帯びているので暖かさを求めて猫が近づきます。室外機の場所は、家の裏庭など人目の付かないところにあるのも、野良猫が集まる理由でしょう。

暖かい空気を出す換気口の近くでも猫を見かけることがあります。台所と繋がる換気口なら、いい匂いもするので、吸い寄せられてしまうのかもしれません。温かい料理を作っている時には、熱風が排出されるので、暖を取るのに最適の場所です。換気口も軒下にあることが多いので、風や雨をよけることができるのも、猫にとって居心地のいい場所なのでしょう。

飲食店など食べ物がある場所

野良猫が生きていくためには、食料を確保しなければなりません。飼い猫と違って自分で食べ物を探しに行く必要があり、食べ物の匂いに誘われて歩き回ります。飲食店がある場所には、路地裏にゴミ箱を設置しているところも多いです。野良猫にとって、飲食店の近くは食べ物を確保するのにとても便利なので、住み着きやすい場所なのでしょう。

集合住宅地の場合は、野良猫がゴミ袋をあさらないように、対策を講じている場所が多いですが、一軒家で家庭から出るゴミ箱を外に置いている場合は、野良猫が食べ物の匂いを嗅ぎつけて来ることがあります。一軒家の軒下では、雨風をしのげるのも野良猫にとって過ごしやすい場所になるのでしょう。

車のボンネットやタイヤカバーの隙間

冬に車を運転しようとしたら、猫がボンネットの上に寝ていたという経験がないでしょうか。車を日当たりのいい場所に停めておくと、車体の温度が高くなります。また、エンジンを切ったばかりのボンネットの上はまだ温かいので、猫にとってはカーペットのようで、つい眠ってしまうぐらい心地居いい場所のようです。

また、車の下も猫にとって快適な場所です。エンジンを止めて間もない車は、野良猫にとって暖房器具のようなものでしょう。タイヤカバーの隙間は、車体から出る暖かい空気とクッションのいい敷物がある場所なので、猫にとっては気持ちのいい寝床になります。また、車の下に入ると、雨や風から身を守ることができるのも、野良猫が寄り付く理由なのでしょう。

気をつけたいのは、車のエンジンルームに野良猫が入り込んでいることです。狭くて暖かいボンネットの中は、猫の冬の快適な休憩場所になります。隙間に入りやすい子猫がエンジンルームに入っていることあるので注意しましょう。エンジンルームは、雨や雪が降る日も濡れることなく暖かく過ごすことができる快適な寝床になります。

野良猫がいることを知らずにエンジンをかけたり、発車してしまうと、猫の命を奪うことになるので注意が必要です。野良猫が車の近くで暖を取っている場合は、ボンネットを叩く「猫バンバン」をしてエンジンルームから追い出したり、ボンネットを開けて猫がいないかを確認したりすることをおすすめします。

地下駐車場など雨風をしのげる場所

野良猫にとって、寒い冬を越すことは命を維持していく上でとても重要なことです。冬の寒さをしのぐには、できるだけ雨風がしのげる環境で生活する必要があります。地下駐車場は、雨風をしのげるので野良猫が住み着きやすい場所になります。寒い冬には暖かい空気が漂うので、野良猫にとって快適な場所なのでしょう。

雨や風をしのげる快適な寝床を探すのが上手な野良猫ですが、外での生活はやはり厳しいのが現実です。野良猫にとって、冬場に快適なハウスがあるかないかは、寿命にも直結します。このように、野良猫は、常に快適な寝床を探して、場所を変えて歩き回ることで、生命を維持しているのでしょう。

簡単!冬の野良猫用寝床の作り方

冬に寒そうな野良猫を見かけると、寒さをしのげるような寝床があるのか気になりますよね。野良猫を保護できなくても、寒さ対策のハウスを作ってあげたいと思う方も多いでしょう。ここでは、野良猫のために簡単にできる寝床やハウスの作り方をご紹介します。

ダンボールハウスの作り方

段ボールは手軽に手に入る上に断熱効果があるので、野良猫用の小屋を作るのおすすめです。段ボールは、重ね合わせた紙の間に空気層があるため、熱を遮断し外へ逃がしません。猫の体温で段ボール内が暖まり、寒い冬でも快適に過ごせます。段ボールだけでも暖かいですが、小屋を作った後に毛布などを入れてあげるといいでしょう。

次に、段ボール小屋の作り方を見てみましょう。猫は狭いスペースで体を隠すのが本能的に落ち着くようです。段ボールは、大きいものよりも猫が寝てぴったりぐらいのサイズを選ぶのがおすすめ。段ボールを立体的に組み立ててガムテープで固定します。小屋の四方をガムテープを重ねてしっかりと補強することが丈夫な猫小屋を作るポイントです。

カッターを使って猫が出入りできる入り口を作りましょう。段ボール小屋をビニールで覆ってあげると、雨や風が入るのを防げて、より保温性が高くなります。段ボールは濡れると破れやすいので、段ボール小屋を置く場所は、軒下など屋根があり雨が降っても濡れないような場所がいいでしょう。小屋が壊れても、段ボールならすぐ作り直すことができるので便利です。

発泡スチロール小屋の作り方

発泡スチロールも、熱を遮断する効果があるので猫ハウスを作るのにおすすめの材質です。発泡スチロールは、大型スーパーなど、無料でもらえるコーナーから入手するといいでしょう。軽いので持ち運びも簡単です。猫が出入りしても壊れにくい厚みのある発泡スチロールを選ぶのがポイント。

蓋がある場合はガムテープで固定する前に、毛布など暖かいものを入れておきます。箱型のハウスを作ったら、側面にカッターで切り込みを入れて出入り口を作りますが、熱が逃げないように、必要以上に入り口を大きく切りすぎないようにしましょう。

発泡スチロールハウスは軽いので、置ておくと風で飛びやすいのが難点の一つ。上に石などで重しをしたり、木箱の中に入れたりして飛ばないように工夫しましょう。周りを木で囲むと立派なキャットハウスになります。作ったハウスは雨や風にさらされないように、物置きやガレージなどに置いて、冬の寒さから守ってあげましょう。

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野良猫を保護する時の注意点

野良猫の中には、外で生活することに耐性がある猫がいる一方で、ハウスや小屋を作ってあげても保護しなければ冬を越せないほど弱っている猫もいます。猫を飼うことに対して知識を持たないまま、安易に保護して室内飼いをすると、感染症や寄生虫などで室内が汚染されることもあります。ここでは、野良猫を保護する時の注意点を見ていきましょう。

保護が必要か見極める

野良猫を保護してあげたいと思った時に、すぐ家に連れて帰るのではなく、冷静に保護するかどうかを決めましょう。野良猫と思っていても、飼い猫である可能性もあるので、近所の人に猫を保護することを伝えることが大切です。

また、子猫の場合は親猫がいないかを確認する必要があります。親猫が食べ物を探したり、排泄したりしている間に子猫だけを見てかわいそうに思い保護すると、親猫からしたら誘拐されたことと同じになります。保護してからやっぱり飼えないからと保健所などに連絡しても、殺処分されるケースが多くあることを知っておきましょう。

病気や感染症のリスクを知る

野良猫は、病気や感染症を持っていたり、寄生虫がいたりすることが多いので、必ず動物病院で獣医師に診察してもらいましょう。むやみに家に連れて帰ると、家庭に病気を持ち込むことになります。感染症のリスクがあるので、保護する時には、引っかかれないように注意が必要です。引っかかれた場合は、病院で受診することをおすすめします。

動物病院での治療や必要なワクチン接種をする場合、それなりに費用がかかります。野良猫を保護して飼い主になるには、猫に必要なワクチン接種をさせるなどの責任やその費用を負担することを分かった上で、保護することを決めましょう。

ノミやダニは飼う前に処理する

猫を保護する場合は、必ずノミやシラミなどの寄生虫を駆除してから家の中に入れましょう。不用意に家の中に入れてしまうと、これらの寄生虫で家の中が汚染されてしまいます。また、他のペットを飼っていると移ってしまうので注意が必要です。家に入れる前に、駆除用のシャンプーで体を洗ってから動物病院へ連れて行き、病気の診察と共に寄生虫の処置をしてもらうことをおすすめします。

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野良猫の出産事情

野良猫の子猫たちがじゃれ合う様子はとてもかわいくて癒されますよね。気ままに暮らしているように見える野良猫たちですが、寒い冬には命を落とすなど過酷な環境で生きています。ここでは、妊娠の確率や生まれる時期など、野良猫の出産事情について見ていきましょう。

猫の妊娠確率は高い

動物にとって子孫を残すことは大切なことです。猫は一度の出産で4匹~8匹(平均5匹)を出産します。たくさんの子供を産んでも、冬を越せない、栄養が十分に取れない、天敵に狙われるなど、厳しい環境を生き抜かなければなりません。そのため、野生で生きる野良猫は高い繁殖率を持っているのです。

メス猫は生後5ヵ月~1歳までの間に発情期を迎え出産できるようになります。猫の発情期は多く、年に3~4回あるため、避妊手術をしていない野良猫の場合、妊娠する機会が多くあるのが現実です。猫は交尾をすると、ほぼ100%の確率で妊娠すると言われるほど繁殖能力が高い動物です。妊娠期間は2か月なので、年に数回妊娠する野良猫もいます。

冬を越すため春と秋に出産する

猫は日照時間が長い1月から9月の間に発情し、中でも春(2~4月)と夏(6~8月)がピークとなります。厳しい冬を越すために、猫は冬には出産せず、気候のいい春と秋に出産します。冬は、食料であるネズミの数が少なく、気温が低いので、生まれたばかりの子猫の生命を維持するのは容易ではありません。

冬は気温が低すぎて快適な寝床がなく凍死してしまう子猫もいます。気温が高くて食料を確保しやすい春や秋に出産することで、子猫が健やかに育ちやすくなります。冬のころには子猫たちもある程度成長しているので、寒くても耐え忍ぶことができるのでしょう。

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野良猫にとって冬は寒さ対策が欠かせない!

今回は、野良猫が冬を越すために必要な対策や野良猫を保護する時の注意点などをご紹介しました。野良猫が冬の厳しい環境で生き抜くためには、寒さ対策が欠かせません。野良猫が快適に冬を過ごせるように、何ができるかを考えてみましょう。

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