ドーベルマンは断耳する必要あるの?切る理由と現代の考え方に言及

ドーベルマンが子犬の頃に「断耳」を行う場合があります。ドーベルマンの断耳はなぜ行われるようになったのでしょうか。こちらでは断耳をする本来の理由や方法、リスクについてなどをまとめております。現代の考え方と一緒にチェックしていきましょう。

ドーベルマンは断耳する必要あるの?切る理由と現代の考え方に言及

目次

  1. ドーベルマンが断耳する理由を解説
  2. ドーベルマンが断耳する4つの理由
  3. ドーベルマンの断耳方法
  4. ドーベルマンの断耳に関する考え方
  5. 知っておきたい!断耳のリスク
  6. 断耳を行う場合はよく検討を!

ドーベルマンが断耳する理由を解説

ドーベルマンといえばピンッとした立ち耳のイメージが強いですが、実は断耳によって立ち耳が作られていることをご存知ですか?本記事では、ドーベルマンの断耳についての本来の理由や現代の考え方などをまとめました。ドーベルマンをこれから飼おうと思っている方はもちろんのこと、犬について理解を深めたい方にとっても「断耳」という言葉はとても大切なキーワードになります。

断耳は昔から行われてきましたが、現代では断耳に対して否定的な意見を持った人もたくさんいるようです。断耳の本来の意味やドーベルマンを取り巻く現状について学んでいきましょう。

ドーベルマンは本来「垂れ耳」

ドーベルマンは本来、垂れ耳・長い尻尾を持った犬です。子犬を見てみると、垂れ耳で長い尻尾を持つ犬であることがわかります。しかし、成犬になったドーベルマンのほとんどは立ち耳・短い尻尾になっているので「おかしい」と感じた方も多いのではないでしょうか。

ドーベルマンの立ち耳や短い尻尾は、一部分を切ることによって作られており、多くのドーベルマンが切除を経験しています。さまざまな理由により断耳・断尾が行われており、その意味について知っておくこともドーベルマンを飼う上で大切です。

断耳への考え方もチェック

ドーベルマンの断耳・断尾については、さまざまな意見があるようです。現代ではどのような考えを持たれているのかチェックしておくと、ドーベルマンへの理解を深めることができます。いろいろな意見を知った上でドーベルマンの断耳について考えていきましょう。

ドーベルマンが断耳する4つの理由

断耳をする理由は4つあり、ドーベルマンが誕生してから現在に至るまでの歴史が、大きく関わっています。断耳について理解することで、ドーベルマンの耳を切るか切らないか検討する材料にもなりますよね。なぜドーベルマンは断耳をするようになったのか、歴史も踏まえながら学んできましょう。

軍用犬としての弱点をなくすため

ドーベルマンは1890年頃、ドイツに住むカール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマン氏の手によって誕生しました。税金を徴収する仕事についていたドーベルマン氏は、強盗から身を守るため、筋肉質で番犬向きなドーベルマンを生み出すことに成功。

その後、ドーベルマンは警察犬や軍用犬として重宝されるようになります。垂れ耳は過酷な場所では不利なこともあるため、立ち耳にするための手術が行われるようになりました。このように「軍用犬としての弱点をなくすため」が断耳の本来の理由の一つです。

蒸れを防ぎ病気を予防するため

垂れ耳の犬は、内部が蒸れて外耳炎という病気にかかりやすいのが特徴です。ドーベルマンに関しても同様に、垂れ耳の状態が続くことで病気のリスクが高まります。耳を切るようになった理由の一つが病気のリスクを避けるためです。立ち耳は通気性が良く、断耳によってドーベルマンは外耳炎にかかりにくくなったとされています。

聴覚機能を向上させるため

垂れ耳よりも立ち耳の犬の方が聴覚に優れていると言われています。より鋭い聴覚を備えるため、ドーベルマンは断耳されるようになったという説も。警察犬や軍用犬として活躍するドーベルマンにとって、鋭い聴覚は欠かすことができない能力です。断耳を行うことで警察犬・軍用犬としてさらに高い能力を発揮できるようになりました。

また、長い尻尾が傷つかないように断尾も行われています。このようにドーベルマンは軍用犬・警察犬としての弱点をなくすように人間の手を加えられてきた歴史があり、それが現在においても受け継がれてきました。

犬種標準に合わせるため

純血種には犬種標準というものが定められており、繁殖の際の指針になっています。犬種標準は本来の犬のあるべき姿を定めたもので、それに合わない犬は価値が下がることも。ドーベルマンの場合、断耳した直立の耳と断尾された短い尻尾が犬種標準です。この標準に合わせるため現在でもドーベルマンの断耳と断尾が行われています。

ちなみに、ドーベルマン以外にも犬種標準に合わせて断耳・断尾をしている犬種がいることをご存知ですか?コーギーやボクサー、シュナウザー、グレートデンなどが代表的な犬種として挙げられます。生まれたままの姿だと思っていても、実は断耳・断尾されている犬は多くいるのです。

ドーベルマンの断耳方法

断耳は、基本的に獣医師が行います。獣医師の資格がない者が断耳を行うのは感染症などさまざまなリスクを高めるため絶対に行わないようにしましょう。動物病院において、どのような方法で断耳が行われているのかご紹介します。断耳についての理解を深めてみてください。

断耳を行うのは子犬時期

断耳はドーベルマンが生後2~3カ月くらいの子犬の時期に行います。理由としては、子犬の時期に断耳を行うことにより痛みが少なく、軟骨が軟らかいので立ち耳が定着しやすいからです。小さな体にメスを入れるのはかわいそうだと感じる人もいるため、断耳をするか否か飼い主さんがしっかりと考える必要があります。

全身麻酔をして耳の一部を切る

断耳の手術は全身麻酔をかけて耳の一部を切る形で行われます。麻酔がかけられているので子犬が痛みを感じることなく、その日のうちに退院することが可能です。断耳を行うことができる獣医師は少ないので、きちんとした技術を持った動物病院を選ぶことが大切になります。

イヤーパッドで固定をする

断耳を行ったらイヤーパッドで立ち耳になるように固定。2ヶ月程度イヤーパッドを装着した後に、ドーベルマン特有の立ち耳ができあがります。その間に定期検査を行い病気にかかっていないかアフターケアを行うのが一般的です。また、イヤーパッドは定期的に取り替える必要があります。

費用の相場は5~10万円

ドーベルマンの断耳にかかる費用は5〜10万円程度です。ただし、動物病院によっては断耳をしない(できない)場合もあるので、事前に確認をしてください。断耳を行っている動物病院は少なく、探すのに手間がかかる場合が多いです。通院するための交通費なども考えると多額の費用がかかると考えた方が良いでしょう。

ドーベルマンの断耳に関する考え方

本来は垂れ耳であるドーベルマンの耳を切る行為に関しては、さまざまな意見が出ています。軍用犬として使われていたときは何の疑問もなく行われていた断耳ですが、ドーベルマンを家庭で飼うことも多くなった現代では、考え方も変わってきているようです。ドーベルマンの断耳についての意見をチェックしていきましょう。

反対派も多い

断耳を行うことに対して、動物愛護の観点から多くの反対意見が出ています。断耳をする理由が「病気やケガを予防するため」だったり「猟犬や警察犬などの働く犬になるため」であったりする場合は理解されやすいのですが、見た目を気にして断耳をするのは反対だと考える人が多いです。切る必要のない耳を切るのは、動物虐待に当たるのではないかという意見もあります。

ドイツでは断耳が禁止されている

現在、ドーベルマンの原産国・ドイツでは断耳が禁止されています。動物愛護の考え方が広まり「ドーベルマンの断耳はするべきではない」という考えが主流になってきたからです。日本の場合は断耳を禁止されてはいませんが、敢えて行わないドーベルマンのオーナーも増えています。ドーベルマンを飼うときは断耳についてよく考えてみてください。

知っておきたい!断耳のリスク

ドーベルマンの断耳を行うのには、さまざまなリスクがあります。どのようなリスクがあるのか把握しておくことも断耳をするか否かの判断材料になるのではないでしょうか。ドーベルマンを危険にさらさないためにも、断耳のリスクについて学んでみてください。

細菌感染の可能性がある

断耳には細菌感染のリスクがあると言われています。きちんとアフターケアを行っていれば心配はいらないのですが、免疫力が落ちると傷口から細菌に感染しやすくなるため注意が必要です。子犬の場合、細菌に感染すると重症化することもあります。命の危険に至ることもあるので感染には十分に気をつけていきましょう。

断耳後は行動が制限される

断耳後、立ち耳が定着するまでの2ヶ月はドーベルマンの行動が制限されます。動きまわる子犬の時期に行動が制限されるため、ストレスが溜まる可能性も考えられるでしょう。定期的にイヤーパッドを交換し、傷口から細菌感染して病気になることの無いように気を遣う必要もあります。こうしたことがドーベルマンと飼い主の両方に対して負担をかけることも考慮に入れてみてください。

断耳を行う場合はよく検討を!

ドーベルマンの断耳を行うかは、飼い主の判断に委ねられます。病気のリスクや動物愛護に関する意見など、さまざまなことを考慮に入れた上で判断することが大切です。よく検討をした上で決めていきましょう。

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