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人懐っこい猫のバーミーズ!飼い主と一緒に遊べる楽しいおもちゃも紹介
バーミーズの性格や特徴、かかりやすい病気などについてまとめました。人懐っこい性格で知られるバーミーズは、猫と楽しく暮らしたいときに最適です。被毛は絹のように美しく、艶やかな色をしているとも言われています。そんなバーミーズの特徴を踏まえた上で飼ってみましょう。

バーミーズの魅力や飼い方をご紹介!
猫にはさまざまな種類がありますが、人懐っこくてかわいいと人気を集めているのがバーミーズです。バーミーズを飼いたいと思ったら、特徴や性格を把握しておくことが大切になります。バーミーズの特徴に合わせた飼い方をすることで、ストレスを与えず、楽しく生活してもらえるようになります。
本記事では、バーミーズの性格や特徴についてまとめました。バーミーズはどのような性格なのか、被毛や毛色はどうなっているのかなど、基本的なポイントについてチェックしていきましょう。バーミーズがかかりやすい病気もご紹介するので、健康維持の役に立ててみてください。
話し上手でかわいい猫
バーミーズは大きくて愛らしい瞳と、人懐っこい性格が魅力の猫です。日本ではまだ珍しい猫種ですが、欧米をはじめとした海外では高い人気を集めています。飼い主が話しかけると返事をしてくれることが多いため「話上手の猫」とも呼ばれているのが特徴です。バーミーズと一緒なら、毎日がより楽しくなると評判を集めています。
バーミーズは、初めて猫を飼う方にもおすすめです。猫は警戒心が強いイメージがあるかもしれませんが、バーミーズならすぐ人に慣れてくれるので、家族の一員として受け入れやすくなっています。「猫を飼いたいけど、どのような種類にしようかな」と迷っている場合は、バーミーズも検討してみてください。お話上手でかわいい猫との生活を楽しめます。
バーミーズの特徴
まずは、バーミーズの基本的な特徴についてご紹介します。バーミーズの毛色や被毛、瞳の色の特徴、平均寿命などについてまとめました。バーミーズを飼いたいと思ったら、こうした基本的な情報を把握しておくことも大切です。それを踏まえた上で、バーミーズに最適な飼い方をすることが重要なポイントになります。バーミーズの特徴についてチェックしていきましょう。
バーミーズには2種類ある
実は、バーミーズにはアメリカンバーミーズ とヨーロピアンバーミーズの2種類があります。それぞれのバーミーズによって、特徴が異なるため、飼うときはどちらにするのか決めておくのもおすすめの方法です。アメリカンバーミーズは、全体的に筋肉質な体型をしているのが特徴になります。筋肉が発達したしなやかな体型で、全体に丸みを帯びているのもポイントです。
長すぎず短すぎない尻尾は、先端にいくにつれて細くなっています。バーミーズ特有の丸い目は、少し離れ気味になっているのもアメリカンバーミーズならではです。日本で販売されているバーミーズは、アメリカンバーミーズであることが多くあります。日本でバーミーズを飼うときは、どちらのタイプなのか確認するのも良いかもしれません。
ヨーロピアンバーミーズは、アメリカンバーミーズよりも重量感のある体型になっています。見た目には大きな違いはないかもしれませんが、アメリカンバーミーズと比べると、多少大きな体型になっていると言えるでしょう。ヨーロピアンバーミーズは、逆三角形の顔の形が特徴です。ややつり目になっており、シャープな印象を与えます。
アメリカンバーミーズと比べて、四肢が長いのも特徴的な違いです。すらっとした四肢は、ヨーロピアンバーミーズの魅力の1つと言えます。重量感があるのと相まって、ヨーロピアンバーニーズの方が迫力を感じられるのがアメリカンバーニーズとの違いです。このように同じバーミーズでも特徴が異なるので、機会があったら比べてみてください。
被毛や瞳の色
バーミーズは、絹のように滑らかで美しい被毛を持つことで知られています。艶々とした質感で、撫でるだけで癒されると人気を集めています。バーミーズの被毛は、シングルコートであるのも特徴です。シングルコートとは、下毛を持たず、上毛のみの被毛の種類になります。こうした被毛を備えているため抜け毛が少なく、お手入れが簡単なのがバーミーズの魅力です。
バーミーズの被毛の色は、8種類に分けられます。レッド・ブルー・ライラック・フォーン・ブラック・クリーム・チョコレート・シナモンの毛色があり、それぞれの色によって雰囲気が変わります。顔の中央にポンテッド模様が入っているタイプがあるのも特徴です。ちなみに、白色のバーミーズは存在しません。
バーミーズの瞳の色は、イエローやゴールドが一般的です。この色以外の瞳を持った猫は、バーミーズとは認められていません。もし、ゴールド色の瞳だったとしても、片方の目が異なる色のオッドアイであればバーミーズにはならないので注意してください。バーミーズは、瞳の色によって純血種として公認されるか否かが左右されると言えます。
平均体重・寿命
バーミーズは、筋肉質でガッチリとした体型になることが多い猫です。ヨーロピアンバーミーズの平均体重は一般的な猫よりも重く、3kg〜7kgと言われています。雌猫よりも、雄猫の方が大きくなる傾向にあるのが特徴です。また、アメリカンバーニーズの方がやや軽く、平均体重は3kg〜6kgになります。太ることは少ないですが、肥満には気をつけて体重管理してください。
バーミーズの平均寿命は13歳〜15歳で、多種類の猫とさほど変わりはありません。寿命は、飼い主の飼い方によって変わってきます。きちんと健康管理を行い、大切に育てていればバーミーズの寿命は伸びます。近年は猫の寿命が伸びて、20歳くらいまで生きる場合も多くなっているため、なるべく一緒に暮らすことができるように心がけてみてください。
購入先と価格
バーミーズは、日本ではまだ珍しい猫種の1つとして見られています。一般的なペットショップでバーミーズと出会える機会はあまりありません。「どうしてもバーミーズが良い」という場合は、事前にペットショップに問い合わせて取り扱っている確認してください。ペットショップ以外では、ブリーダーにコンタクトを取るのもおすすめの方法です。
バーミーズを専門に取り扱っているブリーダーであれば、さまざまなタイプのバーミーズと出会うことができます。被毛の色や顔つきなどによって雰囲気が変わってくるので、ブリーダーと相談しながら選ぶのも良いでしょう。ただし、無理な交配を繰り返す悪質なブリーダーもいるため、厳選することが大切です。
ペットショップで購入した場合、バーミーズの平均価格は13万円程度と言われています。ブリーダー経由だとマージーンがかからないので、ペットショップよりも安い価格で手に入れられるかもしれません。また、被毛の質や色、親の血統によっても価格は変動します。親がキャットショーでチャンピオンに輝いている場合は、値段が跳ね上がるので注意してください。
バーミーズの性格
バーミーズを飼うときは、どのような性格であるのかも把握しておくことが大切になります。一般的に、バーミーズは飼いやすい性格で知られているため、初心者の方にもおすすめです。バーミーズの性格について理解を深めれば、さらにバーミーズの魅力を感じることができるのではないでしょうか。バーミーズの基本的な性格についてご紹介します。
社交的で甘えん坊
バーミーズは社交的で甘えん坊な性格で知られています。猫は警戒心が強く、なかなか仲良くなれないイメージがあるかもしれませんが、バーミーズにはそういった心配がありません。初対面でも仲良くなりやすいので、猫初心者でも良い関係を気付きやすくなっています。家族だけでなく、お客さんに対してもフレンドリーに接することができるのも魅力です。
甘えん坊な性格なので、飼い主に対して喉を鳴らしたり、抱っこを要求したりということが多いかもしれません。そんなバーミーズの虜になる飼い主もたくさんいます。猫との時間をたっぷり楽しみたいと思っている方にも、バーミーズはおすすめです。
バーミーズは、話しかけると「ニャア」と応えてくれることが多いのも嬉しいポイントです。話上手な性格として有名で、かわいらしい声を聞かせてくれます。言葉を話すことはできませんが、飼い主の言うことに反応してくれるので、会話をしているような気分になれるはずです。猫とのコミュニケーションを楽しめるのも、バーミーズの良いところと言えます。
活発で遊ぶのが好き
バーミーズは、筋肉質でがっしりとした体型をしているのが特徴です。そのため、活発で遊ぶのが大好きなのもバーミーズの性格として挙げられます。特に子猫や若い猫は、家の中を走り回ったり、飼い主を遊びに誘ったりすることが多くなるでしょう。たくさん遊ぶことで筋肉が鍛えられ、しなやかで美しい体型を維持しやすいと言われています。
猫とたくさん遊んでみたいという方にも、バーミーズは最適です。キャットタワーや猫じゃらしなど、いろいろなおもちゃを用意しておけば、きっと楽しく遊んでくれるのではないでしょうか。バーミーズが活発に動き回る姿を見ているだけ、飼い主の方も元気をもらえそうです。ただし、運動不足になると不満が溜まるため、その点には気をつけてください。
物覚えがよく賢い
バーミーズは、さまざまな猫の中でも物覚えが良いと言われています。賢く、飼い主の言うことを聞いてくれるので、トレーニングしやすいのが嬉しいポイントです。行ってはいけない場所を教えたいときや、トイレトレーニングしたいときも、すんなり言うことを聞いてくれやすいと言われています。子猫の頃にきちんとトレーニングをすれば、成猫になっても覚えているでしょう。
逆に、トレーニングを行なっていないと飼い主の言うことを聞かなくなってしまうかもしれません。頭が良いからこそ「この人の言うことは聞かなくても大丈夫」と思ってしまう可能性もあります。猫は犬のようなしつけは必要ありませんが、生活する上で必要なトレーニングは行なっておくのがおすすめです。
賢いバーニーズは、飼い主が何を言っているのか察知して、場の空気を読む力に長けています。だからこそ、話しかけると返事をしてくれると言えます。バーミーズとなら、猫初心者でも楽しい時間を過ごすことができるはずです。こうしたバーニーズの性格を生かせるような飼い方をして、猫との暮らしを満喫してみてください。
バーミーズの飼い方
続いて、バーミーズの基本的な飼い方についてご紹介します。バーミーズに合わせた飼い方をすることで、快適に暮らしてもらうことができるのではないでしょうか。愛猫がいつまでも幸せでいられるように、飼い方を工夫して、環境を整えてください。
飼育環境
バーミーズを飼いたいと思ったら、飼育環境を整えることが大切になります。飼育環境はきちんと整っていないと、バーミーズがストレスを溜める原因になってしまうため、注意してください。バーミーズは活発で好奇心旺盛な性格です。誤って室内にあるものを誤飲をしてしまうことがあるのが、気をつけるべきポイントになります。
誤飲につながるような、細かなものは室内に放置しないことが大切です。おもちゃに関しても、誤飲をしないように十分な大きさのものを選ぶようにしてください。また、バーミーズが運動しやすい環境を整えることも重要です。
猫は、上下運動を好む動物です。平行移動だけだとストレスが溜まることがあるので、上下運動ができるようにします。おすすめはキャットタワーです。高さのあるキャットタワーは、バービーズが遊ぶのにぴったり。余裕がある場合は、キャットウォークなども設置すると楽しく過ごせます。ケージを設置する場合も、2〜3段式のものを選ぶのが基本です。
遊ぶ時間
バーミーズは、飼い主と遊ぶのが大好きな猫です。毎日、10分程度は一緒に遊ぶ時間を作ってください。猫は集中力が長く続かないので、一度に遊ぶ時間は10分程度で十分です。バーミーズの好奇心を引きつけるようなおもちゃを準備して、遊んでみましょう。
とても活発なので、猛ダッシュしたり、段差を駆け上がったりすることもよくあります。バーミーズを遊ぶときは、誤ってぶつかってしまわないように障害物を取り除くことも大切です。バーミーズがのびのびと遊べるように準備を整えてください。
飼い主と遊ぶ時間が足りないと、バーミーズにストレスが溜まってしまいます。甘えん坊な性格だからこそ、きちんとスキンシップをとることが飼い方のポイントです。1日10分で良いので、遊んであげるようにしてください。飼い主と一緒に遊べれば、バーミーズも大満足してくれるはずです。
健康管理
バーミーズは、運動量が多い猫です。成長期は体作りに必要な栄養をとれるように、高タンパク・高カロリーのフードを与えるようにしてください。タンパク質をしっかりと摂取し、筋肉質な体を作ることがバーミーズの健康管理では大切になります。成長期を過ぎて運動量が減り、肥満が気になるようになったら、カロリーは控えめにするのがおすすめです。
バーミーズはの被毛はシングルコートなので、ダブルコートの猫と比べるとブラッシングは楽です。しかし、全く被毛のお手入れをしていないと、絹のような肌触りが損なわれてしまいます。1日1回を目安に被毛のブラッシングを行なってください。抜け毛が少ないため、被毛のシャンプーは必要ありません。
ブラッシングは被毛を整えるだけでなくマッサージにもなるので、積極的に行うのがおすすめです。甘えん坊なバーミーズとスキンシップをとるという意味でも、ブラッシングは効果的になります。ブラッシングをしながら、バーミーズとの時間を楽しんでください。
バーミーズがかかりやすい病気
バーミーズの健康を維持するために大切になるのが、かかりやすい病気の把握です。どのような病気にかかりやすいのか把握しておけば、予防策を立てやすくなります。バーミーズがいつまでも元気でいられるように、病気について学んでいきましょう。
緑内障/流涙炎
バーミーズがかかりやすいと言われているのが、緑内障と流涙炎です。緑内障とは、網膜や視神経に異常が起こることで視力が低下する病気になります。緑内障になると眼圧が高くなるので、目が大きく見えたり、充血しやすくなるのが特徴です。壁にぶつかりやすくなることも多いので、気をつけて見てください。
緑内障の予防は困難と言われていますが、早期発見・治療ができれば改善を見込める病気です。定期的な健康診断で、目の健康を守りましょう。流涙炎は、何らかの原因で涙管が詰まり、涙が溢れてしまう病気です。目の周りに涙が付着することで涙やけの原因になります。
涙やけによって、目の周辺が赤茶色くなっていないか確認してください。強い刺激やアレルギーを避けるのが流涙炎の予防方法です。また、角膜炎などの目の病気が原因で流涙炎になることもあるため、根本的な病気の治療も欠かせません。
肝臓病
バーミーズは、肝臓病にもかかりやすいと言われています。肝臓に炎症が起きたり、脂肪の蓄積が重なると、肝臓病のリスクが高まると言われているため、気をつけてください。食欲がなく、嘔吐を繰り返すほか、白目や歯茎が黄色くなるので要チェックです。
普段から栄養バランスを考え、肥満を避けるのが肝臓病の予防方法になります。脂肪肝が肝臓病のリスクを高めるため、太らないように気をつけてください。また、十分な運動量を確保することも大切です。バーミーズがたくさん動けるように工夫しましょう。
腎臓病
猫は元々腎臓病になりやすいですが、特にバーミーズは腎臓病のリスクが高いと言われています。ウイルスの影響や、水分不足などが原因です。高齢になるほど腎臓病になりやすくなるため、気をつけてください。腎臓病になると、水を飲む量が増え、尿の量も増加します。尿の色が薄くなり、においが少なくなったら注意が必要です。
毛艶がなくなり、食欲も低下してくるので、普段からバーミーズの様子をよく観察してください。腎臓病を予防するには、普段からきちんと水分をとれる環境を整えることが大切です。また、塩分は腎臓に負担をかけるので人間の食べ物は与えないようにします。口内炎や歯周病も腎臓に影響を与えるため、デンタルケアも欠かせません。
猫伝染性腹膜炎
猫伝染性腹膜炎は、猫コロナウイルスに感染することでかかる病気です。嘔吐や発熱、てんかんといった症状が見られます。下痢を起こすことも多くなるため、普段から便の様子をチェックしておくことも大切なポイントです。
猫伝染性腹膜炎は、ワクチン接種をしてウイルス性の病気を防ぐことが効果的な予防策です。動物病院からワクチン接種のお知らせがきたら、必ず行うようにしてください。また、屋外でウイルスに感染して病気になる可能性もあるため、室内飼いにするのがおすすめです。
バーミーズにおすすめのおもちゃ
病気になりにくい健康的な体を作るためには、しっかりと運動させることも大切です。バーミーズにおすすめのおもちゃを集めました。バーミーズが夢中になって遊べるおもちゃばかり集めたので、ぜひ参考にしてみてください。たくさん遊んで、体を鍛えていきましょう。
くるくるタワーボール
くるくるタワーボールは、螺旋状になったタワーの中をボールが回っていくおもちゃです。猫がボールに触れることで不規則に動くので、とても楽しく遊べると評判を集めています。1匹で遊ぶのはもちろんのこと、複数の猫が同時に遊ぶこともできるため、多頭飼いの家庭にもおすすめです。好みに合わせてカスタマイズができるのも嬉しいポイントになります。
キャットトンネル
バーミーズの好奇心を刺激してくれるのが、キャットトンネルです。猫は、狭くて暗いところが大好きなので、部屋の中にキャットトンネルを置いておけば、中に入って遊んでくれます。キャットトンネルに穴が開いているので、そこから顔を出したり、飛び出したり、いろいろな遊び方ができるのも魅力です。キャットトンネルの中に、ほかのおもちゃを入れておくのも良いでしょう。
電動猫じゃらし
「遊んであげたいけど、遊ぶ時間がなかなかとれない」という場合は、電動猫じゃらしを活用してみてください。自動で動くタイプの猫じゃらしなので、遊ぶ時間がとれない場合も猫のストレス解消に役立てることができます。不規則な動きで、猫の好奇心を刺激してくれるのも特徴です。複数で遊ぶことが可能なので、多頭飼いの場合もみんなで猫じゃらしを追いかけられます。
バーミーズと楽しく生活しよう!
バーミーズは、運動が大好きで活発な猫です。飼う場合は、運動ができるように環境を整備していくことが大切なポイントになります。キャットタワーや、おもちゃなどバーミーズが楽しく過ごせるようなアイテムを揃えておいてください。バーミーズは甘えん坊なので、適度にスキンシップをとって距離を縮めていくことも、飼う上では重要です。
緑内障や肝臓病、腎臓病など、バーミーズがかかりやすい病気に注意をすることも大切になります。日頃からきちんと様子を観察し、何らかの異変が見られたらすぐに動物病院に相談することが病気を防ぐために欠かせないことです。バーミーズがいつまでも健やかに暮らせるように、飼い主が気をつけてあげましょう。
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